週末のジャズ(第159回) 上原ひろみ&日本人のジャズプレーヤー中間集約

 今週のジャズはピアノの「上原ひろみ」を選んでみました。24歳でアメリカでデビューした実力の持ち主です。拠点を本場、アメリカに置き、今、一番活躍している、日本のジャズプレイヤーでしょう。次々と繰り出す、そのスピード感に圧倒されます。じっくり聴いてみて、そのテクニックに驚かされる人と思います。
 未だ39歳とのこと、これからもいいアルバムが出てくることを期待したい、日本の逸材です。手許は7枚揃っていました。この人のアルバムはYoutubeでもフルアルバムが聴くことが出来ます。日米のレコード会社のポリシーの違いがあるのでしょうか、日本の場合はすぐ削除されます。
 是非、いくつか試されることをお勧めします。今回はこれまで、ご紹介した、日本人のジャズプレイヤーを集約してみました。手許のデータではあと、20人程の有名なプレイヤーが残っています。

今週のジャズ
日時 2018・6・29
ジャンル ジャズ
音源
演奏者 上原ウエハラひろみ
生年 1979
楽器分類 ピアノ

Myベストアルバム★ spiral ★
主なアルバム名と推薦本 Another Mind
Beyond Standard [Bonus Track]
Brain
Move Feat. Anthony Jackson & Simon Phillips
Spark Feat. Anthony Jackson & Simon Philipps
Spiral
Voice Feat. Anthony Jackson & Simon Philipps
Hiromi Jazz in Marciac 2010
Hiromi's Sonicbloom - Time Control (Full Album)
Hiromi The Trio Project - Estival Jazz Lugano 2011
Stanley Clarke Band feat. Hiromi - Heineken Jazzaldia 2010
Hiromi : The Trio Project - Dancando No Paraiso [Live In Marciac 2012]
Hiromi: The Trio Project - 48° Heineken Jazzaldia
コメント・ウイキペデア
静岡県生まれでアメリカ合衆国在住のジャズピアニスト。日本国外ではHiromiという名前で通している。バークリー音楽大学ジャズ作曲科とCWP(Contemporary Writing & Production)科を首席で卒業。小学校時代、校内の音楽会で発表するため、人気アニメの主題曲「おどるポンポコリン」を独自に編曲。楽器パートの譜面作りもすべて一人で行い、周囲を驚かせた。
生年月日: 1979年3月26日 (年齢 39歳)
推薦図書 ジャズを事典ジテン
ジャズライフ 雑誌ザッシ
ジャズとびっきりシン定番テイバン 500・500
「つたや」で最新版を何枚か追加しました。
②日本人のジャズプレーヤー
これまで、お勧めした、日本人のプレーヤーを整理してみました。基本的には手許に2枚以上のアルバムがある演奏家に限定しています、まだまだ、大物が残っているようです。紙面の関係で、アルバムの詳細はお示しできませんが、各、公開日を参照して、日本人のジャズも、是非お愉しみください。

  公開日 生年 演奏者 楽器  手許枚数
1 2017・2・11 1929 秋吉敏子 ピアノ 12
2 2017・3・25 1940 菊地雅章 ピアノ 7
3 2018・4・6 1953 渡辺香津美 ギター 13
4 2018・3・17 1954 伊藤たけし アルトサックス 6
5 2018・1・5 1955 ケイコ・リー ヴォーカル 6
6 2018・6・02 1959 国府弘子 ピアノ 17
7 2017・9・22 1960 木住野佳子 ピアノ 7
8 2018・2・16 1965 鈴木重子 ヴォーカル 10
9 2017・8・10 1967 大西順子 ピアノ 9
10 2018・6・30 1979 上原ウエハラひろみ ピアノ 7
11 2018・5・12 1986 矢野沙織 アルトサックス 4

「山中千尋」のアルバムを探しに「つたや」に行きましたが、書架から、削除されており、ジャズの貸し出しコーナーから多くのアルバムがなくなってきています。ジャズやクラシックのコーナが大幅に減り、Popやロック中心に変化しています。困ったことに、ジャズやクラシックの音源が街から消えつつあるようです。一方、ブックオフでは、時々、安い名アルバムが出てきます。どうも、中古ショップに移管されていく様ようです。上述の演奏家もライヴ以外では見聞き出来ないで、忘れ去られる時代でしょうか?見聞きするスタイルは変化しているのは事実ですが、益々、音源が入手困難になる時代でしょう




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