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7月, 2021の投稿を表示しています

名作をYoutubeで聴く(27) 童話作家坪田譲二の作品&グリム童話を聴く

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  今日の名作をYoutubeで聴くは、日本の児童文学作家の坪田譲二の作品と有名なドイツのグリム童話から、いくつか選んで聞いてみることにします。 坪田譲二は 前週の小川未明と同じ早稲田大学出身で、児童文学の神様と称され、現在、坪田譲二賞が設けられ、児童文学作家の登竜門の一つになっています。多くの日本昔話を発掘し、TV化された作品が多くの残っていて、小説も含めると膨大な作品が残されています。  著作権の関係で、「青空文庫」では読めないようですが、Youtubeで数多く聞くことができます。既に主な日本昔話作品はこのブログでもとりあげていますので、いくつか追加し、坪田譲二の昔話の代表作もYoutubeで検索してみました。 古い映画作品も見つかりました。是非、時間の許す限りお試しください。 尚、 坪田譲二で、いつの間にか、 日本の代表的な童話・絵本作家の朗読作品を、20人をお勧めすることができました。 童話と絵本作品は もっともっと沢山ありますが、このシリーズの日本人編童話集を終えることにします。最後はアンデルセン童話他外国童話を予定しています。  坪田譲二の「 人となり」についてはウキペデアやWebで詳しく公開されていますが、簡単に整理してみると「日本における児童文学の第一人者として活躍し、岡山市の名誉市民にもなりました。坪田譲治の作品の特徴は、子供の世界と大人の世界を見事に交流させ、新しい独自の世界を創造していることです。童話じみているけれど、やはり大人の小説であり、大人の小説かと思うと、子供が読んでもおもしろい物語になっているのです。なによりも素晴らしいのは、通俗的な情緒趣味に流れるのでなく、坪田譲治特有の純粋な思いが一貫して流れているところです。読み終わった後、読者の心を高揚させる芸術性がみなぎっているといわれています。」とあります。    今日は外国の童話作品から、ドイツの昔話を集めた「 グリム童話 」を選んでみます。グリム童話はどなたも聞いたことのある童話です。幼い子供達に聞かせてあげて欲しい作品がそろっています。グリム童話はドイツの昔話ですが、「現実には「口伝えのかたちのまま」ではなく、兄弟の手によって少なからず手が加わっている。  取材源に関しても、『グリム童話集』にはラテン語の書物などを含む文献から取られた話が一定数含まれており(すべてが口伝えの聞き取りに

続自由時間のクラシック(450) 日本人弦楽器奏者(24) 山下和仁のギターを聴く

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 今日の続自由時間のクラシックは日本人のギタリストとして、最後に登場して頂くことにしました。山下和仁のギターアルバムからいくつか選んで聴いてみることにします。超絶技巧のギタリストで16歳の若さで、主なギターの国際コンテストに優勝されて方で、理系の大学も卒業されているそうです。勿論、ギターの有名曲も演奏されていますが、オーケストラで演奏される作品を自ら、ギターに編曲した「新世界」や「火の鳥」、「展覧会の絵」「四季」は特に有名です。  LPとCDを合わせると89枚も出されています。詳細はウキペデアと公式HPに詳しく記載されていますので、お求めの際は、是非参考にしてください。手許にも随分、集めたようですが、最近の演奏は、Youtubeで追加検索することにします。 「人となり」を調べた結果を簡単に記しますと、「ソロ活動の他、ジェームズ・ゴールウェイ(フルート)、ヴォルフガング・シュルツ(フルート)、東京クヮルテット、ゲイリー・カー(コントラバス)、ラリー・コリエル(ジャズ・ギター)をはじめとする名手たちとの共演でも注目を集める。ギターのための新しいレパートリーの獲得にも積極的で、同時代の各国の作曲家たちへの働きかけ、また共同作業など、新作を生み出すためのさまざまな活動を行なっている。作曲家より献呈された作品も多い。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地での海外公演も数多い。世界各地で行われるジャンルの混交した大規模な国際ギター・フェスティバルにも、クラシック・ギターの雄として、数々招待されている。」とあります。 「2004年からは自身の子供たちと「山下和仁 ファミリーカルテット・クインテット」を結成し、長女(紅弓)、次女(愛陽)ともギター・デュオを組み、世界各地で公演を行っている。」と有りました。又「国内外の現代作曲家、特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。CD≪黎明期の日本ギター曲集≫で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。」と報告されています。  今日のYoutubeの検索結果を下に記します。TV出演、海外公演、個別演奏と多岐に作品が投稿されていますが、「山下和仁」の名前で数曲から50曲近い、個別特集がみつかります。中には著作権で削除される曲もありますが、非常に多くの曲が聴く事ができそうです。 ギターの超絶技巧の妙技

続自由時間のクラシック(449) 日本人弦楽器奏者(23) 福田進一のギターを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックは現在、日本では名実ともに、第1番といわれる、ギタリストの福田進一のアルバムからいくつか選んで聴いてみることにします。最後にするか、悩みましたが、手許の枚数の多い(28枚)、「山下和仁」を最後に選びました。甲乙付けがたい、ギターリストです。 福田進一はこれまで、ご紹介した、「鈴木大介」、「村治佳織」などの師匠に当たる演奏家で、TV放送にも、度々登場し、爽やかな語り口で、多くのギターファンを作られたひとです。膨大なアルバムが出ていますので、何のアルバムを聴くか悩むところですが、公式HPに殆どのアルバムが、丁寧に紹介されていますので、ご参考にされてはいかがでしょうか。 「人となり」はTVの対談番組にもありますが、ウキペデア、公式HPで調べた結果を記しますと、「77年に渡仏し、アルベルト・ポンセ、オスカー・ギリアの両名教授に師事した後、81年パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝、さらに内外で輝かしい賞歴を重ねた。以後35年に亘り、ソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、エドゥアルド・フェルナンデスとのデュオをはじめとする超一流ソリストとの共演など、福田の活動は留まることを知らない。今世紀に入り、既に世界数十カ国の主要都市に招かれ、リサイタル、マスタークラスを開催。」とあります。  又「19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽まで、ボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。上海音楽院、大阪音楽大学、広島エリザベト音楽大学、昭和音楽大学、各音大のギター科客員教授。さらに東京、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、全米ギター協会など、主要国際ギターコンクールの審査員を歴任している。」ともあります。  地味な楽器である、ギターを海外で勉強し、帰国後、日本に広め、定着させた、第一人者でしょうか。手許に16枚もあるようですので、追加してYoutubeで検索した結果を下に示します。いくつか、著作権上、削除されているアルバムもありますが、充分、堪能できるだけの、アルバムが揃っています。 いつものように手許のアルバムを聴きながら、ブログをまとめましたので、今日は検索リストから「 Voyage (Japan Guitar) 」、「 Prelude No.1・Etude No.12(Villa-Lobos) 」と「 J.S.Bach

続自由時間のクラシック(448) 日本人弦楽器奏者(22) 荘村清志のギターを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックはデビュー50周年を過ぎた、日本のクラシックギタリストの重鎮である、「 荘村清志 」のアルバムから、いくつか聴いてみることにします。このブログは日本の方以外に、おかげさまで、海外でも多くのかたにも、ご覧戴いております。最近は拙い文章でも、直ちに、翻訳されますので、表現には注意が必要です。これまで、お勧めしたきました、若いギタリストと異なり、70歳を過ぎても、演奏会を各地で開いておられる、日本のギタリストの名実ともに、第一人者です。NHKの趣味の講座でギター教室を長くされ、彼の演奏を聴いて、ギターを買われ、始められた方も多いのではないでしょうか。  ウキペデアや公式HP他から「人となり」を簡単に記します。彼は「現代のギター作品を意欲的に取り上げるだけでなく、日本人作曲家に多数の作品を委嘱、初演するなど、ギターのレパートリー拡大にも大きく貢献している。特に武満徹には74年に「フォリオス」、93年に「エキノクス」を委嘱、77年荘村のために編曲された「ギターのための12の歌」を初演・録音、96年には「森のなかで」を全曲初演している。16年は武満徹没後20年に際し、同氏のギター曲を各地で演奏し好評を得た。」とあります。 又、「近年ますます充実した活動を展開している。2017年から20年にかけてギターの様々な可能性を追求する「荘村清志スペシャル・プロジェクト」(全4回)に取り組み、注目を集める。さだまさしとの共演、またcoba、古澤巌、錦織健と共演したガラ・コンサートではジャンルの垣根を越えたコラボレーションが話題となる。最終回ではcobaに委嘱したギター協奏曲も演奏し、好評を得る。 2019年はデビュー50周年 に当たり、初のバッハ・アルバム「シャコンヌ」を、続いて20年10月には、最新盤「ノスタルジー ~郷愁のショーロ」をリリース。同年11月には、朝日新聞の連載「人生の贈りもの」をまとめた書籍「弾いて飲んで酔いしれて ギターとともに50年」(吉田純子編著)が出版された」と有ります。  手許のアルバムは予想以上に少なく、驚きました。早速、Youtubeで検索して、追加してみました、上手く検索すると、かなりの曲が投稿されており、充分お愉しみになれそうです。一度、演奏会に行って聴いてみたい、演奏家の一人です。今日は数ある中から、手許のアルバム「 2

続自由時間のクラシック(447) 日本人弦楽器奏者(21) 鈴木大介のギターを聴く

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   今日の続自由時間のクラシックは新しい世代の音楽家/ギタリストとして注目され続けている。鈴木大介のギターアルバムからいくつか聴いてみることにします。武満徹、アグスティン・バリオス、その他クラシックギターのレパートリーはもちろん、ジャズ、ボサノヴァ、映画音楽など多彩なレパートリーを弾きこなす他、現代音楽の初演も多い演奏家です。大学在学中から、ギターの国際コンクールに入賞する、実力者です。 「人となり」をウキペデアや公式HPで調べた結果を、簡単に記しますと「作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、ソロ・リサイタルのみならず、現代音楽の初演やアンサンブル、コンチェルトなどでの明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める 。」と有ります。  また、「近年はジャズやタンゴ奏者との共演や、自作品を中心とするライヴも行い、また編曲作品はCDやコンサート共に好評で、他のギタリスト達にも演奏・録音されている。」、さらに「美術作品からインスパイアされたプログラムも多く、これまでに国立新美術館「オルセー展」、ブリジストン美術館「ドビュッシー展」、都立現代美術館「田中一光展」を始めとする多くの美術展でのコンサートを成功させている。」と素晴らしい活躍をされています。 将来も愉しみな、 日本を代表する若手ギタリストといえます。手許にも数枚のアルバムがありますが、貪欲にYoutubeで追加検索した結果を下に記します。最近の演奏も、かなり、聴くことができそうです。是非、追加検索して、お愉しみください。今日はブログを書きながら、 武満徹作品集をBGMで聞きましたので、 数ある中から、「 オンラインコンサート 」、「 best-of selection 」と「 "Foxrust 雪原に翔ぶ狐" 」の3点を選んで聴いてみることにします。 今日のお勧め曲 公開日                          2021・7・27 演奏家名                            鈴木大介 読み                                サ行 音源                              Youtube 出生地:                      

続自由時間のクラシック(446) 日本人弦楽器奏者(20) 木村大のギターを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックは幼稚園の卒園式でギター演奏を披露したこともある、日本を代表する、 有名な ギターリストの木村大のアルバムからいくつか、聴いてみることにします。子供達に、習い事をいくつか始めることを気にする、親が多い中で、父親が教室を開いていた、関係で、早くから、ギターリストを目指した人といわれる。サッカーとギター、いずれかといわれると、多くの子供たちは、サッカーを選ぶのですが、彼は、ギターを選んだとあります。  彼のアルバムが何枚か手許にあることを知っていました。ギター愛好家には怒られるのですが、VnやVcと異なり、地味な楽器である所以でしょうか、一度も聴いた記憶がない、演奏家でした。今回の日本人シリーズで採り上げないと、忘れるところです。今週は日本人の男性ギター奏者を中心に聴いていきます。  今日は彼のヒット作「 The Cadenza !7 」をBGMで聴きながら、ブログを書きはじめました。暑い夏を爽やかにしてくれる、ギターの音色に浸ることにします。 「人となり」を、ウキオペデアや、公式HPから調べた結果を簡単に記しますと、 「おもちゃのギターは3歳頃から触っていましたが、5歳から本格的に毎日40分から1時間練習をしてきました。日常的な毎日やること。例えば歯磨きやお風呂に入るといったことと同列に練習があった。7歳上の姉、4歳上の兄も一緒でした。父はギター教室を開いていてレッスン室がありまして、いつもこの場所で練習。初めはドレミファソラシドから、キラキラ星…というオーソドックスな練習でしたね。」とあります。  又、「親子というよりも師弟関係で、小学3年生頃からは大人並みの練習。父は僕が弾けるまで弾かされる怖い存在で、僕は震えながらギター弾いていました(笑)。これは他のきょうだいも皆同じでした。20歳から3年間イギリス留学をしました。その費用は10代から貯めてきた自分のお金を使ったのです。父から初めて離れて違うイギリス人の先生についた」ともありました。  反抗期も父親の指導に耐えて、練習したようです。子供の頃は、いくつも、トライしたい遊びがありますが、余程、ギターが好きだったことを、窺える演奏家です。まだ、お若いので、これからも名演奏が聴ける、将来、愉しみな演奏家でしょうか。彼のギターを聴くと、新たに始める、子供達がいても、不思議ではありません。