京都撮り歩き(111)京都市郊外八幡市の岩清水八幡宮を巡る

  今日の京都撮り歩きは京都八幡市の岩清水八幡宮をご案内します。ここ八幡は京都の三つの河(木津川、宇治川、桂川)が合流し、淀川となる地点で、昔から、交通と軍事の要衝の地でした。岩清水の由来は男山中腹に霊泉「岩清水」が湧いたことからといわれています。

 秀吉と光秀の天王山の戦いは、淀川対岸で行われています。蛤御門の変の時には、長州藩が陣を構えたそうです。また、京都の裏鬼門「南西の方角」に位置するため、有名な延暦寺「北東の方角」とともに、昔から、皇室より、高い崇拝を受け、歴代、天皇、上皇の行幸が頻繁にお粉われた由緒ある神社です。武家の源氏もここ岩清水八幡宮を祖神とし、全国に八幡宮を勧請しました。

 男山山上の社殿は徳川家光が寄進したもので、現在、八幡造りの社殿は国宝に指定されています。広大な神域と静寂さに驚きます。アクセスは京都駅から、近鉄で丹波橋駅で京阪電車に乗り換え八幡市駅が便利です。宇治の平等院、宇治上神社を見た後、中書島から、2駅数分で、八幡市駅へ行くことができます。

 長い歴史を刻む、社殿をご覧になることをお勧めします。見所は本殿、外殿、舞殿、楼門ですが、時間が許せば、昇殿して、安寧祈願をおすすめします。登山に自信の有る方は、ケーブルを使わずに、表参道を徒歩で本殿まで、歩かれる方もおられます。本殿の裏側に多くの末社があります。信長寄進の黄金の樋もあるようですが、気がつきませんでした。ここの竹林で採れた、竹で、エジソンがフイラメントを作ったとのことで、碑が残っています。もし、時間が許せば、足を延ばして、有名な」松花堂庭園でお抹茶でもいかがでしょうか。

「岩清水八幡宮全景」です。写真上が京阪八幡市駅で直線上に
「ケーブルカー」が山上まであります

1-3鳥居を通り、徒歩での表参道のルートも有ります。
筆者は往復ケーブルカーを利用しました。


今日の寺社データ



三の鳥居を過ぎ、参道の端の「南総門」です。
ここからが神域となります。

「国宝本殿」正面です。詳細はスライドをご覧ください。



本殿右側に、ご祈祷入り口があります。時間が許せばいかがでしょうか

長い回廊が本殿を巡っています。末社他は詳細はスライドをご覧ください。



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