続自由時間のクラシック(425) 日本人鍵盤楽器奏者(15)中野振一郎を聴く

 今日の続自由時間のクラシックは日本を代表するチェンバロ奏者として、確固たる地位を築いている、「中野振一郎」のアルバムから幾つか選んで聴いてみることにします。関西出身の方で、関東の大学の古楽器コースを選ぶことは当時(1980年代頃)でも、珍しい事ではないでしょうか。

 最近は、古楽器も、現代楽器と同じように演奏される機会が増え、珍しくないですが、現代ピアノとせずに、チェンバロ奏者として、進まれたのは勇断でしょう。JSバッハの曲はむしろ、現代ピアノで弾くこと自体、珍しいはずでしたが、「グールド」の演奏から、普通に弾かれる時代となっています。

 昔のチェンバロは美術品の扱いをされ、演奏者が所有者のもとに通って、演奏した時代もあったようです。最近は優秀なレプリカが創られ、大きなホールや、個人でも保有するようになったようです。 クラヴィーアと呼ばれる鍵盤楽器はチェンバロが本流でしたが、ピアノが優位に立ったのは18世紀後半ぐらいからといわれています。構造などの詳細は指南書*が詳しいので、是非、一読ください。

 さて、今日の中野振一郎について「人となり」を調べると、「1991年 フランス「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」のクープラン・サイクルに出演。欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。1992年「バークレー古楽フェスティバル」へ最年少の独奏家として招かれる。その後も、イギリス(ウィグモアホール、BBCジャパンシーズン)、ドイツ(ライプツィヒ・バッハ・フェスティバル)、チェコ等、欧州での招聘演奏旅行を続ける。「例外のチェンバリスト!」「耳の御馳走」等、各地で好評を博す。」と有ります。

 又、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の演奏には今でも定評があり、「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」といわれています。手許のアルバム11枚の内、JSバッハが4枚もあり、今日は評判の「ゴルトベルク変奏曲」を聞きながらブログをまとめました。

 Youtubeでの検索結果を下に記します、数少ないですが、幾つかJSバッハの曲も聴けそうです。素晴らしい演奏家ですので、是非、追加して検索の上、CD購入か図書館で探して、お愉しみください。今日は下のリストから「 中野振一郎 チェンバロ・リサイタル」、「前奏曲とフーガ イ短調 BWV894」と「パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825」を選んで聴いてみることにします。

  *指南書 200CDシリーズ「ピアノとピアニスト」、「ピアノの秘密」、「古楽への招待」 立風書房

今日のお勧め曲

公開日                        2021・6・24

演奏家名                          中野振一郎

読み                                                                                        ナ行

音源                                                                            Youtube

出生地:                           京都府

死亡:                            ー

分類                          チェンバロ奏者

主な受賞歴とアルバム ウキペデア他より抜粋

1)主な受賞歴

・1991年度 - 大阪文化祭賞・金賞、大阪市・咲くやこの花賞

・1992年度 - 村松賞、関西芸術大賞・シルバー賞

・1994-6年度 - 大阪文化祭賞・本賞

・1996年度 - 文化庁芸術祭音楽部門・新人賞

・2000年度 - レコードアカデミー賞 (録音部門・『ゴルトベルク変奏曲』)

・2003年度 - 第22回京都府文化賞

・2004年度 - 兵庫県芸術奨励賞

・2004年度 - 文化庁芸術祭・大賞

・2009年度 - レコードアカデミー賞 (音楽史部門・『パーセル作品集』)

2)ディスコグラフィー

・イージー・ウィナーズ〜スコット・ジョプリン・オン・チェンバロ

・優しい恋わずらい〜ヴェルサイユの音楽

・バッハ家の音楽帖

・ウイーンへの夢〜オペレッタ・オン・チェンバロ

・中野振一郎 / 疾風怒濤

・J.S.バッハ・アルバム(レコード芸術:特選盤)

・スペイン・ポルトガルのチェンバロ音楽(レコード芸術:特選盤) 

・ウィーン気質

・J.S.バッハアルバム2(レコード芸術:特選盤)

・F.クープラン&フォルクレ

・バロック誕生

・ゴルトベルク変奏曲(レコード芸術:特選盤 / レコードアカデミー賞録音賞)

・J.Sバッハ / チェンバロ協奏曲集

・煙が目にしみる

・他多数

ウキペデア他より 中野 振一郎(なかの しんいちろう、1964年 - )は、日本のチェンバロ奏者。京都府出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)卒業。1990年10ー11月の4回連続の独奏会「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」により大阪文化祭金賞等を受賞。翌年7月、フランス「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」のクープラン・サイクル(9人のチェンバリストによる)に、ケネス・ギルバートやボブ・ファン・アスペレンらと出演。1992年6月、「バークレー古楽フェスティバル」に出演。1993年、ロンドン・ウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルを開く。

手許CD(11) JSバッハアルバム他 詳細は下表

Youtube検索結果より

「デジタル・サラマンカホール 100人de名演 ~第6回 中野振一郎 チェンバロ・リサイタル」★★

2018年5月4日放送 ゲスト:中野振一郎さん(チェンバロ奏者)

バッハ:イタリア風アリアと変奏 イ短調 BWV989 中野 振一郎 1997 

バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV894 中野 振一郎 1997 

バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825 中野 振一郎 1997 

Deuxieme recreation de musique d'une execution facile, Op. 8: I. Ouverture 

Masahito Tanaka, Shin-ichiro Nakano, Ken-ichi Kamizuka - 

     Sonata No. 1 in F Major: I. Allegro risolut 

J.-Ph.ラモー:鳥たちのさえずり_中野振一郎(チェンバロ)2012

ラグタイム・ダンス  ベシーナ  中野振一郎(cembalo)

チェンバロ公開レクチャー中野振一郎先生1

チェンバロ公開レクチャー中野振一郎先生2、3、4

20201121福永吉宏リサイタル(後半)最新 0

<チェンバロの日!2015>特別講座・後編

公式ブログ https://nakano-shinichiro.com/


「中野振一郎の手許リスト」です。11点もあるようです。
手許にありながら、これまで1度も聴いた事がなく、始めて聴きました。

中野振一郎 チェンバロ・リサイタル」です。
比較的長い演奏が聴けます。

前奏曲とフーガ イ短調 BWV894」です。JSバッハの曲が幾つか聴けるようです

パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825」です。
追加検索してお愉しみください。伴奏アルバムもお勧めです。


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