名作をYoutubeで聴く(68) 金子みすずの詩集を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは長らく忘れられていた「金子みすず」の詩集を採りあげて聴いてみることにします。筆者は知らない世界ですが、家内や娘には「評判の詩がたくさんあるとの事」で、勧められ、このブログで、聴いてみることにします。

 ウキペデアによると、「金子みすゞの詩は長らく忘れられていたが、岩波文庫『日本童謡集』の「大漁」を読んだ詩人の矢崎節夫らの努力で遺稿集が発掘され、1984年に出版されるや、瞬く間に有名になった。翌年の東京大学の国語の入試問題(1985年国語第二問)には「積もった雪」「大漁」が採用されている。現在では代表作「わたしと小鳥とすずと」が小学校の国語教科書に採用されることも多い」とあります。

 長門市のHPには「彼女が童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。 ところが、その生涯は決して明るいものではありませんでした。23歳で結婚したものの、文学に理解のない夫から詩作を禁じられてしまい、さらには病気、離婚と苦しみが続きました。ついには、前夫から最愛の娘を奪われないために自死の道を選び、26歳という若さでこの世を去ってしまいます。こうして彼女の残した作品は散逸し、いつしか幻の童謡詩人と語り継がれるばかりとなってしまうのです。

 また「自然とともに生き、小さないのちを慈しむ思い、いのちなきものへの優しいまなざしが、金子みすゞの詩集の原点とも言われ、「お魚」「大漁」などに繋がっている。」とあります。死後、遺作の詩集見つかり、評判を呼び、「みすゞの詩は元々曲をつけられることを想定したものではなかったが、詩作への評価の広まりと共に、童謡・歌曲・合唱曲として中田喜直、池辺晋一郎、吉岡しげ美、 李政美、沢知恵、野田淳子、石若雅弥、弓削田健介、童謡ポップス調のファンタジックな世界観が特徴のシンガーソングライターちひろを初めとする作曲家や歌手によって広く作曲されています。」とあります。

 手許「金子みすずの詩集」には5人の女性の語りによる、80点の作品を聴くことができます。Youtubeでも、投稿されていることを期待して、検索し結果を下に記します。青空文庫では、著作権団体の関係で公開されていません。

これまでの、小説家と異なる、まとめ方となりましたが、金子みすずの詩集の朗読、歌、TVドラマなど、多くの投稿が視聴できます。まだまだ有りますので、是非、追加検索してください。今日は。ほのぼのとした、手許の詩集を聴きながらブログをまとめわたしと小鳥と鈴と 「 みんなちがってみんないい」」、「金子みすずの名詩8選」、「金子みすゞの詩」と「『こだまでしょうか・雀のかあさん・みんなを好きに・杉の木』」の4点を聴いてみることにします。孫にも勧めたいと思っています。

金子みすずの作品をYoutubeで聴く

公開日                       2022・2・13

作家名                        金子みすず

読み                            カ行

音源                         Youtube

出生地:                       山口県 長門市

死亡:                       1930年3月

分類                            詩集

代表作

『私と小鳥と鈴と』

『大漁』

年譜と作品抜粋 みすゞの数奇な人生は後に映画・テレビドラマ・舞台などで演じられており、劇中で詩作が紹介されることも少なくない。

伝記小説

みすゞと雅輔(松本侑子著、新潮社刊)、2017年。

映画

みすゞ(紀伊國屋書店制作、監督:五十嵐匠、主演:田中美里)、2001年。[7]

ドラマ

NHKスペシャル「No.853 こころの王国 童謡詩人 金子みすゞの世界」

    (NHK制作、演出:今野勉、主演:小林綾子)、1995年。

明るいほうへ 明るいほうへ(TBS制作、プロテューサー:石井ふく子、主演:松たか子)

    、2001年。

金子みすゞ物語〜みんなちがってみんないい〜(

     TBS制作、プロテューサー:石井ふく子、主演:上戸彩)、2012年。

舞台

空のかあさま(作:大薮郁子、演出:石井ふく子、主演:斉藤由貴)、2001年。

私の金子みすゞ(演劇集団 円、演出:小森美巳、主演:高橋理恵子)、2002年、2004年。

空のかあさま(作:大薮郁子、演出:石井ふく子、主演:藤田朋子)、2003年。

金子みすゞ 最期の写真館(作・演出:早坂暁、主演:小野山千鶴)、2005年

みすゞとテルと母さまと(台本・総合演出:鈴木理雄、演出:小笠原響、主演:純名りさ)

     、2007年。

金子みすゞ いのちへのまなざし〜詩と歌と物語〜(主演:保谷果菜子)

空のハモニカ -わたしがみすゞだった頃のこと-(てがみ座、作:長田育恵、演出:扇田拓也、

     主演:石村みか)、2011年、2013年。

ウキペデアほかより抜粋 金子 みすゞ(かねこ みすず、1903年(明治36年)4月11日 - 1930年(昭和5年)3月10日)は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人。『赤い鳥』、『金の船』、『童話』などの童話童謡雑誌が次々と創刊され、隆盛を極めていた大正時代末期。そのなかで彗星のごとく現れ、ひときわ光を放っていたのが童謡詩人・金子みすゞです。  金子みすゞ(本名テル)は、明治36年大津郡仙崎村(現在の長門市仙崎)に生まれました。成績は優秀、おとなしく、読書が好きでだれにでも優しい人であったといいます。 

手許CD(1) 80点の詩集、宮崎美子、紺野美紗子、小林綾子、中井貴恵、壇ふみの5人の朗読。

Youtube検索朗読作品

・わたしと小鳥と鈴と 「 みんなちがってみんないい」★★

・金子みすずの名詩8選|近代文学朗読 ★★

・金子みすゞの詩 ★★

・私と小鳥と鈴と (金子みすゞ)【ピアノ弾き語り】

・金子みすゞ【字幕入り朗読/詩】#こだまでしょうか #私と小鳥と鈴と #不思議

・2020 02 24 絶望名言【 金子 みすゞ 】/頭木 弘樹・かしらぎ ひろき・

      文学紹介者 NHK ラジオ深夜便 4

・金子みすゞ特集 NHKスペシャル「こころの王国」童謡詩人 金子みすゞ

・金子みすゞの朗読①『こだまでしょうか・雀のかあさん・みんなを好きに・杉の木』

      朗読・BGM/ちひろ ★★

・童謡詩人 金子みすゞ 26年の生涯

・【金子みすゞ】悲劇な人生と美しい詩

・金子みすゞの詩による同声合唱曲集『このみちをゆこうよ』

・金子みすゞ「私と小鳥と鈴と」 歌:ちひろ

・YouTube ミックスリスト 金子みすず

みすず記念館HP https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/site/misuzu/


「手許の金子みすず」です。たった1枚ですが、80点もきけます。

「わたしと小鳥と鈴と 「 みんなちがってみんないい」」です。
短い朗読ですが・・・

「金子みすずの名詩8選」です。8編聴くことができます。

「金子みすゞの詩」です。こちらもいかがでしょうか

「『こだまでしょうか・雀のかあさん・みんなを好きに・杉の木』」です。
聴きやすい語りで、お勧めです。


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