続自由時間のクラシック〔684〕現代の名ピアニストのAlexis Weissenbergを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはブルガリア出身の名ピアニストの「Alexis Weissenberg」のアルバムをいくつか選んで、聴いてみることにします。このブログも回を重ねる毎に、登場する人物も増え、時々、同じ人を推すことがありそうです。基本的にはエクセル、アクセスの二つのソフトでデータを管理していますが、毎回のデータを格納する時が遅れ、既に公開している人が再登場する、羽目になる事になります。残念ながら、幾人(4-5人)か再登場した様です。曲もダブらずに集中しています。素人のブログにつき、再チェックシステムがないので、後日の自己チェックシステムとなります。不満足はご容赦ください。

 このブログの基本的指南書となっている、レコ芸500(2017)版が新しく、2022年版として、改訂され、出そうな時期となってきております。個別の冊子での特集は終わり、いよいよ、Mook版で刷られ、出てまいります。この本に関しては、評論家の能力など、色々な意見があります。しかし、日本のプロの音楽評論家が集まり、持ち点方式で、主な作曲家・作品・名盤を推してくれています。500曲X15点=7500曲が提示されます。わが国では最も、素晴らしい、基本的なクラシック指南書でしょう。お勧めします。

 多くのクラシックの個別解説本も、恐らく。この本を元に再編集、あるいは新訂されることになります。レコ芸500(2017)版の巻末目次に演奏家覧があります。このこのブログでは手許のアルバム数とこの、演奏家覧を参考にして、公開する、個人演奏家を決めています。新しい、Mook版が出ると、恐らく、演奏家の新旧入れ替えがなされると思います。同じ人がどう評価されるのか、愉しみで、あります。カラヤンは生き残ります。

 前置きが長くなりりましたが、今日の「Alexis Weissenberg」も亡くなって、随分たつ(10年)ので、新レコ芸500では交代されるのでしょうか、興味があるところです。カラヤンと親密な関係を持つ、ピアニストで、多くの協奏曲がでています。レコ芸500(2017)では11点も推されており、評価の高いピアニストでした。手許には5点保有していました。他の指南書では2点だけありましたが、1点はレコ芸500同じ、アルバムでした。Youtubeでの検索結果を下に記します。普段、聴く事もく、見過ごす、演奏家でも、こんなに、多くのアルバムが出ているのです。

 ウキペデアで、「Alexis Weissenberg」をピックアップしますと、「幼い頃から作曲家のウラディゲロフに作曲とピアノを学び、ピアニストとしてのデビューは14歳の時であった。1941年にドイツの占領軍から逃れるためトルコへ逃亡を試みたが、捕まって投獄された。ドイツ人の警備員はアレクシスのアコーディオンのシューベルトの演奏に感心し、アレクシスと母をトルコ行きの列車に乗せて見逃した。イギリス委任統治領パレスチナを経てアメリカに逃れる。」とあります。

「その後、1946年にニューヨークのジュリアード音楽院に入学。サマロフ、ランドフスカ、そしてシュナーベルの指導を受け、卒業した時には、ワイセンベルクは各国から招かれるほど有名になっていた。1947年にレーヴェントリット国際コンクールで優勝、同年にジョージ・セル指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと共演してデビュー。」とありました。

「1957年に突然、自分の音楽を鍛えなおすとして演奏活動から身を引き、隠遁生活を送る。1966年、パリでのリサイタルで演奏活動に復帰し、ベルリン・フィルのシーズン・オープンの初日に登場するが、この復帰を全面的にバックアップしたのがカラヤンであった2人の親しい関係は続き」

「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、フランクの交響的変奏曲など次々に録音。さらにベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を完成。」ともありました。ユダヤ人迫害が起こった、戦争を切り抜いた、演奏家の一人です。詳細はウキペデアを一読ください。

 今日は手許の「Debussy Estampes,Suite Bergamasque他」を聴きながらブログを纏め、検索できたアルバムから、カラヤンを意識しながら「 Bach's Chromatic Fantasy and Fugue」、「Mussorgsky "Pictures at an exhibition」、「Beethoven Piano Concerto No.5 "Emperor" 」、「Schumann -- Fantasy in C 」と「Tchaikovsky Concerto Nº 1 op 23」の5点を選んで聴いてみることにします。★★★は紙面の都合で省いていますが、名曲。名盤です。是非お試しください。

今日のお勧め曲

公開日                        2022/7/26

演奏家名                      Alexis Weissenberg

読み                        アレクシス・ワイセンベルク

音源                          Youtube

出生地:                      ブルガリア ソフィア

生年                           1929年7月

死亡:                         2012年1月

分類                           鍵盤楽器奏者

知名度                        ピアニスト

レコ芸500 2017 &200CDピアノ秘密 、ピアノの名曲名盤1053の推薦曲

  ・ パタジェスカ 乙女の祈り

ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番◎

ショパン 夜想曲◎

ドブユッシー ベルガマスク組曲、喜びの島◎

フランク 交響的変奏曲◎

ムソルグスキー 組曲展覧会の絵 ピアノ版◎

ラフマニノフ ピアノ協奏曲2、3番、前奏曲◎

サンサーンス 動物の謝肉祭◎

チャイコフスキー ピアノ協奏曲1番◎

レコ芸500 2017に11点推薦 ◎

人となりウキペデア他より アレクシス・ジギスムント・ワイセンベルクは、ブルガリアのソフィア出身のユダヤ人ピアニスト。めざましいテクニックとスタイリッシュなフォルムで人気を博し、1966年の復帰後はカラヤンと共演を続けた。 1972年、28年ぶりに祖国ブルガリアに帰国。政府からキリル・イ・メソディ賞を授与され、1975年に名誉市民権を与えられた。

推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CDピアノとピアニスト 立風書房

200CD ピアノの秘密 立風書房◎

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社 ◎

クラシック不滅の巨匠◎

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(5) 詳細は下記

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い、短い曲抜粋

Just a little tribute to Mr. Alexis Weissenberg (26.07.1928 -- 08.01.2012)

Alexis Weissenberg plays Bach's Chromatic Fantasy and Fugue

      in D Minor, BWV 903★★ 

(Artistic Cameras) Alexis Weissenberg plays Petrouchka - Stravinsky (complete)

Weissenberg: 6 arrangement of songs sang by Charles

      Trenet (Performed by Shota Ezaki)

Alexis Weissenberg: Bach/Liszt: Prelude & Fugue in A Minor, BWV 543

   20分以上のアルバム抜粋

Alexis Weissenberg - Domenico Scarlatti - Sonate 

     - K. 450, K. 247, K.109, K. 87, K. 544 ★★★

Alexis Weissenberg - Mussorgsky "Pictures at an exhibition ★★

Alexis Weissenberg - Piano recital - Helsinki, 1980

Alexis Weissenberg - Rach 3rd - Live - Late 1960s - French TV

   Alexis Weissenberg (+ Domingo, Karajan, Mutter, Rampal, Moll, Lagoya, Katsaris, etc)      (mai 1985) ★★★

   Alexis Weissenberg Chopin Concerto # 1 Toronto November 1974

Alexis Weissenberg Live Rachmaninoff Concerto # 3 11/23/1967 Chicago

Alexis Weissenberg plays Prokofiev Piano Concerto no. 3, op. 26 - live

Alexis Weissenberg plays Schumann Album für die Jugend op 68 part 1 1974

Beethoven Piano Concerto No.3 Karajan/Weissenberg Tokyo Live 1977 

     カラヤン/ワイセンベルク 東京ライブ ★★★

Beethoven Piano Concerto No.5 "Emperor" Karajan/Weissenberg 

     - Tokyo Live 1977- ★★

BEETHOVEN PIANO KONZERTO NR.4 1977 

      OSAKA Live (OLD VIDEO BAD SOUND Rare秘蔵 @1st mov No Sound)

Johannes Brahms - Piano Concerto Nº 2 (Weissenberg, OSRTVE, Guschlbauer)

Liszt - Sonata in B Minor - Alexis Weissenberg - 1967

Liszt -- Sonata in B Minor -- Alexis Weissenberg -- Live - 1981 ★★

Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15: I. Maestoso

Piano Concerto No. 1, Op.23 (2004 Remastered Version) :

      I. Allegro non troppo e molto maestoso

Rachmaninoff Piano Concerto No 2 Op 18 Alexis Weissenberg,

      piano Karajan, conductor ★★★

Rachmaninov Piano Concerto No.2 op.18

Schumann -- Fantasy in C -- Alexis Weissenberg -- Live 1986 ★★

Tchaikovsky Concerto Nº 1 op 23 Karajan Weissenberg ★★

Weissenberg plays Rachmaninov Concerto No. 3 / 1969

Weissenberg plays Tchaikovsky  ★★★

Weissenberg Schumann op13 ★★★

ワイセンベルク ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ★★★

ミックスリスト - アレクシス・ワイセンベルク ★★★

指揮者追加情報 1957年に突然、自分の音楽を鍛えなおすとして演奏活動から身を引き、隠遁生活を送る。1966年、パリでのリサイタルで演奏活動に復帰し、ベルリン・フィルのシーズン・オープンの初日に登場するが、この復帰を全面的にバックアップしたのがカラヤンであった。2人の親しい関係は続き、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、フランクの交響的変奏曲など次々に録音。さらにベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を完成



「Alexis Weissenberg」です。
わずかですが保有していました。

「 Bach's Chromatic Fantasy and Fugue」です。
非常に端正なピアニストです。
バッハのアルバムもいくつか聴けそうです。

「Mussorgsky "Pictures at an exhibition」です。
ピアノ単独です。こちらもお勧めの演奏です。

「Beethoven Piano Concerto No.5 "Emperor"」です。
日本公演での演奏です。指揮はカラヤンとベルリンフイル

Liszt -- Sonata in B Minor」です。
こちらもお勧めの名曲・名盤です。


「Tchaikovsky Concerto Nº 1 op 23」です。
カラヤン指揮作品です。こちらもいかがでしょうか


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