続自由時間のクラシック〔682〕現代の名ファゴット奏者のKlaus Thunemannを聴く

  今日の続自由時間のクラシックは低音の管楽器であるファゴットの世界的奏者の「klaus thunemann」アルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。ファゴット(バスーン)は曲目の多い、フルートやクラリネットの木管楽器の中でも地味な楽器で非常に曲数が少ないので、独奏者もぐっと、少なくなります。このシリーズでも3-4人、ご紹介できれば、と思って、ブログを書き始めました。

 指南書レコ芸500(2017)ではファゴットの曲は2点だけ紹介されており、他の指南書を追加してもわずかで、計6点でありました。手許の管楽器リストにはファゴット奏者は15人ほど、保有している様ですが、今日の「klaus thunemann」は見当たりません。

 Youtubeに期待して、「klaus thunemann」を検索した結果が下の表のとおりで、驚くほどみつかりました。さすが、Youtubeで収集力のすごさを再認識しました。指南書の推す、ベートーヴェンのピアノ五重奏のアルバムは見つからず、追加検索ください。

 早速、ウキペデア他(訳文)で「人となり」を検索してみました。いくつかピックアップしますと「クラウス・トゥーネマンは1937年4月19日にマクデブルクで生まれました。 彼はもともとピアノを学びましたが、18歳からファゴットに焦点を当てていました。彼はベルリンのHochschulefürMusikの学生で、ウィリー・フグマンに師事しました。卒業後、トゥネマンはハンブルクの北ドイツラジオ交響楽団に契約し、 1962年から1978年まで主なファゴット奏者を務めました。」

「この間、彼は室内楽やソリストにも頻繁に出演しました。 1970年代には、彼はジャズプレーヤーやエバーハルトウェーバーなどの無料のインプロヴァイザーとも協力しました。」とあり、また、「ドイツ政府は、2006年にドイツ連邦共和国功労勲章(連邦功労勲章、ドイツ連邦共和国功労勲章)を授与されました。」

「 Thunemannは、ファゴットソリストとして時折演奏を続けています。2008年10月、サン=サーンスのバスーンソナタを演奏するエルサレム国際室内楽祭に出演」ともありました。85歳ぐらいでしょうか、まだ、お元気だそうです。

 今日は初めて、手許、保有アルバム無しでYoutubeに全面お世話になりました。予備知識がない楽器だけに、指南書の推すアルバムを参考に「Beethoven: Three Duets for Clarinet andBassoon」、「Mozart Bassoon Concerto K.191」、「M.Glinka. Патетическое трио ре минор.」、「R. Strauss Duett-Concertino for Clarinet & Bassoon」と「A. Vivaldi Bassoon Concertos」の計5点に厳選して聴いてみることにします。

 ファゴットの曲を聴く機会は多くないと思われます。是非、いくつかお試しください。

今日のお勧め曲

公開日                          2022/7/21

演奏家名                         klaus thunemann

読み                           クラウス・トウーネマン

出生地:                         ドイツ マクデブルク

生年                             1937年4月

死亡:                              

分類                                                                                     管楽器奏者 

知名度                                                                         名ファゴット奏者

レコ芸500&200CD 管楽器、管楽器の名曲名演奏の推薦曲

グリンカ 悲愴三重奏曲

R・シュトラウス デユエット・コンチェルテーノ

ドウヴィエンヌ ファゴット四重奏曲

ロマンテック ファゴット

ベートーヴェン ピアノと管楽のための五重奏曲*

モーツアルト ファゴット協奏曲*

レコ芸500 2017では2点*推薦 

人となりウキペデア(訳文)他より クラウス・トゥーネマンはドイツのバスーン奏者であり、「彼の世代で最も優れたバスーン奏者の1人」と見なされています。1978年から、彼は彼のソロ作品に加えて教育のキャリアに焦点を当てました。 Thunemannは、HochschulefürMusik、Theatre und Medien Hannover、HochschulefürMusikHanns Eisler Berlin、マドリードの国際室内楽研究所、マドリードのReinaSofía音楽学校の教員を務めました。


推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CD 管楽器 立風書房◎

管楽器の名曲・名演奏 伊藤◎

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(0) 手許ファゴット奏者一覧は下記参照ください。

Youtube検索結果より  ★★★

   ・  Ludwig van Beethoven: Three Duets for Clarinet and 

      Bassoon, WoO27 (1790-1792) ★★

W.A. Mozart Bassoon Concerto in B flat K.191, Klaus Thunemann / ASMF ★★

    ・  M.Glinka. Патетическое трио ре минор. A. SATZ (piano)★★ 悲愴三重奏曲

Weber: Bassoon Concerto in F, Op.75 

Weber: Andante and Rondo Ungarese

Duett-Concertino for Clarinet & Bassoon: I R. Strauss: Concertos ★★

Berwald: Concert Piece in F major, Op.2

Crusell: Bassoon Concertino in B flat major - 1.

David: Bassoon Concertino in B flat major, Op. 12

Elgar: Romance, Op. 62

Hummel: Grand Concerto for Bassoon and Orchestra in F - 1

Bernhard Henrik Crusell - Bassoon Concertino

Sonata for Bassoon and Piano in G-Major, Op. 168 French Music for Oboe & Bassoon

Telemann: Concerto for Recorder, Bassoon, Strings and Continuo in F major, TWV 52

Ludwig van Beethoven: Three Duets for Clarinet and Bassoon, WoO27 (1790-1792)

Johann Christian Bach - Bassoon Concerto in E-flat major, W C82

Quartet No. 3 for Bassoon & Strings, Op. 73

Vivaldi Bassoon Concertos, Klaus Thunemann 1

A. Vivaldi Bassoon Concertos, Thunemann / I Musici ★★

A. Vivaldi 7 Bassoon Concertos, Klaus Thunemann

Wolfgang Amadeus Mozart - Quintet for Piano and Winds in E flat Major, K. 452

Hummel: "Grand Concerto for bassoon und orchestra.

Jan Dismas Zelenka. Sonatas (2017)

6 TRIO SONATAS (ZWV 181) by Jan Dismas Zelenka 

     {World premiere / reference recording + Score}

J.S. Bach The Brandenburg Concertos BWV 1046-1051, I Musici

[PMF 2018] Open Master Class IV -Bassoon- [PMF Connects 2020]

Concierto Mozart, Vaughan William s / Orquesta Sinfónica Nacional / INBAL / México

Daniel Schnyder Concert for bassoon and orchestra -

      first chambermusic version recorded

Klaus Thunemann

     参  Beethoven Quintet Opus 16 Würtz, De Graaf, Meyer, 

     Gaasterland, & Van de Merwe ★★★

ミックスリスト - クラウス・トゥーネマン ★★★

指揮者・演奏者追加情報(訳文) Thunemannは、フィリップスレコードやドイツグラモフォンなどのレーベルのために、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどのファゴットレパートリーを録音した広範なディスコグラフィーを持っています。彼のレコーディングでは、ピアニストのアルフレッド・ブレンデル、オーボエのハインツ・ホリガー、チャンバーグループのイ・ムジチなど、多くのアーティストとコラボレーションしています。

facebook https://ja-jp.facebook.com/KlausThunemann




「現代の管楽器奏者の中でバスーン奏者の手許リストの抜粋」です。
クラウス・ストールではなさそうででした。



指南書の推す、ピアノ五重奏は見つからずこちらを選んでみました。
参考までに別の演奏者の
五重奏曲を選んでおきました。

「Beethoven: Three Duets for Clarinet and 
Bassoon」です。


W.A. Mozart Bassoon Concerto in B flat K.191」です。
名曲・名盤です。いかがでしょうか

「M.Glinka. Патетическое трио ре минор」です。
こちらもがいかがでしょうか

「R. Strauss Duett-Concertino」です。
分割されていますが、全曲聴けそうです。

「A. Vivaldi Bassoon Concertos, Thunemann / I Musici」です。
名曲・名盤です。お若いころのジャケットです。




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