名作をYoutubeで聴く(6)坂口 安吾&中島 敦を聴く
今日の名作をYoutubeで聴くは「坂口 安吾」と「中島 敦」の作品からいくつか、選んで、名作を聴いてみることにします。二人は、両極端の作家でしょうか、先ず、ブログを書きながら、坂口 安吾の「白痴」を聴いてみました。次に中島 敦の「李陵」の計2作品を聴き終えました。中島 敦のほうは国語の教科書に載る、端正な作品でしょうか。おそらく、孫子の代まで、何時の時代でも、語り継がれる作品でしょう。
「坂口 安吾」の作品は終戦直後の当時はどういう風に受けとめられたのでしょうか。戦時中独得の社会風刺をした作品で、はじめて、聞き入りました。解説では「小説家としての観点からはけっして「器用な」小説家とはいえないがその作風には独特の不思議な魅力があり、狂気じみた爆発的性格と風が吹き通っている「がらんどう」のような風格の稀有な作家だといわれている」とあります。いいえています。
もう一人の「中島 敦」については正統派の文学作品がおおい人で夭折の作家といわれています。解説では、「一切無駄のない、整えられた美しい文体が特徴の中島敦」そして、「人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、不屈の行動人・蘇武、三者三様の苦難と運命を描く「李陵」など、三十三歳の若さでなくなるまで、わずか二編の中編と十数編の短編しか残さなかった著者の、短かった生を凝縮させたような緊張感がみなぎる」名作といわれています。
このブログを書き始めて、これまで、読んだことのない、本をはじめて、数多く、耳にしています。まだ、ほんの10人ほどですが、毎日の愉しみが増えました。ブログのスタイルもなんとなく、固まってきて、リタイヤする前に、せっせと、時間をかけて、集めた、CDが活躍してくれ始めています。このシリーズは、しばらく、200回位は続けられそうです。今日は坂口 安吾から「白痴」と「桜の森の満開の下」を中島 敦からは「牛人」と「名人伝」を読む事にします。
今日のお勧め朗読作品
①坂口 安吾の朗読作品
公開日 2021/5/16
作家名 坂口 安吾
読み サ行
音源 Youtube
出生地: 新潟県 新潟市
死亡: 1955年2月
分類 近代名作
主な代表作(ウキペデアより)
・『風博士』(1931年)
・『日本文化私観』(1942年)
・『堕落論』(1946年)
・『白痴』(1946年)
・『桜の森の満開の下』(1947年)
・『二流の人』(1948年)
・『不連続殺人事件』(1947年)
・『夜長姫と耳男』 (1952年)
・他多数
ウキペデア 坂口 安吾は、日本の小説家、評論家、随筆家。本名は坂口 炳五。昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する作家の一人である。新潟県新潟市出身。東洋大学印度哲学倫理学科卒業。アテネ・フランセでフランス語習得。、終戦直後に発表した『堕落論』『白痴』により時代の寵児となり、太宰治、織田作之助、石川淳らと共に、無頼派・新戯作派と呼ばれ地歩を築いた。歴史小説や推理小説、文芸、時代風俗から古代まで広範な歴史における題材を扱った随筆や、フランス文学の翻訳出版、囲碁、将棋におけるタイトル戦の観戦記など、多彩な活動をした、一方で気まぐれに途中で放棄された未完、未発表の作品も多い。
手許CD(5) 白痴、堕落論、続堕落論、織田信長、行雲流水
Youtubeで検索した朗読作品
・【朗読】坂口安吾『堕落論』
・【朗読】坂口安吾『桜の森の満開の下』
・坂口安吾『不良少年とキリスト』【Audibleでも配信中】
・【朗読】坂口安吾『悪妻論』
・朗読 坂口安吾『紫大納言』
・坂口安吾「アンゴウ」朗読カフェ萩柚月朗読 青空文庫名作文学の朗読
・坂口安吾「桜の森の満開の下」朗読カフェ萩柚月朗読 青空文庫名作文学の朗読
・【朗読】 坂口安吾『白痴』
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「坂口安吾『白痴』」です。独特の味を持つ、作品です。 |
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「桜の森の満開の下」です。不思議な長編作品もあるようです。 |
②中島敦の朗読作品
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