続自由時間のクラシック(442) 日本人弦楽器奏者(16) 藤森亮一のVcを聴く
今日の続自由時間のクラシックはN饗の主席チェロ奏者の「藤森亮一」のアルバムからいくつか聴いてみたいとおもいます。N饗の会員の方は良く、ご存知の演奏家でしょう。奥様が向山さんで最近までご夫婦でN饗の主席チェロ奏者を務めておられましたが、奥様は最近、退団されたようです。30歳から主席奏者で、定年まで頑張られるそうです。地味な方ですが、N饗の定期演奏会に加え、今コンサートは年間160回を超える演奏をこなしておられます。
室内楽(モルゴーア・クァルテット)のメンバでもあり、ソロやアンサンブルの領域でも意欲的な演奏を繰り広げ、国内外のアーティスト等と活発に共演されておられます。レコーディング活動においては、ソロはもちろん、さまざまなアーティストから絶大な信頼を得ている。現在、東邦音楽大学特任教授、国立音楽大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師を務め後進の指導にあたっておられます。
「人となり」を少ない情報から抜粋し、整理してみますと、「父(音楽教師)がコントラバスを趣味でやっていたので、弦楽器の音に小さい頃から非常に慣れ親しんでいたっていうのはありましたね。あるとき家にあったレコードでフランスの巨匠のフルニエ(チェロ奏者)の録音を聴いて、「いい音だな」、「簡単かな」なんて思って、それで楽器を買ってもらってチェロを始めたんですよね。実際やってみたら大変だったんですけど、巨匠の演奏が“簡単”というか“自分にもできる”“そのレベルまで行ける”という、超えられるような感じがしてそこにのめりこんでしまった。それで「これはそっちの道に行くしかない」と思って、中学1年のときから東京へレッスンに通い出しました。」とあります。京都から、東京へレッスンに通われていたそうです。
又「普通、全然知らない曲の楽譜を見た時に、曲がわからないと怖いじゃないですか。でもまっさらな楽譜を見た時にどういう音楽かだいたいわかるんです。最近はもう便利だから、例えばYouTubeなんかで「ここからここまで聴こう」と思ったら、簡単に何度でもリピートできるけど、昔だとレコードで針を落として聴いて、録音するのもカセットで、聴き直すには“巻き戻し”とか針を落とし直したりしなきゃいけないでしょ。だから“1回を逃さないように聴く”という意識がすごく強かったんです。チェロのパート譜だけを見ていて、何十小節休みとかちょろちょろっと音が書いてあったりとか、そういう“景色”を見た時に、ここは全体のオケの中のどういう感じの部分だとか、そういうのがなんか勘でわかるんです。全く知らない曲を始めて見た時でもだいたい当たりますよ。」と有ります。
最近は、グーグルでHPや、フェースブックなどで検索すると、対談なども、手軽に聞くことができますので、その中から、抜粋してみました。一流のプロのすごさを垣間見たようです。手許のアルバムこそ少ないですが、以前から、アルバムを追加して検索したいと思っていましたので、いいタイミングでした。Youtubeの検索結果を下にしるしておきます。
近くで演奏会が開かれたら、是非、訪れてみたい、演奏家です。今日はこの中から「N.ミャスコフスキー:チェロソナタ抜粋」、「Mozart Quartet in E flat, K.493」と「モルゴーア・クァルテット第49回定期演奏会」の3点を選んでみることにします。チェロの好きな筆者には今日も至福の時間が過ごせます。
今日のお勧め曲
公開日 2021・7・20
演奏家名 藤森亮一
読み ハ行
音源 Youtube
出生地: 京都府
死亡: ー
分類 チェロ
主な章暦&デスコグラフイー ウキペデア、公式HPより抜粋
1)主な賞暦
・ 第29回文化放送音楽賞を受賞
・ 1986年、第21回東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門・斉藤秀雄賞受賞
・ 52回日本音楽コンクールチェロ部門第1位
・ 1987年、NHK交響楽団に入団。1990年にドイツへ留学、ミュンヘンでさらに研鑽
・ 2000年にはチェロ四重奏ラ・クァルティーナを結成。
2007年には第26回京都府文化賞功労賞を受賞した
2)主なデスコグラフイー
・ トリビュートロジー
・ モルゴーア・クァルテット
・ 4本のチェロのために ラ・クァルティーナ アンソロジー
・ バッソ・ドルチェ チェロとコントラバスのための作品
・ J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
・ 眠りのために トーンマイスターが選ぶ、耳にやさしい響き
・ ベートーヴェン:弦楽四重奏 第15番 & 大フーガ
・ 弦楽四重奏による「Yesterday」
・ ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67 メンデルスゾーン
:ピアノ三重奏曲第2番 作品66
・ 21世紀の精神正常者たち
・ 夜の歌/尾崎宗吉作品集成
・ ラヴェル:ピアノ三重奏曲/シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番
・ 他多数
ウキペデア他より 1963年、京都生まれのチェロ奏者。11歳よりチェロを学び始め、1982年、東京音楽大学に入学。1987年、NHK交響楽団に入団。1990年、西ドイツのミュンヘンに留学し、さらに研鑽を重ねる。徳永兼一郎、上村昇、河野文昭、ワルター・ノータスに師事。1983年、日本音楽コンクール・チェロ部門第1位、1986年、東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門・斎藤秀雄賞など、受賞歴多数。NHK交響楽団首席奏者を務めるかたわら、ソロやアンサンブルの領域でも、国内外のアーティスト等と活発に共演し、さまざまなアーティストから絶大な信頼を得ている。その確かなテクニックと表現力、そして類い稀なる美しい音色で、期待される若手チェロ奏者の一人と目されている。
手許CD(3) KodalyHindemithLigeti Sonatas For Bioloncello 他2点
Youtube検索結果より
・ ドヴォルザーク チェロ協奏曲 第1楽章 ★★
・ 【J-LODLive】Chamber Music with Members of the
NHK Symphony Orchestra - Spring Festival in Tokyo 2021 ★
・ N.ミャスコフスキー:チェロソナタ抜粋 チェロ/藤森亮一 ピアノ/村沢裕子 ★★
・ Mozart Quartet in E flat, K.493 ★★
・ ショパン 序奏と華麗なるポロネーズ少しだけ 藤森亮一さん 9月6日 2020
・ 愛の賛歌 12,27,2020. 藤森亮一チェロリサイタルNatur Musik Salon ★★
・ 藤森亮一 face book投稿2日で500回再生超えの演奏をyou tubeでもご紹介
・ J.S.Bach—Chaconne, Cello Quartet
・ チェロ弾きと老婆 チェロ 藤森亮一 ピアノ&お話 村沢裕子 2020,7,2 ★
・ 【前編】モルゴーア・クァルテット第49回定期演奏会 ★★
・ 【後編】モルゴーア・クァルテット第49回定期演奏会
・ モルゴーア・クァルテット プログレ名曲選
・ バッハ パストラル ★
・ Edward Elgar- “Nimrod” from Enigma Variations, Cello Quintet
・ Theme and Variations for 4cellos/Klengel ★
・ Pachelbel–Canon, Cello Quintet ★
・ 追加検索ください。
公式HP https://vc-fujimori.com
https://cello-cafe.com/artist/fujimoriryoichi/
「藤森亮一の手許リストです。」です。 たった3枚でしたので、Youtubeで追加を試みました。 |
「N.ミャスコフスキー:チェロソナタ抜粋」です。 初めて聴く作曲家です。短いですが、いくつか聞けそうです。 |
「Mozart Quartet K.493」です。プレヴィンとN饗メンバの演奏です。 |
「【前編】モルゴーア・クァルテット第49回定期演奏会」です。曲目や クァルテット構成メンバは画面下の情報で知ることができます。 |
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