京都撮り歩き(116)東山の建仁寺他を巡る。

 今日の京都撮り歩きは東山に位置し、祇園の繁華街にありながら、広大な境内と伽藍を有する建仁寺と仲源寺をご案内します。建仁寺はなぜか、肝心の重要文化財の方丈の襖絵、枯山水の庭園などを拝見していません。昨年予定していましたが、コロナの影響で、見学できずにいます。いずれ、訪れることも可能なので、今回は、伽藍を中心に見所をご説明します。

 建仁寺は京都最古の古刹で、京都禅宗寺院では、五山の第3位の地位を得ている寺院です。宋で修業した、栄西が建立したとされますが、応仁の乱で、主だった伽藍は焼け落ち、現在の伽藍は桃山時代の「安国寺恵瓊」によって、再興されたものです。見所は勅使門、三門、法堂、開山堂です。さすが、京都五山の一つだけあって、その華麗さと巨大さに圧倒されます。筆者は祇園の混雑を避け、六波羅側から入った記憶があります。

 四条通りから、すぐ近くの祇園を抜けると突然、広大な伽藍群が現われます。勅使門は平重森の門を移築したようで、矢痕が残っているそうです。建仁寺境内に、有名な塔頭(庭園と三百草で有名な両足院)もありますが、京阪四条駅からも近いことから、後回しになっているようです。縁結びで有名な安井金比羅宮もいかがでしょうか。

この時は、この建仁寺から四条京阪に戻る途中で四条通りに面している、仲源寺も立ち寄ってみました。京都人には、よく知られた、目疾病で有名なお寺です、たまたま、筆者と家内ともども、白内障の手術をするので、ここ、仲源寺の観音様(重文)にお願いをした記憶があります。元々は鴨川の洪水をこの観音様にお願いして、霊験があったそうです。混雑する、四条通りにあり、通りすぎる小さいお寺です。是非、いかがでしょうか。


「建仁寺」全景です。混雑する祇園を抜けると境内にはいります。

「建仁寺から仲源寺から京阪四条駅」へのルート案内


今日の寺社データ

①建仁寺




「建仁寺勅使門」です。祇園側の反対側にあります。
矢痕は気がつきませんでした。

「建仁寺三門」です。立派な三門で圧倒されます。

「法堂」です。内部は普段は見れない状況です。
その他詳細はスライドをご覧ください。




②仲源寺





仲源寺」入り口門です。通りすぎてしまいそうです。
南座のすぐ手前にあります。

「木造の観音様」です。眼病平癒の霊験は確かです。

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