名作をYoutubeで聴く(27) 童話作家坪田譲二の作品&グリム童話を聴く
今日の名作をYoutubeで聴くは、日本の児童文学作家の坪田譲二の作品と有名なドイツのグリム童話から、いくつか選んで聞いてみることにします。 坪田譲二は 前週の小川未明と同じ早稲田大学出身で、児童文学の神様と称され、現在、坪田譲二賞が設けられ、児童文学作家の登竜門の一つになっています。多くの日本昔話を発掘し、TV化された作品が多くの残っていて、小説も含めると膨大な作品が残されています。 著作権の関係で、「青空文庫」では読めないようですが、Youtubeで数多く聞くことができます。既に主な日本昔話作品はこのブログでもとりあげていますので、いくつか追加し、坪田譲二の昔話の代表作もYoutubeで検索してみました。 古い映画作品も見つかりました。是非、時間の許す限りお試しください。 尚、 坪田譲二で、いつの間にか、 日本の代表的な童話・絵本作家の朗読作品を、20人をお勧めすることができました。 童話と絵本作品は もっともっと沢山ありますが、このシリーズの日本人編童話集を終えることにします。最後はアンデルセン童話他外国童話を予定しています。 坪田譲二の「 人となり」についてはウキペデアやWebで詳しく公開されていますが、簡単に整理してみると「日本における児童文学の第一人者として活躍し、岡山市の名誉市民にもなりました。坪田譲治の作品の特徴は、子供の世界と大人の世界を見事に交流させ、新しい独自の世界を創造していることです。童話じみているけれど、やはり大人の小説であり、大人の小説かと思うと、子供が読んでもおもしろい物語になっているのです。なによりも素晴らしいのは、通俗的な情緒趣味に流れるのでなく、坪田譲治特有の純粋な思いが一貫して流れているところです。読み終わった後、読者の心を高揚させる芸術性がみなぎっているといわれています。」とあります。 今日は外国の童話作品から、ドイツの昔話を集めた「 グリム童話 」を選んでみます。グリム童話はどなたも聞いたことのある童話です。幼い子供達に聞かせてあげて欲しい作品がそろっています。グリム童話はドイツの昔話ですが、「現実には「口伝えのかたちのまま」ではなく、兄弟の手によって少なからず手が加わっている。 取材源に関しても、『グリム童話集』にはラテン語の書物などを含む文献から取られた話が一定数含まれており(すべてが口伝えの聞き取りに