日曜日の古典落語(第122回)ふだんの袴&土橋万歳

 今週の古典落語は「ふだんの袴」と「土橋万歳」を選んでみました。今週の落語は、年末の落語データをみて、聴き漏らしている、名演を2席、選んだ演目です。「ふだんの袴」は掛け軸の鳥を取り違える八五郎のはなし、「土橋万歳」は若旦那のお茶屋遊びをいさめる夢物語で上方のお噺です。昔の、関西の万歳(古い万歳スタイル)がオチの噺ですが、どちらも、最近は演じられる機会が少ない噺です。
 高座で噺す時間と、TVやラジオでの割り当て時間と異なるので、段々、演じられる機会が減ってきているようです。下の表の通り、演者の少ない演目ですが、Youtubede二人の巨匠の名演が愉しめます、是非、お試しください。 
 昨年末に、これまで、お勧めした古典落語をリストアップしました。2点ほど、ダブッた演目もあるようでした。しかし、データで整理しておくと便利なもので、演者別にソートしてみると、六代目三遊亭園生はこれまで78席も採りあげていたようです。ご存知のように落語界では「園生100席」は有名な作品集で、落語ファン誰もが、聴き通したい作品集です。同じように、小さん、志ん生、志ん朝、談志など、巨匠別に分類することも可能でした。「園生100席」をすべて、無理でしょうが、今年も、全300席を目指して、いいお噺を採りあげてみたいと思います。

今週の古典落語

日時 2019・1・13
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 ふだんのハカマ ハシ万歳
演者 林家ハヤシヤ正蔵ショウゾウ カツラ コメアサ
分類
出典
その他演者名






春風亭一之輔 ふだんの袴
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演題コメント 人の真似をして失敗する「オウム返し」の典型です。サムライ真似マネしたハチ五郎ゴロウジクツルを「ブンチョウ」作を「ブントリ」と間違マチガえるおはなし。煙管キセルはどこにんだのか.ふだんの頭の上がおち ちのできるハナシ若旦那ワカダンナ茶屋チャヤアソびをいさめて、アヤめてしまう番頭バントウ、おタガい、ユメナカで、同時ドウジていたスジき。がついて、アクギョウをわびる、若旦那ワカダンナユメでよかった、番頭バントウ丁稚デッチちは「親父オヤジ大和ヤマト万歳マンザイ」だと、スコし、ちない


「ふだんの袴」は林家正蔵でいかがでしょうか

上方落語の重鎮、米朝盤がありました。

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