日曜日の古典落語(第82回)勘定板(203)、双蝶々(204)

 今週の落語は「勘定板」と「双蝶々」を聴いてみることにしました。どちらの噺も手持ちの解説書にない噺で、最近、演じられる機会が少ないのでしょうか?、それぞれ談志と園生のCDが1枚のみ、手許にありました、「勘定板」は地方から来るおのぼりさんの言葉の解釈違い混乱する、独特の面白さを持っています。「双蝶々」(ふたちょうちょう)は登場人物が浄瑠璃『双蝶蝶曲輪日記』に由来することからこの名前がついた人情噺。二人の巨匠のうまい語りが残っています。是非、お試しください。 落語の詳細をつかみたい方は「落語ブログの舞台を歩く」*に詳細あらましが出ていますので、是非、御参照ください。噺のあらすじを以下に簡単に示します。
「勘定板」は田舎に住む若者の「勘定(板)」は、トイレ(雪隠)に使う板ですが、出てきた江戸では同じ「勘定」は精算の意味、泊まった宿の番頭の「勘定」の申し出に困る、若者はどうなるかというお噺、

「双蝶々(ふたちょうちょう)」非常に長いお噺ですが、先妻の子(長吉)の面倒を見る、後妻の苦労噺で悪がきの長吉は賽銭は盗むし、挙句に人も殺めて、逃走し、奥州にてやくざの親分になる。母親のお百度まいりで偶然出会い、わずらった、親父の事情を知った、長吉は大金を渡して、去ろうするが、江戸で、捕まるというお噺。



今週の落語
日時ニチジ 2018・3・18
ジャンル       落語ラクゴ
音源オンゲン
演題エンダイ 勘定板 双蝶々
演者エンジャ 立川談志 三遊亭園生 六代目
分類ブンルイ
出典シュッテン
その他演者名 落語 「勘定板」三遊亭歌之介 正蔵 双蝶々
立川談志 「勘定板」 三遊亭圓生・双蝶々
初代雷門福助・勘定板
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演題エンダイコメント ハジめてく噺、勘定カンジョウイタ」の意味イミ田舎風イナカフウにとるワカモノ江戸エドでの勘定カンジョウ意味イミチガいに戸惑トマドう、独特ドクトク面白オモシロ言葉コトバアソびのダンがうまい。 先妻センサイ異常イジョウワルがきで、賽銭サイセン窃盗セットウウタガいもあり、後妻ゴサイはこまる、ツイヒトアヤめて、逃亡トウボウし、音信オンシン不通フツウ亭主テイシュ長患ナガワズラいで、病気ビョウキ平癒ヘイユ祈願キガンのとき、息子ムスコにであう。事情ジジョウった息子ムスコ大金タイキン親父オヤジワタして、っていくが・・司直シチョクっていた。

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