名作をYoutubeで聴く(8)井伏 鱒二&伊藤左千夫を聴く
今日の名作をYoutubeで聴くは「井伏 鱒二」と「伊藤左千夫」の異色の作家2人を採り上げて、いくつか聴いてみたいとおもいます。「井伏 鱒二」といえば「山椒魚」と「黒い雨」が有名ですが、非常に数多くの作品を残した人です。90歳過ぎるまで、就筆されていたのでしょうか。ウキペデアで「人となり」を検索すると、まるで、小説のような、人生をおくられている人のようです。「井伏 鱒二」が3回生で大学を辞めた理由が教授の男色趣味が所以ともあり、作品「黒い雨」が盗作とのうわさなどと有ります。数々受賞暦にやっかみがあるのでしょうか。
もう一人の「伊藤左千夫」は作品としては唯一「野菊の墓」を知っているだけです。こちらもユニークな方で、「牛舎を経営」をされていたとある。本当だろうか。二人とも共通して、地方出身の方のようです。同じなのは、支える仲間の同人誌のメンバから秀逸と評価されていたとあります。「伊藤左千夫」の解説を読むと「身分や出自によらず誰もが自由に詠める世となることで新しい短歌が生まれるという、子規の精神を込めた一首が代表作となった。」とある。
2人の作品を読むにつけ、青空文庫を調べてみました。やはり、「井伏 鱒二」の方は青空文庫には公開されておりません、おそらく、Youtubeで、多くの名作を読むことは無理のようです。手許のCDか書籍で、不足分はいくつか、視聴することにします。 一方「伊藤左千夫」については著作権がきれているので、42件も公開されています。代表作の「野菊の墓」も読むことが可能です。
今日は2人の「人となり」をウキペデアで読みながら、Youtubeで聴くことのできる作品をいくつか検索してみました。結果は下のとおりです。「井伏 鱒二」が6点、「伊藤左千夫」が6点みつかりました。
今日はこの中から、いくつか選ぶことになります。それでも今日も充分愉しめるアルバムがそろいます。「井伏 鱒二」は「山椒魚」と「へんろう宿」、「伊藤 左千夫」は短編の「隣の嫁」と「河口湖」の計4点を聴いてみることにします。二人とも、長編の代表作品もYoutubeで、是非、時間が許せば、お試しください。
今日のお勧め朗読作品
①井伏鱒二の朗読作品
公開日 2021/5/23
作家名 井伏 鱒二
読み ア行
音源 Youtube
出生地: 福山市賀茂郡
死亡: 1993年7月
分類 近代名作
主な代表作 ウキペデアより
・ 『山椒魚』(1929年)
・ 『屋根の上のサワン』(1929年)
・ 『ジョン万次郎漂流記』(1937年)
・ 『さざなみ軍記』(1938年)
・ 『多甚古村』(1939年)
・ 『本日休診』(1950年)
・ 『珍品堂主人』(1959年)
・ 『黒い雨』(1966年)
・ 他多数
ウキペデア 井伏 鱒二(いぶせ ますじ、1898年(明治31年)2月15日 - 1993年(平成5年)7月10日)は、日本の小説家。本名は井伏 滿壽二(いぶし ますじ)。広島県安那郡加茂村(現・福山市)生まれ。筆名は釣り好きだったことによる。文化勲章受章。
手許CD(6) 山椒魚、屋根の上のサワン、鯉、乗り合い自動車、石地蔵、蛙
Youtubeで検索した朗読作品
・ 朗読#25 井伏鱒二『山椒魚』 ★
・ 【朗読】 井伏鱒二 「夜更けと梅の花」
・ 井伏鱒二の『遥拝隊長』読書会(2015 5 16)
・ 井伏鱒二『黒い雨』読書会(2018 8 10)★
・ 【朗読】 井伏鱒二 「へんろう宿」
・ 奈良岡朋子の戦争体験と朗読「黒い雨」20140815 ★
・ 【朗読】 井伏鱒二 「おふくろ」
・ 追加検索ください。
「井伏鱒二『山椒魚』」です。長編「黒い雨」も投稿されています。 |
「井伏鱒二 「へんろう宿」」です。初めて聴くことになります。 |
②伊藤左千夫の朗読作品
「伊藤左千夫「隣の嫁」」です。このシリーズはお勧めです。 |
「「河口湖」 伊藤左千夫」です。 名作の「野菊の墓」もお聞きになれます。 |
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