日曜日の古典落語(第99回)二人旅(煮売り屋)&五貫裁き

 今週の日曜日の古典落語は「二人旅 ()」と「五貫裁き」を選んでみました。今回の2席は東西とも、良く演じられる演題でしょうかいくつかアルバムがありました。二人旅 (」はお伊勢参りに行く、二人連れが旅すがらの言葉遊びが主な噺ですが、上方では煮売りという演題で演じられています。
 「五貫裁き」は、別名で、聴いた事があるようですが、奉行の粋な計らいの判決に困る、強欲な商人を懲らしめる、痛快な噺です。この噺は珍しく、多くの演者の割りに手許の解説書に記載が有りませんでした。
 「二人旅 」は東京落語は小さん、小三冶、上方は枝雀がおすすめです。「五貫裁き」は東京落語は談志と志の輔、上方は南光が上手い語りを聴かしてくれます。手許は二人旅は1枚も無く,上方の2枚が「煮売り』の演題でありました。「五貫裁き」は談志と志の輔のアルバムがあり、上方盤は1枚も手許にない、面白い結果となりました。 足りない分はYoutubeで聴くことが出来ますので、2席とも東西の語りの違いが愉しむことが出来ます。是非、お試しください。

今週の古典落語
日時2018・7・29
ジャンル落語
音源
演題二人旅 (五貫裁き
演者柳家 小三冶 十代目立川談志
分類
出典
その他演者名柳家小さん(五代目)二人旅立川志の輔 五貫裁き
【落語】立川談志 二人旅桂南光 「五貫裁き」
柳家小三治「二人旅」立川談志 五貫裁き
桂枝雀 手許あり五貫裁き 柳家三三
桂文枝 手許あり
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演題コメント喜六と清八の二人連れが「お伊勢参り」に行くと言う東の旅シリーズの一つです.けをしながら道中っていく。旅の道中で腹が減り、煮売屋を見つけて寄るのですが、この煮売屋の婆さんが二人を煙に撒くと言う筋です。こんな店があると、お客も大変です。東西、少し、語りがちがいます。商売元手るため奉加をまわす、五郎れた質屋ともめ、怪我わされる、奉行え、沙汰はその額は五貫(5000文)であり、まとめては払えないため、八五郎が日に一文ずつ徳力屋に渡し、徳力屋が奉行所に払いに行くことになった毎日毎日、八五郎が一文返しにやって来る。何日も安眠を妨害された徳力屋はどうなったか


今日の2席の手許保有アルバム

小三冶の二人旅
台風の影響はいかがでしょうか、今年は上方も、地震・台風と自然災害が続いています。幸い、当方は被害も無く、安心しています。今回の台風の進路は珍しく、古稀の年まで、生きながらえていますが、初めてです。しかし、数日前の進路予測には驚いた。欧米と日本のスーパーコンピューターの能力は驚く精度で予測できます。
外れると、どうするのだろうか?

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