日曜日の古典落語(第97回)千早振る&猫の皿

 今週の古典落語は「千早振る」と「猫の皿」の2席を選んでみました。2席とも、良く知られた、演題ですが、意外に手許にない演題で、小さんの「千早振る」だけが手許にありました。そんなはずはないだろうと、主な人を検索しましたが、ありません。がっかり、しましたが、Youtubeのおかげで、殆ど、そろいました。
最近は。まず、Youtubeで検索して、演者名を摑み、手許のライブラリーを検索して有無を確かめるようになりました。今回の場合も、さすがに、有名な演題だけに多くの演者のアルバムが見つかりました。まず、小三冶と談志の語りでそれぞれ、2席を愉しみました。しかし、亡くなった、桂歌丸も探しましたが、みつかりませんでした。
 古典落語は伝承される演目が、門下伝統で決まっているようです。例えば小さんだと次は小三冶が引き継ぐというようです。一門を作った志ん生、談志一門も独自の演目を継続しているようです。上方も同じ、桂米朝を、枝雀が演目を継いでいます。亡くなった、桂歌丸の名籍を継ぐ人は誰でしょうか。
 尚、今週の演題のあらすじはご参考にコメント欄に記しておきました。


今週の落語
日時 2018・7・15
ジャンル 落語
音源
演題 千早振る 猫の皿
演者 五代目柳家こさん
分類
出典
その他演者名









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志ん生滑稽噺 173
演題コメント なじみの八五郎が訪れてくる。娘に小倉百人一首の在原業平の「ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」という歌の意味を聞かれて答えられなかったため、隠居のもとに教えを請いにきたという。実は隠居もこの歌の意味を知らなかったが、知らぬと答えるのは沽券にかかわると考え、即興で次のような解釈を披露する 旅人が、旅先で立ち寄った茶店で店主を言いくるめて、ある名品の皿(『猫の茶碗』の場合、小鉢)を買い叩こうとするが、実は店主の方が一枚上手で、旅人のほうを騙していたという滑稽噺。高麗の梅鉢といわれる、名品を猫の皿にしたが、目ざとい旅人が、見つける。主人と旅人の掛け合いが面白い。皿は上手く手に入るだろうか。主人は猫を売るのが目的だとは

談志と小さんの「千早振る」はいかがですか

上方では「猫の茶碗」問い題目でで演じられます。




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