名作をYoutubeで聴く(31) 井上靖と平岩弓枝の作品を聴く

 　今日の名作をYoutubeで聴くは戦後の現代小説を代表する、井上靖と平岩弓枝の２人の作品からいくつか聴いてみることにします。どちらも、膨大な作品がありますが、有名な作家だけに、著作権上、Ｙｏｕｔｕｂｅで朗読を聴くにはハードルの高い２人です。ＣＤ文庫として、いくつか市販されているものは、聞くことができますが、殆どは書籍で読むしか方法がありません。

　新潮ＣＤ文庫から、井上靖の作品は「闘牛」と「講演集」が出ています。又、平岩弓枝の作品は横浜ＣＤ文庫から１０点以上聴くことが可能です。青空文庫には、２人とも公開されていません。朗読ＣＤを近くの図書館で、上手く見つかれば、いいのですが、書店ではＣＤを置いていないこともあります。今日は２人の作品をＹｏｕｔｕｂｅでじっくり、探した結果が下の表のとおりでした。膨大な作品量に比べ、ほんのわずかでした。

　井上靖は全１２５７件もあります。『氷壁 (新潮文庫)』、『あすなろ物語 (新潮文庫)』や『敦煌 (新潮文庫)』などが有名で「闘牛」で芥川賞を得て以来、日本文壇の重鎮になられた作家で、中国の文化・歴史の書籍が特筆する作品が残っています。

　平岩弓枝の作品は４６０件もあるようで中でも南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどが有名です。どちらも、ウキペデアが詳しいので、是非、一読ください。

　今日は井上靖の講演集「孔子を語る」を聴きながら、ブログをまとめました、もっと検索できるか期待しました、少し、不満足ですが、著作権上、仕方がないようです。それでもいくつか愉しむことができます。今日は井上靖から「敦煌」と「利休の死」をそして、平岩弓枝から「江戸の精霊流し」と「小っちゃなかみさん」を聴く事にします。追加検索もできますので、是非トライください。

①井上靖の作品を朗読で聴く

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021/8/14

作家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　井上靖

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ア行

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京都

死去 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1991年（平成3年）1月

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現代小説

主な作品　ウキペデアより抜粋

長編小説より、１９５７年以降抜粋

・ 『氷壁』新潮社 1957.10 のち文庫（ナイロンザイル事件）

・ 『天平の甍』★中央公論社 1957.12 のち学燈文庫、新潮文庫、旺文社文庫、正進社名作文庫

　　　　　（鑑真）

・ 『海峡』角川書店 1958.9 のち文庫

・ 『揺れる耳飾り』講談社 1958.12 のち文春文庫

・ 『ある落日』角川書店 1959.5 のち文庫

・ 『波濤』講談社 1959.8.のち角川文庫

・ 『朱い門』文藝春秋新社 1959.10

・ 『敦煌』★講談社 1959.11 のち新潮文庫（敦煌文献）

・ 『河口』中央公論社 1960.8 のち角川文庫

・ 『蒼き狼』★文藝春秋新社 1960.10 のち新潮文庫、旺文社文庫（成吉思汗）代表作

・ 『渦』新潮社 1960.12 のち角川文庫

・ 『群舞』毎日新聞社 1961.6 のち角川文庫（雪男）

・ 『淀どの日記』文藝春秋新社 1961.10 のち角川文庫

・ 『しろばんば（正・続）』◆中央公論社 1962.10(正) 1963.11(続) のち新潮文庫、旺文社文庫

・ 『憂愁平野』新潮社 1963.1 のち文庫

・ 『風濤』★講談社 1963.10 のち新潮文庫（元寇）

・ 『城砦』毎日新聞社 1964.5 のち角川文庫（長崎原爆）

・ 『楊貴妃伝』★中央公論社 1965.8 のち講談社文庫

・ 『燭台』講談社 1965.9 のち文春文庫

・ 『夏草冬濤（なつぐさふゆなみ）』◆新潮社 1966.6 のち文庫

・ 『傾ける海』文藝春秋 1966.11 のち角川文庫（伊勢湾台風・近鉄名古屋線改軌）

・ 『化石』講談社 1967.6 のち角川文庫

・ 『夜の声』新潮社 1968.8 のち文庫（万葉集）

・ 『おろしや国酔夢譚』★文藝春秋 1968.10 のち文庫、徳間文庫 （大黒屋光太夫）

・ 『西域物語』★朝日新聞社 1969.11 のち新潮文庫

・ 『額田女王』★毎日新聞社 1969.12 のち新潮文庫

・ 『欅の木』集英社 1971.7 のち文春文庫

・ 『後白河院』★筑摩書房 1972.6 のち新潮文庫

　　　・　　他多数あります。

ウキペデアより 井上 靖（いのうえ やすし、1907年（明治40年）5月6日 - 1991年（平成3年）1月29日）は、日本の小説家・詩人1950年（昭和25年）「闘牛」で芥川賞を受賞、私小説・心境小説が主流だった敗戦後の日本文学に物語性を回復させ、昭和文学の方向性を大きく変えた、戦後期を代表する作家のひとり。劣等感から来る孤独と人間の無常を、時間と空間を通した舞台と詩情あふれる文体・表現によって、多彩な物語のなかに描き、高い評価を得た。

手許CD(６) 闘牛、利休の残したもの、孔子の生涯、パニック他２点 （新潮ＣＤ文庫）

Ｙｏｕｔｕｂｅ検索朗読作品

・ 【芥川賞受賞作紹介「闘牛」井上靖】　抜粋

・ 「大洗の月」井上靖 局アナウンサー語り(朗読)

・ ラジオドラマ　《敦煌》　（井上靖原作　NHK-FM）★★

・ ラジオ・ファンタジー「炎」　井上靖・武満徹

・ 朗読のひととき　朗読岡本順子　井上靖作「利休の死」★★

・ 朗読のひととき　朗読　岡本順子　井上靖作「利休の死」２

・ 補陀落渡海記　井上靖

・ 赤い実　井上靖　絵画作品　佐光亜紀子

・ 後白河院　井上靖　②

・ 法話　天平の甍（井上やすし著）

・ しろばんば１－７５　自伝集　かなり投稿されています。

「ラジオドラマ　《敦煌》」です。
ラジオドラマが投稿されていました。

｢井上靖作「利休の死」｣です。
読書会での朗読です。その②もあります。

②平岩弓枝の作品を朗読で聴く

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021/8/14

作家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平岩弓枝

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ行

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地：  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京都

死亡： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ー

分類　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現代小説

主な賞暦作品　ウキペデア他より抜粋 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１）主な受賞歴

・直木三十五賞（1959年）

・NHK放送文化賞（1979年）

・吉川英治文学賞（1991年）

・紫綬褒章（1997年）

・菊池寛賞（1998年）

・文化功労者（2004年）

・毎日芸術賞（2008年）

・文化勲章（2016年）

２）小説他

・『鏨師』（1959年）

・『女の顔』（1969～70年）

・『御宿かわせみ』シリーズ（1974年 - 2006年）

・『花影の花』（1990年）

・『西遊記』（2007年）

３）ドラマ脚本

・『ありがとう』シリーズ（1970年 - 1973年）

・『肝っ玉かあさん』シリーズ（1968年 - 1972年）

・『女と味噌汁』シリーズ（1965年 - 1980年）

・『下町の女』シリーズ（1970年 - 1974年）

　　　・『新・平家物語』（1972年）

ウキペデア　 平岩 弓枝は、日本の小説家、脚本家。長谷川伸門下。『鏨師』で直木賞を受賞後、女の生き方を描いた国際色豊かな家庭物や恋愛物、推理物で人気を集め、他方でテレビドラマの脚本家として多くのヒット作を生み出した。その後時代小説に専念。永く活躍している。代表作に『御宿かわせみ』シリーズ、『はやぶさ新八御用帳』シリーズなどがある。

手許CD(13) 白萩屋敷の月/目籠ことはじめ/佐助の牡丹/初春弁才船/メキシコ銀貨/江戸の精霊流し

　　　　　　　/北前船から来た男/芋嵐の吹く頃/十三歳の仲人/明石玉のかんざし/小判商人　（横浜ＣＤ文庫）

Ｙｏｕｔｕｂｅ検索朗読作品

・ 朗読・平岩弓枝「目籠ことはじめ」

・ 朗読・平岩弓枝「佐助の牡丹」

・ 朗読・平岩弓枝「白萩屋敷の月」

・ 朗読・平岩弓枝「メキシコ銀貨」

・ 朗読・平岩弓枝「初春弁財船」

・ 朗読・平岩弓枝「江戸の精霊流し」★

・ 【朗読】平岩弓枝「心中未遂」富永高敏・一人語り 34分

・ 平岩弓枝作　「小っちゃなかみさん」　朗読　加賀佑治　★

・ 【朗読】ひゆたらり（御宿かわせみ）

・ 朗読】びいどろ正月（御宿かわせみ）

・ 【朗読】お基地の茶碗（御宿かわせみ）

・ 酒井麻吏・四天王寺紅出演「ふたりぼっち」平岩弓枝作　紅ちゃんと麻吏ちゃんのおもちゃ箱最終回

・ 他映画作品

「平岩弓枝「江戸の精霊流し」」です。
シリーズ作品がかなり聴けます。じっくり検索ください。

「平岩弓枝作　「小っちゃなかみさん」」です。
これは初めて聴く事になります。