続自由時間のクラシック〔674〕現代の名指揮者のZubin Mehtaを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは珍しいインド系の指揮者「Zubin Mehta」のアルバムをいくつか選んで聴いてみたいと思います。中近東（バーレン）で仕事をしたことのある、筆者はインド人のエンジニアと仕事をする機会があり、つたない、英語で何人かのインド人の方と仕事をした記憶があります。

　日本では理解できない、宗教上の制約が多い地域で、ユダヤ教、ヒンズー教、モスリム、キリスト教など、出稼ぎ人種のるつぼの国で、仏教徒の日本人には理解できない環境に接しました。プロジェクト体験は１年ほどでしたが、クエートの米大使館爆破事件もあり、面食らった事を思い出しました。

　今日の「Zubin Mehta」はインド生まれで、ユダヤ人指揮者としては、稀有な人でしょうか。アルバムを検索して、イスラエル饗での指揮が多いのを不思議に思っていました。指南書レコ芸５００(2017)でも１５点も推され、日本では巨匠の指揮者に入る偉大な指揮者となります。手許には「特集版を除き」７点も所有していました。Youtubeでの検索では広い範囲の名指揮アルバムが数多くみつかりました。まだまだありそうです。是非追加検索ください。

　昨年コロナで中止になり、今年、１０月に来日して、演奏が聴けるとの情報がありましたが、肩の手術後も思わしくなく、ご高齢で、リタイア情報もでています。どうなるのでしょうか。

「人となり」をいくつかピックアップしますと「ボンベイのゾロアスター教徒（パールシー）の家庭に生まれる。ペルシア系の祖先を持つ。母語はグジャラート語である。父メーリ・メータ（英語版）も指揮者であり、地元のボンベイ交響楽団の指揮者として活動した。」とあります。

「1954年にウィーン国立音楽大学に留学し、指揮法の名教師として名高いハンス・スワロフスキーに指揮を学ぶ。1956年の夏にはクラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイムとともにカルロ・ゼッキの指揮のクラスに参加した。以来アバド、バレンボイムとは長きにわたる友人となった。」ともあります。

「1958年にリヴァプールで行われた指揮者の国際コンクールで優勝し、一躍注目される。1959年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビューし、大成功を収める。」ともありました。

　ユダヤ人としての人のつながりの大切さが、あるようで、多くのアルバムで登場するユダヤ人演奏者がみられ、ユダヤ人社会がみえます。今日は手許のアルバムから、特集の「ブルクナーの９番」を聞きながら、検索できた多くリストから、彼が得意とする、作曲家の指揮作品から「Brahms: Symphony No.1」、「Vivaldi - Concerto for 4 Violins, 」、「Mozart　Symphony No.41」、「Tchaikovsky: Piano Concerto no.1」と「Holst:ThePlanets」の５点のアルバムに厳選して聴いてみることにします。省いた名演が数多くあります。このブログの選曲に関係なく、★★★のアルバムを是非いくつかお試しください。

今日はこれまで、公開したこのブログの中から、採り上げました。お勧め指揮者のリストと私見の順位（手許のアルバム数）を②項に提示します。Youtubeで検索する際の一助となりましたら、幸甚です。

今日のお勧め曲

公開日                                                                               　2022/7/11

演奏家名                                                                               Zubin Mehta

読み                                                                                       ズービン・メータ

音源                                                                                     Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地：                                                                          　 インド ・ムンバイ

生年 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1936年4月

死亡：                                                                                          ー

分類                                                                                            指揮者

知名度 名指揮者

レコ芸５００（２０１７）＆　２００ＣＤ指揮者とオーケストラの推薦アルバム抜粋

・ ブラームス　交響曲４番*

・ ブラームス　Vn協奏曲

・ ブルッフ　Vn協奏曲

・ ドヴォルザーク　チェロ協奏曲

・ ホルスト　組曲　惑星

・ マーラー　交響曲　第２番　復活

・ ニールセン　交響曲　第４番　不滅

・ プッチーニ　歌劇　トウーランドット

・ シベリウス　Vn協奏曲

・ R・シュトラウス　家庭交響曲、英雄の生涯、ブルレスケ　　楽劇サロメ

・ スッペ　序曲集

・ ヴェルデイ　歌劇　椿姫

・ レコ芸５００（２０１７）では１５点推薦　（＊以外）

人となりウキペデア他（訳文）より 「ズービン・メータは、インドのムンバイで生まれ、新しいときリバプールの指揮コンクールで優勝し、デビューしました。 モントリオール交響楽団、LAフィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、イスラエルのフィルハーモニー管弦楽団など有数のオーケストラで指揮者と音楽監督で活動し、世界的な巨匠であることを認め受けました。」

推薦図書

・ レコ芸５００　２０１７◎

・ クラシック不滅の巨匠１００　２００８　

・ クラシック不滅の名盤２００７

・ 名盤鑑定百科各篇　吉井

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

・ ２００ＣＤ指揮者とオーケストラ　

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

手許ＣＤ（７） 詳細下記　

Youtube検索結果より　

　視聴回数の多い短い曲抜粋

・ Nielsen: Symphony No.4, Op.29 - "The Inextinguishable" 

・ Waltz from "Swan Lake" - Zubin Mehta, Israel Philharmonic Orchestra

・ Brahms: Symphony No.1: Fourth Movement 

　　　　　　(Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino, Zubin Mehta)　★★

・ Beethoven - Egmont Overture (New York Philharmonic, Zubin Mehta)

・ Richard Strauss: Also sprach Zarathustra (1) Zubin Mehta　

・ Maestro Zubin Mehta, Israel Philharmonic, Ornili Azulay

・ P. Sarasate - Carmen Fantasy for Violin and Orchestra, Op. 25 - Zubin Mehta

・ Zubin Mehta, Maxim Vengerov & Gil Shaham: Vivaldi - Concerto for 4

　　　　　 Violins, Op III No. 10　★★

２０分以上のアルバム抜粋

・ Beethoven Symphony No 9 in D minor „An die Freude“ „Ode to Joy“ Zubin Mehta

・ Brahms - Symphony No. 2 in D major, Op. 73

　　　　　 (Zubin Mehta & Israel Philharmonic Orchestra)　★★★

・ Brahms Violin Concerto, Zukerman, Mehta 1994　★★★

・ Brahms: Double Concerto in A minor, Op. 102 - Zubin Mehta, 

　　　　　Pinchas Zukerman, Amanda Forsyth　★★★

・ Mahler: Symphony No. 3 (Langsam) / Zubin Mehta & Berliner Philharmoniker

・ Gustav Mahler Symphony #1 Mehta, NYPO　★★★

・ Mozart　Symphony No.41 in C major K.551 "Jupiter"　

　　　　　Zubin Mehta/Wiener Philharmoniker　★★

・ Zubin Mehta - Mozart: Le nozze di Figaro, Overture

・ Horowitz Rachmaninoff 3rd Concerto Mehta NYPO 1978

・ Johann Strauss Gala Concert in Vienna with José Carreras and 

　　　　　Zubin Mehta (1999)　★★★

・ Tchaikovsky symphony No.5 by zubin mehta and Israel philharmonic orchestra

・ Tchaikovsky: Piano Concerto no.1 - Maestro Mehta's 80th birthday

　　　　　 - Khatia Buniatishvili　★★

・ Wiener Philharmoniker und Zubin Mehta in Budapest (2017)　★★★

・ Zubin Mehta conducts Sinfonia Domestica by Richard Strauss (live)

・ Zubin Mehta, Khatia Buniatishvili, Israel Philharmonic - Schumann,

　　　　　 Op. 54 (without crickets)

　　その他作曲家

・ Carmina Burana, Carl Orff, Zubin Mehta, Maggio Musicale Fiorentino, June 1997

・ Holst:ThePlanets - Zubin Mehta, Los Angeles Philharmonic　★★

・ Suppé: Overtures (Georg Solti/Vienna Philharmonic Orchestra - 1959)

・ Liszt The Battle Of The Huns / Orpheus / Mazeppa LAPO Zubin Mehta 1972

・ Richard Wagner - Tristan und Isolde

　　　　　 (Zubin Mehta, Bayerisches Staatsorchester, 1998) part1　★★★

・ YouTube ミックスリスト　★★★

指揮者追加情報 「1961年からモントリオール交響楽団の音楽監督、1962年からロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、それぞれ1967年と1978年まで在任した。ロサンジェルス辞任後、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、1991年まで在任した。1985年にはフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の首席指揮者に就任し、1996年には同歌劇場と日本公演を行った。1991年に湾岸戦争が起きた時、ニューヨーク・フィルとの日程をすべてキャンセルして現地に飛び、連日イスラエル・フィルと無料演奏会を行なった。リハーサルなしで多くの交響曲を日替わりで演奏し、人々を鼓舞したという。」

「Zubin Mehtaの手許リスト」です。
意外と少ないアルバム数でした。
デッカの特集版から、抜粋して聴きました。

「Brahms: Symphony No.1」です。
先ずこのアルバムはいかがでしょうか
全曲聴けそうです。

「Vivaldi - Concerto」です。
演奏者はユダヤ人が多く出てきます。

「Mozart　Symphony No.41」です。
ウイーンフイルでの演奏が多い様です。

「Tchaikovsky: Piano Concerto no.1」です。
８０歳の誕生記念での自らの指揮アルバムです。
このピアニストはお勧めです。

「Holst:ThePlanets 」です。
久し振りに聴くことになります。

②有名指揮者リスト

これまで、このブログで採りあげた、１００人ほどの有名指揮者を整理しましたので、下表に示します。手許のリストでは指揮者として、登録していますが、最近ではピアニスト、Vnニスト、管楽器奏者や古楽器演奏家でも、指揮者も兼務される方が多くなってきています。こだわり無しに、表をまとめています。指揮者以外に出てこられる場合も有りますこと、ご承知おきください。このブログでは大物も含めてもう少し採りあげる予定です。ブログ表題の個人名をYoutubeに入力していただきますと、いずれも、２０－３０点以上の人気あるアルバムが検索可能でただちに視聴することができます。

　　　　　　　　　　　　イ、　これまでご紹介した、ブログ表題と有名指揮者リスト

　　　　　ロ、お勧め指揮者ランク(筆者手許枚数３０枚以上）