続自由時間のクラシック〔652〕現代の名トランペット奏者のSergei Nakariakovを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはロシア出身でフランスに移住した、トランペットの名手「Sergei Nakariakov」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。ウキペデアで調べると、クラシックのトランペット奏者は世界中で30人ぐらいの方が活躍されており、既に、本ブログでは、巨匠の「モーリス・アンドレ」はご紹介していますので、このシリーズでは主な4-5人のトランペット奏者を予定しています。今日は若手1番のりで「Sergei Nakariakov」を聴くことになります。

 若い頃に登場したときは、「トランペットの貴公子」といわれ、日本の女性の「追っかけファン」が現れる、人気のトランペット奏者でした。年齢的にも45歳になった彼の演奏は益々、磨きをかけ、人気は落ちることがない演奏家です。

 指南書のレコ芸500(2017)ではトランペット曲は1曲だけが推されていました。手許も古いアルバムが6点と寂しいので、他の指南書を参考に、トランペットの名曲を整理した結果が下に示す通りとなりました。トランペットのための曲は少なく、どうしても、他の曲をトランペットにアレンジした曲のアルバムが多い様です。指南書*ではトランペットは10曲ほどが名曲で推されていました。

 Youtubeで検索した結果は下に示すとおりで、先ず、20分以上、4-20分の順で検索したのち、視聴回数でソートしています。予想に反して、指南書のアルバムは上手く揃わず、おそらく、著作権の関係で、投稿アルバムの制限があるかも知れません、他のアルバムが数多くみつかりました。結果は下の表の通りとなりました。まだ、まだあるかと思います、是非、追加検索してください。

 いつものとおり「人となり」をいくつかピックアップしますと「幼少よりピアノを学んでいたが、9歳の時、交通事故のためにピアノを断念。その後、父親の指導のもとでトランペットを始める。10歳の時にオーケストラと初共演し、1991年ザルツブルク音楽祭でデビューを飾った。15歳でテルデック・インターナショナル(現ワーナー)と専属契約を結びCDデビューする。現在日本ではエイベックスよりCDが発売されている。」とありました。

 また、「トランペットの楽曲にとどまらない広範なレパートリーで数々の編曲作品を録音。「ハイドン、メンデルスゾーン、ホフマイスターによる弦(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)の協奏曲をトランペットおよびフリューゲルホルンで演奏した「超絶のトランペット協奏曲集 (Concertos for Trumpet)」はフランスの雑誌「Repertoire」誌から最高評価の10点「Coup de foudre (一目惚れ)」を受け、CD「ノー・リミット」はドイツの放送局 RTL の音楽賞に輝いている。現在日本ではエイベックスよりCDが発売されている。」ともありました。

尚、トランペット単体の構造、演奏家「Sergei Nakariakov」のプロフイール等は公式HP他に、いくつか詳細に記載されていますのでご一読ください。

今日は手許の「Trumpet Works」を聴きながら、ブログをまとめ、検索したアルバムリストから視聴回数を考慮して「AR Resonance Trumpet」、「A.VIVALDI Double Cello Concerto 」、「 Arutunian Trumpet Concerto」、「 J.Haydn Double Horn Concerto Es Dur」と「セルゲイ・ナカリャコフ in Japan 」5点を選んで聴いてみることにします。★★★は省きましたが、時間が許せば、是非お試しください。

今日のお勧め曲

公開日                       2022/6/9

演奏家名                     Sergei Nakariakov

読み                       セルゲイ・ナカリャコフ

音源                        Youtube

出生地:                     ロシア-フランスへ移住

生年                          1977年5月

死亡:                         ー

分類                          管楽器奏者

知名度                        名トランペット奏者

レコ芸500&200CD 管楽器、管楽器の名曲名演奏の推薦曲

トマジ トランペット協奏曲

フンメル トランペット協奏曲

ジョリヴェ トランペット、弦とピアノのための小協奏曲

ミラクルトランペット

ハイドントランペット協奏曲*

レコ芸500 2017では1点*推薦 

人となりウキペデア他より セルゲイ・ナカリャコフは、ロシアのニジニ・ノヴゴロド生まれの、トランペット奏者・フリューゲルホルン奏者。現在は、フランスに移住している。使用楽器はAR Resonance。驚異的なヴィルトゥオージティと豊かな音楽性で「トランペット界のパガニーニ」と絶賛され、世界有数のソロ・トランペット奏者として活躍する一方、クラシックの世界でフリューゲルホルンをソロ楽器として広く認知させた最初の演奏家。


推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CD 管楽器 立風書房◎

管楽器の名曲・名演奏 伊藤

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(6) 詳細は下記参照ください。

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い、短い曲抜粋

Сергей Накаряков ★★★

Sergei Nakariakov - AR Resonance Trumpet ★★

Tp042 セルゲイ・ナカリャコフ - Sergei Nakariakov - ベニスの謝肉祭の主題による変奏曲

Bach Air Sergei Nakariakov - Benjamin Yusupov.avi

Sergei Nakariakov - Introduction & Rondo Capriccioso

Sergei Nakariakov & Kirill Soldatov A.VIVALDI Double 

     Cello Concerto g-moll (arr. for 2 flugelhorns) ★★

ARBAN - Carnival of Venice - Sergei Nakariakov

Sergei Nakariakov and Romanian Brass - Rhapsody in Blue

Jörg Widmann: ad absurdum – Concerto for Trumpet & Small Orchestra

      (2002) (Hong Kong première)

Sergei Nakariakov Flugelhorn

Sergei Nakariakov - Arutunian Trumpet Concerto ★★

VIII BelgorodMusicFest2019 - Sergei Nakariakov - Arutunian / Trumpet      Concerto★★★

Sergei Nakariakov 2 flugelhorns

Sergei Nakariakov al Viotti Festival 11 gennaio 2020_ Variazioni sul

      Carnevale di Venezia

Sergei Nakariakov & Maria Meerovitch: Lensky’s Aria from „Eugene Onegin"

 20分以上のアルバム抜粋

Sergei Nakariakov | Tiny Galaxy Concerts @ Wontonmeen: Ep 10

Nakariakov - live with Nürnberger Symphoniker

Sergei Nakariakov Haydn Cello Concerto C major Benjamin Yusupov ICO

Sergei Nakariakov, Maria Meerovitch & Daishin Kashimoto:

      @Classic at home with Schumann and Brahms ★★★

Sergei Nakariakov & Kirill Soldatov J.Haydn Double Horn Concerto 

      Es Dur (arr. for 2 flugelhorns) ★★

Sergei Nakariakov-Felix Mendelssohn concerto for violin in d minor

Season TWO Finale with Sergei Nakariakov | Tiny Galaxy Concerts 

     @ Wontonmeen: Ep 11

F. Mendelssohn - Concerto in D minor - S.Nakaryakov trumpet ★★★

Sergei Nakariakov Double Horn Concerto eme for trumpet 

Jeremías Cortez (San Juan) con Nakariakov IVB2020 

フィレンツェ大聖堂でのオットーザウター、セルゲイナカリャコフ、

    IBW&WBAアンサンブルとのイタリアブラスウィーク ★★★

【超絶技巧】トランペット - セルゲイ・ナカリャコフ in Japan 

     天うらら〜ナカリャコフ・ファースト Full Video [HQ] ★★

SHOSTAKOVICH Piano concerto No. 1 (NAKARIAKOV - MEEROVITCH - GILBO)★★★

Sergei Nakariakov 36

12 SONS, MOONS & MOODS W ENGLISH SUBS ★★★

ミックスリスト - セルゲイ・ナカリャコフ ★★★

指揮者追加情報 新作の初演も盛んに行なっており、2009年11月ハンブルク国立管弦楽団との共演によるクリスチャン・ヨスト作曲のトランペット協奏曲 “PIETA” (チェット・ベーカーに献呈)初演などがある。ヨルグ・ヴィットマンによってナカリャコフのために書かれたトランペット協奏曲 “ad absurdum” は2006年ミュンヘン室内管弦楽団と初演後、各地のオーケストラと演奏。ナカリャコフの超絶技巧と循環呼吸を頭において作曲された同作品は、2007年ビエロフラーヴェク指揮BBC交響楽団とのロンドンのバービカン・ホールでの演奏会においても大成功を収めている。」とありました。

公式HPhttps://www.nakariakov.info/

   ・https://www.japanarts.co.jp/artist/sergeinakariakov/?=print


「Sergei Nakariakovの手許リスト」です。
15年ほど前に集めていました6点です。
「AR Resonance Trumpet」です。
最近の視聴回数の高い、練習演奏の動画です。

指南書にはない、アルバムですがいかがでしょうか

    「A.VIVALDI Double 
Cello Concerto」です。

「 Arutunian Trumpet Concerto」です。
若いころの「貴公子」で人気のあるアルバムです。

指南書にはありません。名曲の一つでしょうか。

「J.Haydn Double Horn Concerto 
Es Dur」です。

天うらら〜ナカリャコフ・ファースト Full Video」です。
古いですが日本公演のでのアルバムがみつかりました。




コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く