続自由時間のクラシック(441) 日本人弦楽器奏者(15) 堤剛のVcを聴く
今日の続自由時間のクラシックは名実ともに、日本を代表するチェロ奏者の「堤剛」のアルバムからいくつか選んで聴いてみる事にします。筆者より、上の年齢でにもかかわらず、コンサートの予定が、びっしり入っている、超人の方です。高校は日本ですが、大学はアメリカで過ごされたようで、アメリカの大学教授の経験もある方です。奥様がサントントリーの佐治氏の長女で(劇作家)あることから、サントリーホールの館長も務めておられるようです。
創業した付属高校の大学の学長も務め、賞暦、経歴ともまさに、日本の音楽界の重鎮です。先だって、TV放送で演奏されて、ピアノ伴奏の女性(お孫さんぐらいの若かいひと)が恐縮しながら、コメントされていたのは、印象的な光景でした。簡単に「人となり」を調べておきましたので、ご一読ください。
「昭和17年7月28日生まれ。桐朋学園で斎藤秀雄にまなぶ。昭和32年日本音楽コンクール1位。35年NHK交響楽団海外公演の独奏者をつとめる。翌年渡米し,インディアナ大でシュタルケルに師事。38年カザルス国際コンクールで優勝。63年母校インディアナ大の教授。平成5年芸術院賞。16年桐朋学園大学長。19年サントリーホール館長。21年芸術院会員。25年文化功労者。妻は劇作家の堤春恵。東京出身。」とあります。
また「音楽教育者として後進の指導、音楽を通しての教育活動にも積極的に参加し、小中学校等での出張コンサートにも多数出演している。2005年5月22日、神戸ワールド記念ホールで開催された、1000人のチェロ・コンサートに参加。サントリー音楽財団の理事長を務め、また、改修工事の終了にあわせて2007年9月1日より、佐治信忠に代わりサントリーホールの館長にも就任した。2009年、日本芸術院会員、サントリー芸術財団代表理事。」と演奏活動に加え、様々な分野で活躍されておられます。
今日は手許のアルバムは数が少ないので、偉大なチェロ奏者のアルバムをYoutubeで出来るだけ検索して聴いてみる事にします。検索結果は下の通りで、かなりのアルバムが愉しむことが出来そうです。是非追加検索してお愉しみください。今日は数ある中から、「Schubert Sonata D821」、「[矢代秋雄]: Cello Concerto」と「トリプルコンチェルト/ズーカーマン・堤剛・中村紘子」の3点を聴くことにします。 ブログを纏めながら聴いた「現代チエロ作品集」もお勧めのアルバムです。夭折した相棒の「中村紘子」のピアノ伴奏アルバムもあり、感無量で聴きました。
今日のお勧め曲
公開日 2021・7・19
演奏家名 堤剛
読み タ行
音源 Youtube
出生地: 東京都
死亡: ー
分類 チェロ
主な賞暦とデスコグラフイー ウキペデア&公式HP他より、抜粋
1)主な賞暦
・ 1970年度 第2回鳥井音楽賞
・ 1973年 ウジェーヌ・イザイ・メダル(ベルギー)
・ 1980年度 レコード・アカデミー賞、文化庁芸術祭優秀賞
・ 1987年 第7回N響有馬賞、モービル音楽賞
・ 1992年度 日本芸術院賞
・ 1998年 中島健蔵音楽賞
・ 2009年 紫綬褒章
・ 2013年 文化功労者
・ 2016年 毎日芸術賞
2〕主なデスコグラフイー
・ バッハ:無伴奏チェロ・ソナタ全曲
・ ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
・ ブラームス:チェロ・ソナタ第1番&第2番
・ チャイコフスキー、ベートーヴェン、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
・ 別宮貞雄:チェロ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲
・ チェロをめぐる日本の響き
・ ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、白鳥 他
・ 現代チェロ作品集
・ 他多数
ウキペデア他より 堤 剛(つつみ つよし、1942年7月28日 - )は、日本のチェリストである。桐朋学園大学院大学特任教授、公益財団法人サントリー芸術財団代表理事、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督を務める。1957年に第26回日本音楽コンクールのチェロ部門で第1位と特賞を獲得、1960年のNHK交響楽団欧米演奏旅行に同行し評判を博した。その後、1963年にミュンヘン国際音楽コンクールで第2位、ブダペスト国際音楽コンクールで第1位を獲得し、世界各地のオーケストラと多数共演した。西オンタリオ大学准教授、イリノイ大学教授、インディアナ大学教授、桐朋学園大学教授として後進の指導にもあたる。2004年4月から2013年3月まで桐朋学園大学学長を務めた
手許CD(6) JSバッハ無伴奏チェロソナタ他5点 詳細下記
Youtube検索結果より
・ Mendelssohn, Felix Piano Trio No.1, Op.49
・ Schubert Sonata D821 ♪ T. Tsutsumi , H. Nakamura (1988) ♪ ★★
・ Tchaikovsky Piano Trio a-moll op.50 ♪ Hiroko Nakamura (2007) ♪
・ Orion for cello & Piano(Toru Takemitsu)/Tsuyoshi Tsutsumi & Emanuel Ax
・ 藤沢にゆかりのある音楽家たち2020 ー オンライン配信ー
・ 午後のリサイタル(38)堤 剛(チェロ)コダーイ/無伴奏チェロ・ソナタ作品8 ★★
・ Haydn: Cello Concerto No. 2, Tsutsumi & Iwaki (1960) ハイドン チェロ協奏曲第2番 堤剛
・ 堤剛『ブラームス・チェロソナタ1,2番』をアンコールワットとラオス・ルアンパバーンで聴く
・ Akio Yashiro [矢代秋雄]: Cello Concerto (1960)
/ Tsuyoshi Tsutsumi, Naoto Ohtomo & Tokyo Symphony ★★
・ BN響アワー ー チェロと歩んだ60年~堤剛のドボルザーク~
・ Tsuyoshi Tsutsumi - Amsterdamse Cello Biennale
・ "Tsutsumu" for cello - Dai FUJIKURA (Tsuyoshi Tsutsumi, cello)
・ Tsuyoshi Tsutsumi & The Vienna Philharmonic conducted by
Valery Gergiev at Suntory Hall, Tokyo
・ ELGAR CELLO CONCERTO TSUYOSHI TSUTSUMI ★★
・ トリプルコンチェルト/ズーカーマン・堤剛・中村紘子 ★★
・ Vocalise No. 2, "In 5/4 Time" (version for solo cello)
公式HP他 https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/tsuyoshi-tsutsumi/
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「手許の堤剛アルバムリスト」です。 ブログを纏めながら、珍しい、現代チェロ作品集を聴きました。 |
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「Schubert Sonata D821 」です。夭折した中村紘子が偲ばれます。 |
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「[矢代秋雄]: Cello Concerto 」です。 現代曲作品も演奏されています。 |
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「トリプルコンチェルト/ズーカーマン・堤剛・中村紘子」です。 抜粋ですが、いかがでしょうか |
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