京都撮り歩き(73)洛西の平野神社を巡る

 今日の京都撮り歩きは夜桜で有名な屈指の古社(格式高い延喜式)の「平野神社」をご案内します。今年の桜はコロナ騒ぎで、訪れる人も少ない神社の一つでしょうか、桜の季節以外はこの社を単独で行くにはもったいないので、桜の季節に限定して、近くの「北野天満宮」と「わら天神」、「金閣寺」と一緒に巡ることをお勧めします。
 境内は桜の種類が多く、花山天皇(985年)お手植えに始まる、市街地有数の桜の名所(60種400本)として、京都の人に知られています。「平野妹背」「虎の尾」「手まり」などの風雅な名前のついた桜があります。 桜祭りの頃は山車や行列がでます。
 本殿(重文)は珍しい春日造りを2棟連ねた特殊な建物(平野造)です。筆者は北野天満宮に近いので、梅の季節に合わせ、訪れ、折角の桜の園をを見ないでいますので、機会を捉えて訪れる予定です。
南門を出ると、大北山のお盆の五山送り火の「左大文」の字が見えます。この山の麓が金閣寺となります。
台風の影響で、本殿と多くの桜の木が倒れたようですが、その後、復旧が進んでおり、来年の桜はいい頃でしょうか。


今日の寺社データ

ブログ公開日2020/8/01
登録番号京都撮り歩き(73)
場所名平野神社
魅力メモ ウキペデア平野神社(ひらのじんじゃ)は、京都府京都市北区平野宮本町にある神社。式内社(名神大社)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「桜」
アクセス・連絡先京福電鉄北野線「北野白梅町」駅  北へ徒歩7分
市バス「衣笠校前」下車、徒歩約2分
行き先分類エリア⑦-1
洛西の寺社
金閣寺、竜安寺仁和寺周辺
足を伸ばして一緒にいかが北野天満宮、平野神社、わら天神
追加エピソード平安京遷都頃まで創建が遡るとされる神社で、近年の研究によると、元々は桓武天皇生母の高野新笠の祖神(桓武天皇外戚神)として平城京に祀られた神祠であったが、それが平安京遷都に伴って大内裏近くに移し祀られたことに始まると推測されている
鑑賞ポイント平野造りの本殿
行事・特別公開           4月10日桜祭り 桜コンサート
お勧め建物平野神社独特形式「比翼春日造(ひよくかすがづくり)」、または社名から「平野造(ひらのづくりされる。
南門(薬医門)御所より、移設
特殊建物春日造檜皮葺の4殿はいずれも東面し、それぞれ今木神(第一殿)、久度神(第二殿)、古開神(第三殿)、比売神(第四殿)が祀られている
お勧め文化財
お勧め仏像
お勧め絵画
お勧め庭
パワースポット下記
花暦 花・時期3月初旬に桃桜・河津桜が開花し、中旬頃からは魁桜(サキガケ)が開花。寒桜系は晩秋から冬に咲き、春早咲きのもは3月中旬から、遅咲ききのもは4月下旬まで約1ケ月以上に渡って次々に咲き乱れます
京都観光NAVI794年(延暦13)平安遷都の際、この地に遷座。朝廷も崇敬され、たびたび行幸。のち源氏、平家の氏神となる。現在の社殿は寛永年間(1624~44)の造営で平野造とよばれ本殿は重文。伊勢神宮、松尾大社などとならぶ格式ある名社。境内は桜の名所で4月10日桜花祭がある。桜花期には桜コンサート、桜湯の接待(有料)がある。
その他情報1平安遷都以降約1200年以上にわたり信仰を集める神社。古くから桜の社として知られ、現在は約60種類400本あまりの桜木が境内を埋め尽くします。魁桜を筆頭に、胡蝶、一葉、寝覚、御衣黄、当社発祥の衣笠など。種類の分だけ長い期間楽しめます。夜桜の期間中は、拝殿でクラシックを中心とした桜コンサートも開催されます。平野神社発祥の桜で早咲きの品種であることから、この桜が咲き出すと都のお花見が始まると言われています。平成30年台風21号の被害により拝殿の倒壊をはじめ、桜の数十本の倒木など甚大な被害を受けました。
その他情報2今木皇大神(いまきすめおおかみ) 源気新生、活力生成の神

久度大神 (くどのおおかみ) 竈の神、生活安泰の神

古開大神 (ふるあきのおおかみ) 邪気を振り開く平安の神

比賣大神 (ひめのおおかみ) 生産力の神
公的案内資料https://www.hiranojinja.com/

平野神社大鳥居です。桜の季節でないので、境内は閑散

平野造りの本殿です。(重文)詳細はスライドをご覧ください。

平野神社の由来 格式の高い古社



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