続自由時間のクラシック〔660〕現代の名ピアニストのYefim Bronfmanを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはロシア生まれですが、家族でイスラエルに移住し、その後アメリカ国籍を取得したピアニスト「Yefim Bronfman」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。

 ユダヤ系の音楽家は世界中に数多くおられますが、今日の「Yefim Bronfman」もその中のひとりで、現、アメリカ人でロシア生まれのピアニストです。指南書のレコ芸500(2017)では7点も推されており、日本人の評論家の比較的評価の高いピアニストの一人です、レコ芸以外の手許の指南書には登場しません方でした。

 手許にはなぜか6点も保有していましたが、聴いた記憶のないピアニストでした。(このブログを書く目的の一つに手許の演奏家アルバムを発掘して聴く。)Youtubeでの検索結果は下のとおりで、かなりのアルバムが見つかりました。もう少しありそうです。追加検索ください。

 グラミー賞を得た、「バルトークのピアノ協奏曲」も聞けそうです。意外とレパートリの広いピアニストで、ベートーヴェンを得意としているのか、数多くみつかりました。

「人となり」をいくつかピックアップしますと「ウズベク・ソビエト社会主義共和国の首都タシュケントでユダヤ系の両親の下に生まれる。母はヴァイオリニスト、父はピアニストであった。1973年、15歳でイスラエルに移住。現在は米国籍を取得している。」

 「1975年に、ズービン・メータが指揮するモントリオール交響楽団と共演して、国際的にデビューを果たした。カーネギー・ホールへのデビューは1989年であり、1991年にアイザック・スターンと一連の演奏会を行なった。1997年には、エサ=ペッカ・サロネン指揮のロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団との共演による、バルトークのピアノ協奏曲集の録音によって、グラミー賞を獲得。室内楽演奏でも活躍している。」とありました。

 また、「2011−12シーズンは、ムーティ指揮シカゴ響のオープニング・ガラをはじめ、ロスアンジェルス、ボストン、クリーヴランド、フィラデルフィアなどアメリカの主要オーケストラとの共演や、カーネギーをはじめとする名門ホールでのリサイタルでは、リンドベルグの世界初演作品を含めたプログラムを展開。」

 「アイザック・スターンの伴奏も務める。’98年ザルツブルク音楽祭でコンサート・デビュー。ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル、ジュリアード弦楽四重奏団など世界的な楽団と共演。ロシアの作品やドイツ・ロマン派作品を得意とする。CDにムソルグスキー「展覧会の絵」など。’92年9月公演で来日」ともありました。

 録音詳細、経歴はレコード会社の案内や、公式HP他に詳しく出ていますので一読ください。今日は手許のアルバムから「ベトリューシュカからの3楽章」を聴きながら、ブログをまとめ、Youtubeで検索できた、ベートーヴェンを含めて色々な作品を選び、「Debussy- Violin Sonata」、「 BARTOK CONCERTO Nº1 FINALE LIVE IN TOKYO 1994」、「BEETHOVEN Triple Concerto」、「Prokofiev - Sonata No. 7」と「バルトーク:ピアノ協奏曲 第2番」の計5点を聴いてみることにします。もう少し、聴きたいアルバム★★★がありますが、後日の愉しみに残しておきます。

今日のお勧め曲

公開日                                                                         2022/6/21

演奏家名                                                                      Yefim Bronfman

読み                                                                         イェフィム・ブロンフマン

音源                           Youtube

出生地:                 ウズベキスタン タシケントーイスラエルーアメリカ国籍

生年                           1958年4月

死亡:                           ー

分類 鍵盤楽器奏者

知名度 名ピアニスト

レコ芸500 2017 の推薦曲

バルトーク ピアノ協奏曲1,2,3番

ベートヴェン ピアノ協奏曲1番

ベートーヴェン ピアノ、Vn,チェロのための三重協奏曲

フォーレ Vnソナタ

プロコフイエフ ピアノソナタ7番 戦争ソナタ

ショスターコーヴィッチ ピアノ協奏曲1番

ストラヴィンスキー ペトルーシユカからの3楽章

レコ芸500 2017に7点推薦

人となりウキペデア他より 1958年4月10日タシケント(旧ソ連)生まれのピアニスト。母はピアニスト、父はヴァイオリニストという豊かな音楽環境に育つ。12歳の時、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番でデビューし、1973年、家族でイスラエルに移住。イストミンとメータに認められ、1976年渡米しジュリアード音楽院で学ぶ。その間ルドルフ・フィルクスニー、レオン・フライシャー、ルドルフ・ゼルキンに師事。ニューヨーク・フィルなど一流オーケストラとの共演を重ねている

推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CDピアノとピアニスト 立風書房

200CD ピアノの秘密 立風書房

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社 

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(6) 詳細は下記

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い、短い曲抜粋

Balakirev Islamey Bronfman Rec.1998

Sonata for flute & piano, Op.167 'Undine': I. Allegro

Yefim Bronfman - Robert Schumann/ Arabesque

Yefim Bronfman / Liszt VIENNA 2010

Debussy- Violin Sonata (Shlomo Mintz and Yefim Bronfman) ★★

Béla Bartók - Sonata for Violin & Piano No. 1, I

Beethoven Choral Fantasy in C minor op.80

Dvořák: Slavonic Dances Op. 72 No. 2 - Piano 4 Hands - 

     Lahav Shani & Yefim Bronfman

Debussy’s “Claire de lune” from Live with Carnegie Hall

YEFIM BRONFMAN & NHK SyO HERBERT BLOMSTEDT dir

      BARTOK CONCERTO Nº1 FINALE LIVE IN TOKYO 1994 ★★

Franck: Sonata for Violin and Piano in A - 1

Today on NYPhil+: Yefim Bronfman Plays Shostakovich

 20分以上抜粋

BEETHOVEN Triple Concerto Bronfman, Shaham, Mørk - Zinman ★★

Beethoven: Emperor Concerto (Yefim Bronfman, Andreas Delfs, MSO) ★★★

Beethoven: Piano Concerto No. 4 Bronfman/Maazel ベートーヴェン 

     ピアノ協奏曲第4番 ブロンフマン / マゼール ★★★  

       ・ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15 ブロンフマン, ジンマン 2005★★★

       ・ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲   第2番 変ロ長調 作品19 ブロンフマン, ジンマン 2005★★★

Brahms: Piano Sonata No. 3, Op. 5 / Yefim Bronfman (2013.5.15 Paris, Salle Pleyel)

        ・ ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78「雨の歌」スナイダー, ブロンフマン 2005

    ・ Prokofiev: Piano Sonatas 1-9 (Complete), Yefim Bronfman ★★★

Prokofiev Piano Sonata No. 9 in C Major, Op. 103 (Bronfman)

Prokofiev: Piano Concerto n. 2 - Yefim Bronfman

Prokofiev: violin sonata no. 1 in F minor. Mintz, Bronfman ★★★

Prokofiev: violin sonata no. 2 in D major. Mintz, Bronfman ★★★

Yefim Bronfman: Prokofiev - Sonata No. 7, Op. 83        ★★ 

RACHMANINOFF - Piano Concerto Nº 3, in D minor, Op. 30 

     (Yefim Bronfman, Lahav Shani, 2021) ★★★

Rachmaninov Piano Concerto No.2 op.18

        ・ Yefim Bronfman: Rachmaninoff Piano Concerto No. 3 in D minor, Op. 30 

Tschaikowsky: 2. Klavierkonzert ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Yefim Bronfman ∙ Paavo Järvi

Yefim Bronfman: Chopin Piano Sonata No. 3 in B minor, Op. 58

Yefim Bronfman: Tchaikovsky - Piano Concerto No. 1

       in B-flat minor, Op. 23 (Orchestre de Paris)

バルトーク:ピアノ協奏曲 第2番 ブロンフマン, サロネン 1993 ★★

バルトーク:ピアノ協奏曲 第3番 ブロンフマン, サロネン 1994

ミックスリスト - イェフィム・ブロンフマン ★★★

指揮者追加情報 [ブロンフマンはソロ、室内楽、そしてオーケストラそれぞれの分野での録音活動で数々の栄誉に輝いている。1997年には、指揮者エサ=ペッカ・サロネンとロサンゼルス・フィルとの共演によるバルトークのピアノ協奏曲の録音でグラミー賞を受賞した。」 「2011−12シーズンは、ムーティ指揮シカゴ響のオープニング・ガラをはじめ、ロスアンジェルス、ボストン、クリーヴランド、フィラデルフィアなどアメリカの主要オーケストラとの共演や、カーネギーをはじめとする名門ホールでのリサイタルでは、リンドベルグの世界初演作品を含めたプログラムを展開。]とありました。

公式HP https://yefimbronfman.com/


「Yefim Bronfmanの手許リスト」です。
未整理でしたので、アルバム名をつけました。

「Debussy- Violin Sonata」です。
ミンツのVn伴奏でDebussy以外、
いくつか聴くことができます。

BARTOK CONCERTO Nº1」です。
来日時の演奏がみつかりました。全曲聴けそうです。

「BEETHOVEN Triple Concerto」です。
名曲です、是非いかがでしょうか

「Prokofiev - Sonata No. 7, Op. 83 」です。
有名な戦争ソナタです。

「バルトーク:ピアノ協奏曲 第2番」です。
1-3番は聴けそうです。


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