続自由時間のクラシック(410) 日本人名指揮者(5)加古隆を聴く

 今日の続自由時間のクラシックは作曲家、指揮者、ピアニストの「加古隆」のアルバムを選んでいくつか聴いてみることにします。ジャンルは、クラシックでないのではかといぶかる人がおられるかも知れませんが、彼の名曲はこのシリーズで、是非、採りあげたいと思っていました。

 彼も関西出身で日本を代表する、作曲家、指揮者でないでしょうか、TV放送や映画音楽のテーマ曲で有名ですが、中身は管弦楽曲です。解説によると、彼の作品の一つ「「ポエジー」に対して、シンプルなメロディーの大切さを再認識し、音を丹念に選んでいく訓練を長く受けてきた自分にとっての「作曲」という作業に、新たな音楽の世界:自分らしさ、を発見する。「作曲」という概念を自身の音楽に積極的に取り入れるようになった加古の音楽は、この作品を機に、大きくその容貌を変化させる。まさに、作曲家・ピアニストとして自覚する契機となったのが「ポエジー」であった。」とあります。

 又、「ジャズからは意識的に距離を置き、聴くこともやめ、現代音楽の作曲家を志す。1969年、芸大大学院へ進学。在学中の翌1970年には、自身の作品が毎日音楽コンクール作曲部門・管弦楽曲第2位を受賞するほか、翌年には「オーケストラの為の《構成》」が若杉弘指揮、東京フィルハーモニー交響楽団により初演される。」とクラシックからの始まりだとそうです。

 とにかく多才な人で、パリ留学時代にはメシアンは折に触れて、「加古君、あなたが日本人であることは、とてつもない財産なのです」と語っていた。そしてこの言葉が、西欧風の曲を主に書いていた加古に、自分の生まれ育った国である日本に目を向けさせるきっかけとなった。」ともいわれています。以上、加古隆の「人となり」はウキペデアやWebで詳細に紹介されていますので、参照ください。

 手許には6枚ほどありました、Youtubeで検索した結果、随分、公開されており、名曲を数多く、愉しむ事ができそうです。今日は「熊野古道」を聴きながらブログをまとめましたので、「風のワルツ (Wind waltz)」、「クァルテット QUARTET」と「 Scene 映像音楽作品集 1992-2001」を聴いてみることにします。

今日はフリーソフト「MusicBee」の使用例を参考までにお示ししておきます。HDDに格納した、CD情報をItunes感覚で取りだ出せる、優れたソフトで、筆者は長年使用しています。是非、お試しください。尚、筆者はもう一つ、アルバムの圧縮率を変更できるフリーソフト(FlacからMP3)AIMPも利用しています。


今日のお勧め曲

公開日                        2021・6・02

作曲家名                           加古隆

読み                              カ行

音源                            Youtube

出生地:                           豊中市

死亡:                            ー

分類                    日本人・作曲家・指揮者・ピアニスト

主な代表作ウキペデアより

ディスコグラフィ

Emergency名義, Homage to Peace(1973年) - ヨーロッパデビューアルバム

パリ日本館コンサート - Jazz A Maison De Japon, Paris(1974年)-

      高木元輝との双頭コンボ、日本デビューアルバム

パッサージュ - Passage(1976年)

マイクロワールド - Micro World (1976年)

巴里の日 - Paris Days(1977年)

Night Music(1977年)

海の伝説 -私(1977年)

ミラージュ(1977年)- 沖至とのコラボレーション作品

TOK-LIVE(1978年)

TOK・ダイレクトマスター(1978年)

エル・アル(1978年)- 宮間利之とニューハードの共演作であり、且つ、坂田明、

     富樫雅彦と共に客演した作品である。

パラドックス(1979年)

ヴァレンシア(1980年) - 富樫雅彦とのデュオ

L'Aube-夜明け(1983年)

トワイライト・モノローグ(1984年)

ソロ・コンサート(1985年)

ポエジー(1986年)

ウキペデア他より 加古 隆(かこ たかし、1947年1月31日 - )は、日本の作曲家、ピアニスト。大阪府豊中市出身。東京藝術大学作曲科卒、同大学大学院修了。パリ国立高等音楽院卒。パリに留学して1年が経った頃、学友の家で、今まで知らなかったフリー・ジャズのレコードを聴く。現代音楽とフリー・ジャズの間に、何かしらの共通性を見出した加古は、これなら自分にもできると思った。そして、ある偶然のきっかけで、学校には籍を残したまま、1973年、即興ピアニストとしてプロ・デビューを果たす。このことが以後、現代音楽分野における作曲活動と、ジャズにおける即興演奏活動の共存を生み出し、加古にとって、より広い意味での現代音楽の追求へとつながった。

・手許CD(6) 熊野古道、パリ、パリは燃えているか他 MusicBee参照ください。

Youutbe検索結果より

・加古隆 (Takashi Kako) - Scene 映像音楽作品集 1992-2001 ★★

・加古隆(Takashi Kako) - パリは燃えているか -集成- ★

・加古隆 (Takashi Kako) - 風のワルツ (Wind waltz) ★★

・加古隆 (Takashi Kako) - クァルテット QUARTET ★★

・加古隆 (Takashi Kako) - QUARTET 2

・映像の世紀 OST 完全版 

・加古隆(Takashi Kako) - 白い巨塔 - OST 

・加古隆(Takashi Kako) - PIANO 

・加古隆 TAKASHI KAKO Piano-Solo/ PLAYS PAUL CRAY パウル・クレーを奏く 1988.2.13

・加古隆クァルテット『黄昏のワルツ [Takashi Kako Quartet /  ★★

      Waltz In The Evening Glow]』

・【吹奏楽/アレンジ】コンサート・バンドのための「熊野古道~神々の道」

      (加古隆/宇田川不二夫)

・加古隆 (Takashi Kako) - 大河の一滴 OST     

     ・他多数、追加検索ください。

公式HP https://takashikako.com/


「MusicBee」です、加古作品は熊野古道を含め6点手許にあるようです。
最近はジャケットも自動的に表示されます。インターネットラジオ局も選局できます。
安心して使えるお勧めのフリーソフトです。(必ず、音楽ファイ九はコピーで移す

風のワルツ (Wind waltz)」です。お勧めのアルバムです。

クァルテット QUARTETです。ピアノ演奏は加古隆
こちらもいかがでしょうか その②もお聴きになれます。

Scene 映像音楽作品集 1992-2001」です。
ジャンルは異なりますが、お勧めの映画音楽特集です。


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