名作をYoutubeで聴く(70) 浅田次郎を聴く

  今日の名作をYoutubeで聴くは日本ペンクラブの会長を始め、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員もされた「浅田次郎」の作品をいくつか選んで、聴いてみることにします。彼の作品は家内や娘の書架に並んでいますが、筆者は読んだ記憶がありません。少し、系統の違う小説(極道をテーマ)と思い込んでおり、いささか、残念で、もっと早く、読むべきだったと反省しています。

 いつものように人となりをウキペデアでピックアップしますと「子供の頃から読書好きで、小学生の頃から図書館で借りた本をその日のうちに読み終えて翌日に返却するというパターンになって以来、1日1冊の読書が生活になった、いわゆる活字中毒である。1日4時間は読書タイムと決めており、この時間を削るくらいなら、寝るのをやめると言うほど読書が好きである。読む本がなくなったらどうしようという恐怖感が働くため、旅先にも必ず滞在日数分の本を持っていく。気に入った物語に出会うと読むだけでは飽き足らず、学校から帰ると遊びに行くでもなく作品を原稿用紙に書き写して文章力の向上を図り、時には自分好みの結末に改竄したりもしていたほど、小説という虚構の世界が好きだった。」とあります。

 また、「大の競馬好きとして知られる。競馬予想家として生活し、競馬の収入と小説の収入が拮抗していた時期もあり、この方面に関するエッセイも多数ある。父がティンバーカントリー、母がブライアンズタイム産駒のスカイワード号、及びライブインベガス号という名の馬も持っていた。実父の葬儀当日など限られた日を除いて週末は競馬場へ通う。自ら、自衛隊除隊後は「ほぼ競馬場に皆勤賞」と語るほど。しかも全国で開催されている全レースの馬券を買い求めるという。 競馬に限らずラスベガスには、健康体を保つために義務として年に1回、権利として年に2回、……、叶うなら年に5回は行きたいというほど、ギャンブルが好きである。」ともありました。

 豪快で波乱万丈の人生を垣間見ることができます。三島由紀夫に傾倒し、自衛隊に入ったいきさつなど、是非、小説を読む感覚で、ウキペデアを一読ください。

 手許に1枚も朗読CDがなく、あきらめ気味で、Youtubeを検索してみて、驚きました。著作権上、現役の作家さんの作品で、膨大な朗読作品も投稿されております、しかも、20万回を超える、視聴回数を誇る作品もあり、40分以上の朗読作品もあります。早速、朗読を聴いて、いくつか、文庫本(「蒼穹の昴」他)も購入すべきと思っています。今日は数ある作品から「月のしずく」、「冬の旅」、「ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや)」」と「大手三之御門御与力様失踪事件之顛末」を聴いてみることにします。ミックスリストに39点も投稿されております。是非追加検索してお試しください。

次週から、現代小説を離れて、海外小説、詩集の朗読作品をいくつか聴いてみることにします。

浅田次郎作品をYoutubeで聴く

作家名                           浅田次郎

読み                               ア行

音源                            Youtube

出生地:                          東京都 中野区

死亡:                             

分類                             現代小説

受賞歴ほか

吉川英治文学新人賞(1995年)

日本冒険小説協会大賞特別賞(1997年)

直木三十五賞(1997年)

柴田錬三郎賞(2000年)

中央公論文芸賞(2006年)

司馬遼太郎賞(2006年)

吉川英治文学賞(2008年)

毎日出版文化賞(2010年)

紫綬褒章(2015年)

大佛次郎賞(2017年)

菊池寛賞(2019年)

代表作

『蒼穹の昴』(1996年)

『鉄道員(ぽっぽや)』(1997年)

『壬生義士伝』(2000年)

『中原の虹』(2007年)

『終わらざる夏』(2010年)

年譜と受賞作品抜粋

1995年 - 『地下鉄に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞

1997年 - 「鉄道員」で第16回日本冒険小説協会大賞特別賞。『鉄道員』で第117回直木三十五賞

2000年 - 『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞。ベストドレッサー賞

2006年 - 『お腹召しませ』で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞

2008年 - 『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞

2010年 - 『終わらざる夏』で毎日出版文化賞

2013年 - 『一路』で第3回本屋が選ぶ時代小説大賞

2015年 - 紫綬褒章

2017年 - 『帰郷』で第43回大佛次郎賞[83]

2019年 - 第67回菊池寛賞

作品リスト 2010年以降 長編小説より抜粋

『終わらざる夏』(2010年、集英社)のち集英社文庫

『一刀斎夢録』(2011年、文藝春秋)のち文春文庫

『降霊会の夜』(2012年、朝日新聞出版)のち朝日文庫

『赤猫異聞』(2012年8月、新潮社)のち新潮文庫

『一路』(2013年、中央公論新社)のち中公文庫

『黒書院の六兵衛』(2013年、日本経済新聞出版社)のち文春文庫

『神坐す山の物語』(2014年、双葉社)のち双葉文庫

『ブラックオアホワイト』(2015年、新潮社)のち新潮文庫

『わが心のジェニファー』(2015年、小学館)

『おもかげ』(2017年、毎日新聞出版)

『長く高い壁 The Great Wall』(2018年、KADOKAWA)

『大名倒産』(2019年、文藝春秋)

『流人道中記』(2020年、中央公論新社)

その他短編小説、エッセイ、TVドラマ化、映画化、舞台化作品など多数あります。

     詳細はウキペデアを参照ください。

ウキペデアほかより 浅田 次郎は、日本の小説家。血液型はA型。日本ペンクラブ元会長。2013年現在、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞選考委員。 中央大学杉並高等学校卒業。陸上自衛隊に入隊、除隊後はアパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビュー 常に複数の連載を掛け持ちし、その合間に短編小説やエッセイの依頼も受け、ワーカホリックな一面もあるが、急病も含め、いまだに連載原稿を落としたことがない小説家

手許(0)

Youtube検索朗読作品

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【浅田次郎】朗読:敦士【大手三之御門御与力様失踪事件之顛末】 ★★

【浅田次郎】朗読 作品 39点

「浅田次郎朗読作品ミックスリスト」です。
右側に39点の投稿作品が並んでおり、
充分、愉しむことができます。


「「月のしずく」朗読・金田明夫 」です。
20万回を超える、人気の朗読作品です。

「冬の旅 (朗読:千葉雄大さん)」です。こちらもお勧めです。

「ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや)」より」です。
こちらもいかがでしょうか

「大手三之御門御与力様失踪事件之顛末」です。
39点のミックスリストより、見つけました。





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