続自由時間のクラシック(433) 日本人弦楽器奏者(7) 潮田益子のVnを聴く
今日の続自由時間のクラシックは日本人のVnニストでチャイコフスキーコンクールに2位に入賞し、後進の目標となり、71歳で亡くなられた、「潮田益子」のアルバムから、幾つか選んで聴いてみることにします。我々の世代では、よく知られたVn演奏家です。桐朋学園の卒業生で、指揮の小澤征爾とともに、世界で活躍された、Vnニストの一人です。長く、アメリカに住まれ、ご主人はチェリストだったそうです。
「人となり」をWebなどで調べてみると、「13歳で東京交響楽団と共演しデビュー。小野アンナ、ジャンヌ・イスナール、斎藤秀雄に師事。桐朋学園高校を経てレニング ラード音楽院に留学し、ワイマンに師事。1963年、エリーザベト王妃国際コンクール入賞を果たす。翌年からスイスのシゲティのもとで研鑽を積み、1966年には第3回チャイコフスキー国際コンクール第2位を獲得。異例の国際的演奏家としてはばたく。チェロ奏者ローレンス・レッサーと結婚後も世界各地で演奏活動を展開。95年、97年発表のCDも絶賛された。2013年5月29日、マサチューセッツ州ケンブリッジで白血病のため死去。」とあります。
また、「日本国内でもすべての主要オーケストラと共演。サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして毎年招かれ、1990年11月から水戸室内管弦楽団の中心メンバーとして演奏、作品によって独奏やコンサートミストレスも務めた。」さらに、「ボストンのニューイングランド音楽院教授として多くの後進を育てるなど、教育活動にも尽力されました。夫は、著名なチェリストで、元ニューイングランド音楽院学長のローレンス・レッサー氏。」とあります。
手許のアルバムはJSバッハの無伴奏Vnソナタ他数枚ありましたので、追加して、Youtubeで検索した結果、下のアルバムが追加して、聞くことができます。珍しい、水戸管での女性コンマスで、小澤征爾指揮の有名な「ブラームス 交響曲第1番」の演奏に参加されています。今日はこの曲を中心に抜粋盤ですが、「The last video of Masuko Ushioda」,「Ysaye:Sonata for violin solo」と「Bruch: Violin Concerto No. 1」の4点を選んで聴いてみることにします。ご主人と演奏した、ブラームスの二重協奏曲は見つかりませんでした。
今日のお勧め曲
公開日 2021・7・07
演奏家名 潮田益子
読み ア行
音源 Youtube
出生地: 中国 奉天
死亡: 2013年5月
分類 ヴァイオリン
主なアルバムと賞暦 ウキペデア他より抜粋
1) 主なアルバム
・ グリーグ: ピアノ協奏曲、シベリウス: フィンランディア
・ 近衛秀麿 - レーガー, J.S.バッハ, バルトーク
・ グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
・ プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ストラヴィンスキー:
ミューズを率いるアポロ デュオ・コンチェルタンテ
・ サン=サーンス: 動物の謝肉祭 他
・ J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
・ シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 作品47 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品26
2)賞暦
・ 15歳で日本音楽コンクールヴァイオリンの部第1位及び特賞受賞
・ 1963年には、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位入賞
・ 1966年に出場した第3回チャイコフスキー国際コンクールにおいて第2位入賞
ウキペデア他より 潮田 益子(うしおだ ますこ、1942年4月4日- 2013年5月28日)は、満洲国奉天市(中国瀋陽市)出身のヴァイオリニスト。ボストンのニューイングランド音楽院教授を務め、ソリストとしても国際的に活躍した。1961年の卒業後ソ連政府に招待され、レニングラード音楽院に3年間留学し、留学中の1963年には、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位入賞を果たした。1964年よりスイスのモントルーにて、ヨーゼフ・シゲティに師事。「生涯わずかしか遭遇できない逸材」と激賞を受ける。1965年に欧米にてデビュー。1966年に出場した第3回チャイコフスキー国際コンクールにおいて第2位入賞
手許CD(5) V協 チャイコフスキー、バルトーク 他 下記リスト
Youtube検索結果より
・ The last video of Masuko Ushioda (made by SiMon) ★★
・ Ushioda Masuko Tchaikovsky Vn Concerto D dur 1 mov. ★
・ バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 潮田 益子 1996★★
・ 我が最愛の友へ 小沢征爾とサイトウキネン (1995)
・ ヒンデミット/ヴァイオリン協奏曲第4番作品36の3/
潮田益子(ヴァイオリン)フェルディナント・ライトナー/NHK交響楽団(1983年7月6日)
・ Wagner Siegfried-idle Jun Märkl/MITO CHAMBER ORCHESTRA
・ Bruch: Violin Concerto No. 1, Masuka Ushioda/Ozawa/Japan Philh. S.O., , 1972★★
・ Ysae:Sonata for violin solo op.27-6:M.Ushioda ★★
・ Brahms : Symphony No.1 / ブラームス 交響曲第1番(アンコール有 生放送ノーカット版)
【小澤征爾 / サイトウ・キネン・オーケストラ】高画質 高音質 ★★
・ 人気の曲 - 潮田益子
「手許の潮田益子リスト」です。5点ほどあるようです。 イザイのVnソナタ全曲を聴きながらブログを書きました。 |
「The last video of Masuko Ushioda」です。 記録では最後videoだそうです。素敵な女性で惜しまれます。 |
「Ysae:Sonata for violin solo op.27 抜粋」です。地味ですがいかがですか |
「Bruch: Violin Concerto No. 1」です。 お勧めのアルバムです。全曲揃っていそうです。 |
「Brahms : Symphony No.1 」です。同じ卒業生仲間の小澤征爾の指揮 による、評判のアルバムです。コンサートミストレスを務められました。 |
コメント
コメントを投稿