毎日のクラシック曲(第296回) Hindemith &京都唐門について


 今日のお勧め曲はヒンデミットの「ウエーバーの主題による交響的変容」を選びました。旋律は聴いたことがあるかと思いますが、名前は知りませんでした。現代曲に分類されます。比較的温和な旋律を持つ、名作です。ヒンデミットの説明では「面白い音楽」ということですが、いかがでしょうか? 
 20世紀を代表する作曲家の一人ですが、知名度が低く、あまり、取り上げる機会の少ないのも事実ですが、徐々に、広まっていくとも言われています。
 「画家 マテス」の方が知られているようですが、今回、レコ芸500はあえて、この曲を推しています。手許に2枚しかありませんでしたので、Youtubeで、数多く探してみました。穏やかないい曲でした。
 意外と巨匠の指揮したアルバムが残っていました、短い曲なので、聞き比べも可能です。やはり、若い指揮者の作品が少ないのは、残念です。探したアルバムの一覧を下に記します。是非一度、お試しください。

①今日のお勧め曲


日時(date) 9-May-17
ジャンル(Genre) Classic
音源(sound source) CD
作曲者(composer) Hindemith
分類(Classification) 管弦カンゲンガクキョク
曲名(Song Title) Symphonic Metamorphoses On Themes By Carl Maria Von Weber 
演奏者(Performer)
指揮者(conductors) Claudio Abbado
楽団(Orchestra)  Berlin Philharmonic Orchestra
専門家推薦盤(Expert recommendation ) George Szell: Cleveland Orchestra
Hindemith - Symphonic Metamorphosis after Themes by Carl Maria .
Hindemith Symphonic Metamorphosis of Themes by Carl Maria von . バーンスタイン
Hindemith: Symphonic Metamorphosis of Themes by Carl Maria von .. Conducter: Wolfgang Sawallisch
Paul Hindemith: Symphonic Metamorphosis of Themes by Carl Maria ... Paul Hindemith, conductor
Paul Hindemith Symphonic Metamorphosis (1 of 2) - YouTube 小澤オザワ
Paul Hindemith: Symphonic Metamorphosis of Themes by Carl Maria .. プロムシュテット
ヒンデミット- ウェーバーの主題による交響的変容 ブロムシュテット .
Paul Hindemith - Métamorphoses symphoniques sur des thèmes de Eugene Ormandy ; 
推薦図書(Recommendation book) クラッシク音楽鑑賞辞典 NA
レコ芸名曲名盤500 202
クラシックメイバン大全タイゼン 管弦カンゲンガクキョク
コメント 現代ゲンダイ代表ダイヒョウする、サクキョクのヒンデミットだが、今回コンカイは「画家ガカマテス」でなくこのキョクをレコゲイエラんでいる。いたことがあるはずだが、正式セイシキ名称メイショウらない。現代ゲンダイキョクとはおもえない、ロマンチックなキョクでした。手許テモトいものとオモっていたが、アバド、セルバンがあり、りないものはYoutubeで検索ケンサクでき、プロのすアルバムはほほける。アバドバンは「画家ガカマテス」もあったので、いてみることとする。





②唐門について(参考:古建築の細部意匠、古建築入門講話他より)

 前回の「梵鐘」に続き、唐門について、資料がまとまりましたので、京都散策の一助として、ご参考にしていただければと思います。外界と区別する「門」にも美しさを追求した、お寺が数多くありますので、是非、通りすぎる際に、一度見てやってください。

 唐門の「唐」は洋風という意味で中国の「唐」とは直接関係がなく、屋根が唐風になっているものをさします。京都市内に、数多く唐門があり、中でも有名なのは国宝に指定されています。
 次の3つは必見に値します。もう一つ豪華な意匠を持つ、門として勅使門がありますが、これは門の持つ目的のなかで、特に天皇の勅使が通るための門をいい、多くの門跡寺院の入り口に唐門風の豪華な門があります。したがって、唐門は勅使門(一般の人が通れない)が多いことになります。
 唐門の形は向唐門(前後に唐破風)と平唐門(両側に唐破風)がありますが、向唐門が多いようです。平唐門は歴史的には室町時代から作られたようで、戦火にあわないで、残っているのは妙心寺玉鳳院の平唐門が有名です。 
 向唐門は桃山時代から盛んに作られた。説明は向唐門で進めるものとします。唐門は東福寺・智恩院・南禅寺などの巨大な三門や仁王門と違った趣が味わえます。


     醍醐寺三宝院 唐門 桃山時代   国宝
     西本願寺   唐門 桃山時代   国宝
     豊国神社   唐門 桃山時代   国宝

次に、特に形が美しい唐門を挙げると、

     大徳寺  唐門・・非公開 桃山時代 国宝
     二条城  唐門      桃山時代 重文    
     妙心寺玉鳳院 平唐門   室町時代 重文


唐門の形を豊国神社の唐門にて細かく見てみます。(日本のかたち「寺」他より)


唐門の構造図
③豊国神社の正面 上の構造図と対比ください。
唐破風の構造、下魚・紅梁・蟇股、木鼻の配置


唐門の意匠の詳細 欄間・蟇股に立派な彫刻 左甚五郎の彫刻
欄間の一対の鶴の彫刻は特に素敵です。
立派な桟唐戸と彫刻


代表的な唐門の写真、基本構造はほぼ同じ(一部、HPより)
①醍醐寺三宝院唐門
②西本願寺唐門
②西本願寺の唐門彫刻生憎の雨でしたが「日暮の門」です
必ず、寺の敷地内側からご覧ください。
④大徳寺唐門 非公開

⑤二条城唐門 奥が車寄せ、このアングルの写真は撮れないので
HPより拝借(工事中だった?)
⑥妙心寺玉鳳院平唐門 地味だが素敵
通り過ぎないで見てやってください。

最後まで、ご覧頂きお疲れ様でした。「京都の門」という本が出ているぐらい面白いテーマです。紙面の関係で不十分で申し訳ありません。次回は、方丈と庭について、地味なお寺をいくつかご案内します。昨日のテボーテのYoutubeは削除されており、本文から削除しました。時々、著作権の関係で、Youtubeから削除されるケースがあります。ご容赦ください。

 

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