名作をYoutubeで聴く(72) 海外小説作品からE・ヘミングウエイを聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くはアメリカでノーベル文学賞を得ている、アメリカを代表する小説家の「E・ヘミングウエイ」の作品をいくつか選んで聴いてみることにします。「老人と海」は読まれた方も多いと思いますが、代表的な作品で思いつくのは「武器よさらば」と「誰がために鐘は鳴る」ぐらいでしょうか。CD文庫として、近くの図書館で借りたのは「老人と海」と「二心(心臓)ある大川」でした。

 Youtubeで検索すると、「老人と海」が朗読作品として、数点採りあげており、他の作品は、短編小説を除いて、見つかりませんでした。4-20分の作品で検索すると、短編小説が数多く揃っています。さすがに、2時間を超える大作の朗読は難しい様です。映画化されている、長編の「武器よさらば」と「誰がために鐘は鳴る」は朗読化がおそらく無理な作品でしょうか。

 いつもの通り、「人となり」をウキペデアで読み、いくつかピックアップしますと「ヘミングウェイによって創作された独特で、シンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。ヘミングウェイは、ほとんどの作品を1920年代中期から1950年代中期に書き上げて、1954年にノーベル文学賞を受賞するに至った。彼は、6つの短編集を含めて7冊の小説と2冊のノンフィクションを出版した。死後、3冊の小説、4つの短編集、3冊のノンフィクションが発表された。これらは、アメリカ文学の古典として考えられている。」とあります。

又「ヘミングウェイは猫好きで、知己の船長から2匹の猫を貰い受けている。この猫は近親交配の結果か足の指が6本ある多指症で、ヘミングウェイは幸運を呼ぶ猫だと信じていた。キーウェストのヘミングウェイ博物館では、この猫の直系子孫が50匹ほど今も飼われており、6本指の遺伝子を受け継いでいる。」という猫好きの方に興味ある話題がありました。行政と個人の飼い猫の数の制限はどこでも、問題となるようです。

今日はブログを纏めながら二心(心臓)ある大川」を聴き、検索した作品リストから短編をいくつか選んで「異国にて」、「海流のなかの島々」、雨のなかの猫」と「橋のたもとの老人」の4点を聴いてみることにします。

「老人と海」は全編、朗読で聞くことができそうです。是非、お試しください。

ヘミングウエイの小説をYoutubeで聴く

公開日                     2022・2・27

作家名                     E・ヘミングウエイ

読み                           ハ行

音源                         Youtube

出生地:                 アメリカ合衆国 イリノイ州 オーク・パーク

死亡:                      1961年7月

分類                          海外小説

主な受賞歴 ノーベル文学賞(1954年

デビュー作 『三つの短編と十の詩』(1923年)

代表作

・『日はまた昇る』(1926年)

・『武器よさらば』(1929年)

・『誰がために鐘は鳴る』(1940年)

・『老人と海』(1952年)

作品リスト長編作品抜粋

『春の奔流』"The Torrents of Spring", 1926年

『日はまた昇る』"The Sun Also Rises", 1926年

『武器よさらば』"A Farewell to Arms", 1929年

『持つと持たぬと』"To Have and Have Not", 1937年

『誰がために鐘は鳴る』"For Whom the Bell Tolls", 1940年

『河を渡って木立の中へ』"Across the River and into the Trees", 1950年

『老人と海』"The Old Man and the Sea", 1952年

『海流のなかの島々』"Islands in the Stream", 1970年:

      生前未発表。スクリブナー社と4番目の妻メアリが編集

『エデンの園』"The Garden of Eden", 1986年:生前未発表。

      スクリブナー社のトム・ジェンクスが編集

『ケニア』"True at First Light", 1999年:生前未発表。息子パトリックが編集

その他、短篇集、遺稿集が数多くあります。

映画化 『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』など

ウキペデア他より抜粋  アーネスト・ミラー・ヘミングウェイは、アメリカ合衆国出身の小説家・詩人。ヘミングウェイによって創作された独特で、シンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。短編には簡潔文体の作品が多く、これらはダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーと後に続くハードボイルド文学の原点とされている。


手許(2) 老人と海、二心(心臓)ある大川

Youtube検索朗読作品

   ・ 【老人と海】ノーベル文学賞作家ヘミングウェイ晩年の傑作 ★★★

『老人と海』 A・ヘミングウェイ作 石波杏訳 ★★★

アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代・男だけの世界』

     レビュー:ハードボイルド60分1本勝負#22

朗読【アーネスト・ヘミングウェイ】『異国にて』 ★★

ヘミングウェイ『キリマンジャロの雪』読書会 (2022.2.18)

アーネスト・ヘミングウェイ 「海流のなかの島々」★★ 

【ヘミングウェイ全短編集】コラボ読書会 ★★★

小説 朗読】ヘミングウェイ『雨のなかの猫』 ★★

『白い象のような山並み』アーネスト・ヘミングウェイ

『なにかの終焉』アーネスト・ヘミングウェイ

『橋のたもとの老人』ヘミングウェイ ★★

『贈り物のカナリア』アーネスト・ヘミングウェイ

他多数あります。是非検索してお試しください。

作家補足事項 戦後はカナダ・トロントにて「トロント・スター」(英: Toronto Star)紙のフリー記者をつとめ、特派員としてパリに渡りガートルード・スタインらとの知遇を得て小説を書き始めた。行動派の作家で、1930年代には人民戦線政府側としてスペイン内戦にも積極的に関わり、その経験を元に行動的な主人公をおいた小説をものにした。『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』などはそうした経験の賜物であり、当時のハリウッドに映画化の素材を提供した。

公式HP(日本) http://hemingwayjp.web.fc2.com/index.html

「ヘミングウエイの手許リスト」です。2作品あり、
「二心ある大川」を聴きながら、ブログを纏めました。

「異国にて」です。
老人と海は長編ですので、別途の機会にします。
「海流のなかの島々」です。こちらもいかがでしょうか


「雨のなかの猫」です。猫好きな作家だそうです。

「橋のたもとの老人」です。短編ばかりですが、
こちらもいかがでしょうか




コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く