名作をYoutubeで聴く(69) 連城三紀彦を聴く

  今日の名作をYoutubeで聴くは推理作家から、発進した、現代の小説家のひとり、「連城三紀彦」の作品をいくつか選んできいてみることにします。「連城三紀彦」は大学卒業後、熟の講師をしながら、小説を書いた人で、推理小説、恋愛小説、時代小説と幅広く手がけ、84年には『宵待草夜情』(角川春樹事務所)で吉川英治文学新人賞を、『恋文』(新潮社)で直木賞を受賞した。現代を代表する流行作家の一人です。

 作品は膨大で、TV、映画化、脚本化作品も数多く、詳細は是非、ウキペデアを参照下さい。人となりをピックアップしますと、「連城はミステリーと恋愛小説をはっきりと区別して書いているわけではなく、描いているのは、つねに「人間の心」の謎、不可思議さなのであるとしている。人の心には誰しも裏表があるように、隠しておきたい部分を必ず持っている。またそういった部分があることを他人に知られたくないために、幾重にも化粧をほどこして防護しようとする。連城の小説では、そんないくつもの面を持った人の心の化粧のベールを1枚また1枚と剥いでいき、素顔が明らかになるまでが克明に描かれる。それはミステリーにおいても同様で、事件の真相が暴かれるまでの過程こそが連城の興味であった」と有ります。

 また、「若くして死別した父の跡を継ぎ、40歳を前にして京都市の東本願寺で得度し僧侶となった。96年『隠れ菊』(集英社)で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月19日、胃がんのため死去。享年65。」とあり、これからも力作を期待されていた、夭折の作家さんでした。

 手許にはCD文庫として、「恋文」、「ピエロ」、「赤き唇」の3点だけでしたので、Youtubeで追加検索した結果が下の通りでした、著作権の関係か、意外と公開されている、作品が少ない、作家で、作品紹介の動画もありますが、いくつか、朗読作品を聴くことができます。今日は「絹婚式」、「落葉樹」と「NHKラジオドラマ 《戻り川心中》」の3点を試してみます。

連城美紀彦をYouutbeで聴く

公開日                      2022・2・19

作家名                        連城三紀彦

読み                            ラ行

音源                          Youtube

出生地:                       愛知県 名古屋市

死亡:                         2013年10月

分類                            現代小説

受賞歴ほか

幻影城新人賞(1978年)

   ・  日本推理作家協会賞(1981年)

   ・  吉川英治文学新人賞(1984年)

   ・  直木三十五賞(1984年)

   ・  キネマ旬報読者賞(1989年); 柴田錬三郎賞(1996年)

   ・  日本ミステリー文学大賞特別賞(2014年)

代表作 『戻り川心中』(1980年); 『恋文』(1984年)

作品リスト

膨大で詳細はウキペデア参照ください。

長編

短編集

エッセイ・対談

アンソロジー

ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑

日本ベストミステリー選集

日本文藝家協会編

日本エッセイスト・クラブ編

スペシャル・ブレンド・ミステリー

その他

漫画化

脚本化

映像化作品

テレビドラマ

年譜と受賞作品抜粋

・1978年 - 「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞(小説部門)受賞。

・1980年 - 「戻り川心中」で第83回直木賞候補。

・1981年 - 「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。

・1981年 - 『戻り川心中』で第9回泉鏡花文学賞候補。

・1981年 - 『変調二人羽織』で第3回吉川英治文学新人賞候補。

・1982年 - 「白い花」「ベイ・シティに死す」「黒髪」で第88回直木賞候補。

・1982年 - 『密やかな喪服』で第4回吉川英治文学新人賞候補。

・1983年 - 「紅き唇」で第89回直木賞候補。

・1983年 - 『宵待草夜情』で第90回直木賞候補。

・1984年 - 『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞受賞。

・1984年 - 『恋文』で第91回直木賞受賞。

・1989年 - 「試写室のメロディー」で第17回キネマ旬報読者賞受賞。

・1996年 - 『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞受賞。

・2009年 - 『造花の蜜』で第9回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。

・2014年 - 第18回日本ミステリー文学大賞特別賞受賞。

ウキペデアほかより抜粋 1977年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞(小説部門)を受賞し、同作が探偵小説専門誌『幻影城』1978年1月号に掲載されデビュー。大胆な仕掛けや叙情性溢れる美文体を用いたトリッキーな作風で評価を得る。その後ミステリ的筆致を心理の機微を表現することに応用した恋愛小説を著すようになり、直木賞を受賞した『恋文』以降は大衆小説に執筆の主軸を移した。しかしその後もフレンチミステリ的心理劇や謀略サスペンス、誘拐もの、叙情的な幻想ミステリ、メタミステリなど、多彩なミステリの執筆も行っている。

手許CD(3) 恋文、ピエロ、赤き唇

Youtube検索朗読作品

連城三紀彦作 「絹婚式」

連城三紀彦作 「落葉樹」

【小説レビュー】人間の描写が美しく書かれている傑作ミステリ短編集

     “夜よ鼠たちのために”【連城三紀彦】

【読書会】連城三紀彦『戻り川心中』/ゲスト:書三代ガクトさん

【30分雑談!?】連城三紀彦の話【Vtuber】/古書屋敷こるの

NHKラジオドラマ 《戻り川心中》(1982年)

少女  映画

連城三紀彦『暗色コメディ』の感想を語り合う。【朋来堂ミステリ部】

Do As Infinity / 『恋歌』 映画「私の叔父さん」主題歌


「連城三紀彦の手許リスト」です。
未整理ですが、3点保有していました。
お近くの図書館で検索ください。

「連城三紀彦作 「絹婚式」」です。いかがでしょうか。

「落葉樹」です。こんな朗読作品も愉しめます

「NHKラジオドラマ 《戻り川心中》」です。
著作権上Okでしょうか?削除されなければいいのですが



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