続自由時間のクラシック〔678〕現代の名SQ(弦楽四重奏団のGuarneri Quartet を聴く

 今日の続自由時間のクラシックはアメリカ出身の古参SQの一つ「Guarneri Quartet 」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。筆者はこれまで、全く知らない初めて聴くSQですが、いくつかの指南書で、すでに解散して、随分経っても。名SQの評価が高いとのことで、このブログでも採りあげることにしました。

 レコ芸500〔2017〕では5点だけですが、他の指南書を入れると、12点も評価を受ける、立派な古参のSQでしょうか。手許は3点だけでした。やはり、追加検索する必要があるようです。さすが、Youtubeで検索すると随分、みつかりました。レパートリー拝見すると、さすが、結成から解散まで45年も活躍した、名門のSQでした。解散年が2009年との事で、既に13年も経っており、売られているアルバムが少ないのではと思います。お恐らく絶版でCDショプでも手に入るか不明の時期でしょう。貴重な音源をゲットしました。

 恐らく、近い将来、Youtube以外で聴くことはできないSQとなるはずでしょう。少ない情報でしたが、「人となり」をピックアップした結果を簡単に記しますと、「1965年にデビュー以来、アメリカ室内楽のホープとして活躍、晩年のアルトゥール・ルービンシュタインが惚れこんで共演録音を希望したことでも知られるグヮルネリ弦楽四重奏団で、骨太のモーツァルト解釈を実現。」

 「実力派ヴィオラ奏者3人をむかえてデジタル・ライヴ録音されたモーツァルト五重奏曲全集が有名でヴィオラ・パートに、アイダ・カヴァフィアン、スティヴン・テーネンボム、そしてキム・カシュカシャンという名手3人を迎えています。」とありました。

また、Web訳文では、「グァルネリ四重奏団のメンバー—少なくともその3人の元のメンバー—は長い間お互いを知っていました。彼らは一緒に音楽学校に通い、楽しみのために弦楽四重奏を演奏しました。45年経った今でも、ヴァイオリニストのアーノルド・スタインハルトとジョン・ダリー、ヴィオリストのマイケル・ツリー、そして比較的新人のチェロ奏者のピーター・ワイリーが、ベートーベン、モーツァルト、ドヴォルザーク、シューベルトでいっぱいのコンサートを演奏しています。」

 45年経って「まだかなり上手くプレーしているときに引退したほうがいいと思ったと、2009年にそれを数分で決め、やめたと言っています」個別Webにもありました。現在はどうしているのでしょうか。その後の情報は見つかりませんでした。

 今日は手許のアルバムからモーツアルトの「モーツアルトString Quartet No.14.15」を聴きながら、ブログをまとめ、見つかった数多いアルバムから、王道の作品を選び、「Smetana "From my life" 」、「Arriaga: String Quartet No. 1」、「Rubinstein & Guarneri Quartet」、「 Brahms op 51, no 2」と「Souvenir de Florence」の計5点を選んで聴いてみることにします。省きましたがグリーグ、ラベルのSQも聴くことができます。なお、Arriagaは初めてです。

今日も、これまでご紹介した、室内楽団を整理した結果を数少ないですがその②に示します。あわせて、日本人演奏家についても、採り上げた演奏家をお示しします。中には世界に伍して活動されている方もおおぜい含まれています。このブログを閉じる時に、増えていることを期したいですが、日本人の場合は投稿も少なく、著作権上、難しい様です。

①今日のお勧め曲

公開日                         2022/7/15

演奏家名                       Guarneri Quartet

読み                         グァルネリ弦楽四重奏団

音源                           Youtube

国名                            アメリカ

結成                            1964年

解散                            2009年

規模・メンバ                ヴァイオリニストのアーノルド・

                         スタインハルトとジョン・ダリー、

                      ヴィオリストのマイケル・ツリー、が中心メンバ

分類                            室内楽団

知名度                        有名室内楽団

レコ芸500&クラシック名盤大全室内楽篇推薦曲

アリアーガ 弦楽四重奏曲1番

グリーグ 弦楽四重奏曲1番

シベリウス 親愛なる声

ハイドン 十字架上のキリストの7つの言葉

ベートーヴェン弦楽四重奏曲10番

モーツアルト 弦楽四重奏曲 16番

ベートーヴェン 後期弦楽四重奏曲◎

ブラームス ピアノ五重奏曲◎

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲12番 アメリカ◎

モーツアルト ピアノ四重奏曲 1,2番◎

スメタナ 弦楽四重奏曲1番 わが生涯より◎

レコ芸500(2017)では5点◎推薦

人となりウキペデア他より メリーランド大学カレッジパーク校の付属弦楽四重奏団として長年活動し、音楽科で指導も行った。2007年に、弦楽四重奏団としての活動を2009年に終了する意向を発表した。

推薦図書

レコ芸500(2017)◎

カルテットの名曲・名演奏 渡辺和◎

モ-ツアルト名盤大全

クラシック名盤鑑定百科 室内楽編 吉井亜彦◎

名盤大全 室内楽編◎

私だけのクラシック1001 宮城谷

手許CD(3) 詳細は添付リスト 

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い短い曲抜粋

Guarneri Quartet play Grieg String Quartet in g minor Op.27

Arnold Steinhardt: First Violin, Guarneri String Quartet

Janacek "String Quartet No 1" Guarneri Quartet ★★★

Guarneri Quartet-Smetana "From my life"  ★★

The (original) Guarneri String Quartet - Borodin Nocturne

Arriaga: String Quartet No. 2 

   ・    Dvořák: String Quartet No.12 in F major, Op.96 ★★★

20分以上

  ・ String Quartet No.1 in D minor - Juan Crisóstomo Arriaga ★★

guarneri quartet, mozart string quintet complete   ★★★(中身はSQ

     No. 18 in A, K.464、 No. 19 In C, K.465)

Debussy Quartet Op 10, Guarneri Quartet, 1987 in Baden Baden, Germany

String Quartet No. 13 in G major; Guarneri Quartet

Beethoven "Piano Trio No 38" Guarneri Trio

High Fidelity: The Adventures of the Guarneri String Quartet

Rubinstein & Guarneri Quartet ★★ 長時間アルバム

Guarneri Quartet - Ravel Quartet 

Guarneri Quartet Haydn, Op 76 No 4, Sunrise

Dvorak Piano Quintet in A, Opus 81 Rubinstein, Guarneri Quartet, 1971 ★★★

Brahms - Piano quartet n°3 - Guarneri SQ / Rubinstein

Brahms Klavierquartett nr 1 op 25 Mikhail Rudy, Guarneri Quartet.avi

Brahms, Piano Quartet G minor, op.25 - Mikhail Rudy, Guarneri Quartet

Guarneri Quartet , Brahms op 51, no 2 1987 ★★

Beethoven, String quartet no 5, GUARNERI QUARTET 

Schubert / Leonard Rose / Guarneri Quartet, 1975: Quintet in C D.956 ★★★

Gabriel Fauré String Quartet in G major, Op 121 Guarneri Quartet, 1970

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 作品18の1 グァルネリ弦楽四重奏団 1991

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18の2 グァルネリ弦楽四重奏団 1991

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 作品18の3 グァルネリ弦楽四重奏団 1991

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 作品18の6 グァルネリ弦楽四重奏団 1991

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」

     グァルネリ弦楽四重奏団 1988 ★★

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127 グァルネリ弦楽四重奏団 1987

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132 グァルネリ弦楽四重奏団 1988

Souvenir de Florence; Guarneri Quartet, Boris Kroyt & Mischa Schneider ★★

ミックスリスト - グァルネリ弦楽四重奏団 ★★★

演奏家追加情報

骨太のモーツァルト解釈を実現。実力派ヴィオラ奏者3人をむかえてデジタル・ライヴ録音された五重奏曲全集が有名。彼らにとってRCAへの最後の録音となったもので、そのデビュー20周年を記念して1984年から1985年にかけてメトロポリタン美術館で行われた演奏会でデジタル・ライヴ収録されたのがこの弦楽五重奏曲全集(今回のYoutubeでは見つかりませんでした。)

「Guarneri Quartetの手許リスト」です。
珍しくこのSQを3点も集めていました。

「Smetana "From my life"」です。
定番の名曲です。全曲揃っています。
 Dvořákのアメリカも聴けます。


「Arriaga: String Quartet No. 1」です。
初めて聴く作曲家です。2番も揃っています。



「Rubinstein & Guarneri Quartet」です。
数曲はいっています。長時間ですが、お勧めです。

「Brahms op 51, no 2 」です。
こちらも名曲で、お勧めです。

「第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」」です。
ベートーヴェンのSQはほぼ揃いそうです。


チャイコフスキーの「Souvenir de Florence」です。
名曲の一つです、いかがでしょうか


②室内楽団の集約

これまで、このブログでご紹介した、室内楽団を整理してみました。古楽演奏団、弦楽三、四、五重奏、ピアノが入る三ー五重奏、さらに、弦楽中心の六ー八、九重奏、管楽器中心のウインドアンサンブル、吹奏楽など、多岐多様の室内楽団が数多くあります。構成する演奏メンバもフレキシブルでつかみずらい、ジャンルですが下表のとおり、これまで採り挙げた団体をまとめてみました。まだまだ不十分です、また、分類に定かでないところはご容赦ください。基本的には、Youtubeで名前を入力すると、多くのアルバムが検索できますので、上手く活用ください。

                    イ、室内楽団。アンサンブルの集計結果



③日本人の指揮者・演奏家の集約

これまで、このブログで採りあげました、日本人の指揮者と各種楽器の演奏家を整理してみました。原則として、手許保有1-2枚のCDのみの演奏家は省略しております。ご了解ください。今後、益々、若手も出て来ますので、あくまでも現在、通過点でのリストと解釈ください。

                    ロ、日本人演奏家の集計結果
             



       

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