名作をYoutubeで聴く(32) 阿刀田高と伊集院静の作品を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは小説家になる前にユニークな職業についていた、二人の人気作家の阿刀田高と伊集院静の作品をいくつか聴いてみることにします。阿刀田高は国会図書館司書、伊集院静は広告代理店の敏腕デレクター出身で、二人とも大学は文学部出身ですが、登竜門の直木賞を得てから、作家活動が本格化したひとで、膨大な作品が出ています。

 年齢的には阿刀田高氏の方(15年ほど開きがあります)が、文壇デビューが早いが、珍しく、どちらも「吉川英治賞」も受賞しています。お二人とも70歳を越えておられます。二人とも横浜CD文庫でいくつかの朗読作品を聴くことができそうです。筆者も近くの図書館で見つけ、聴いた記憶があります。

 書籍はかなりの量が出ていますので、「人となり」も含めて詳細はウキペデアに詳しく出ていますので、是非一読ください。このブログでは作品などは抜粋して、提示しております。Youtubeで検索した結果を下に記します。現役の作家ですから、著作権の関係で、投稿に制限があり、削除されている、動画が数多くあります。抜粋、作品をお聴きいただいて、気にいった作風であれば、書籍やCDの購入をお勧めします。

 阿刀田高の作品は短編小説に人気があり、伊集院静は長編小説が朗読でだされています。Youtubeで見つかっても、いつの間にか、削除されており、音楽CDと較べて、朗読CDはYoutubeの著作権上の補償が少ないようで、権利者の意向で削除されるようです。このブログでも手許の音源は作品名だけで、公開できません。CDの購入やレンタルショップなどで借りることが必須となります。何とか、Youtubeで見つけたお二人の作品から今日は阿刀田高「コーヒー党奇談」と「来訪者」、伊集院静から「親方と神様」と「煙草」の各2点を聴いてみることにします。残りは後日の愉しみに残しておきます。

①阿刀田高の作品を朗読で聴く

公開日                         2021・8・15

作家名                          阿刀田 高

読み                              ア行

音源                            Youtube

出生地:                           東京都

死亡:                              ー

分類                             現代小説

主な賞暦&作品 ウキペデア&公式HP他より抜粋

1)主な受賞暦

・1979年 - 『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞。

・1979年 - 短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞。

・1995年 - 『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞。

・2009年 - 旭日中綬章受勲

・2018年 - 文化功労者

2)主な作品

・『冷蔵庫より愛をこめて』(1978年)

・『ナポレオン狂』(1979年)

・『新トロイア物語』(1994年)

・『獅子王アレクサンドロス』(1997年)

・『ころし文句』長崎寛共著 池田書店 1964年

・『笑いのころし文句』笑会話入門 池田書店 1966年 「殺し文句の研究」新潮文庫

・『ユーモア一日一言 笑いと教養のオアシス』(編著)池田書店 1966年

・『ブラック・ユーモア入門 恐怖と笑いのカクテル 皮肉と毒舌に強くなる』ベストセラーズ 1969年

・『頭の回転テスト ビジネス・パワーを開発する』文和書房 1970年

・『3分30秒のポルノ 無断・盗用を禁ず』ベストセラーズ 1971年

・『ユーモア×ウィット=? 笑いの公式を解く本』ベストセラーズ 1972年 のちワニ文庫

・『江戸ぽるの 古川柳と小咄の世界』講談社 1973年 「江戸禁断らいぶらりい」文庫

・『詭弁の話術 即応する頭の回転』ベストセラーズ 1974年 のちワニ文庫、角川文庫

・他、ショート・ショート小説、エッセイ、古典もの多数あり

ウキペデア 阿刀田 高(あとうだ たかし、1935年1月13日 -)は日本の作家、小説家。「奇妙な味」の短編で知られる。2007年から2011年まで日本ペンクラブ会長を務めた。ミステリーやブラックユーモア分野でのショートショート、エロスが盛り込まれた短編が多く、今日までに書いた短編の数は800にもおよぶ。ショートショートに関しては、「星新一ショートショートコンテスト」の審査員を引き継ぐなど、星新一死後の第一人者的存在である。世界各国の古典を軽妙に読み解いた随筆でも知られる

手許CD(3) 汚れたガラス窓、三角の野望、箱の中 (横浜CD文庫からでています。)

Youtube検索朗読作品

【朗読】ナポレオン狂 短編集 阿刀田高 朗読 朗読CD

朗読 阿刀田高【コーヒー党奇談】より「コーヒー党奇談」★★

【朗読】新約聖書を知っていますか

【朗読】#1 霧を見た男(阿刀田高)

ギリシア神話を知っていますか

【朗読】ナポレオン狂 短編集 阿刀田高 朗読 朗読CD

海の挽歌・阿刀田高 朗読劇

「うろたえた父」阿刀田高

<小説>阿刀田高作「来訪者」 朗読*鎌田千代子 ★★

【朗読】わたしの図書室 阿刀田高「越前みやげ」後編 2021年8月5日

夜のミステリー 「トイレ」他

【朗読】コーランを知っていますか

赤いバス(?)

海の挽歌・阿刀田高 朗読劇


「コーヒー党奇談」です。このシリーズはいくつか聴けるようです。

「阿刀田高作「来訪者」」です。個人の朗読は削除されることはないようです。


②伊集院静の作品を朗読で聴く

公開日                         2021・8・15
作家名                          伊集院 静
読み                              ア行
音源                            Youtube
出生地:                         山口県防府市
死亡:                            ー
分類                             現代小説

主な賞暦&作品 ウキペデア&公式HP他より抜粋

1)受賞暦
1991年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞
1992年『受け月』で第107回直木賞
1994年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞
2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞
2014年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞
2016年、紫綬褒章[15]
2〕主な作品
『乳房』(1990年)
『受け月』(1992年)
『機関車先生』(1994年)
『ごろごろ』(2001年)
『あの子のカーネーション』(文藝春秋 1989年 のち文庫)
『三年坂』(講談社 1989年 のち文庫)
『神様は風来坊』(文藝春秋 1990年 のち文庫)
『乳房』(講談社 1990年のち文庫、文春文庫)
『時計をはずして』(文藝春秋 1991年 のち文庫)
『海峡』(新潮社 1991年 のち文庫(幼年篇))
『峠の声』(講談社 1992年 のち文庫)
『白秋』(講談社 1992年 のち文庫)
『ともかく静かに』(長友啓典画 講談社文庫 1992年)
『受け月』(文藝春秋 1992年 のち文庫、講談社文庫)
『瑠璃を見たひと』(角川書店 1992年 のち文庫)
『遠い昨日』(講談社文庫 1993年)
他多数
ウキペデアより 伊集院 静(いじゅういん しずか、1950年2月9日 - )は、日本の作家、作詞家。伊集院 静は作家としてのペンネームである。作詞家としての筆名は伊達 歩(だて あゆみ)。本名(戸籍名・日本名)は、西山 忠来(にしやま ただき)。男性。1981年、『小説現代』に『皐月』を発表し作家デビュー。代表作に『機関車先生』。山口県防府市を舞台とした自伝性の強い『海峡』三部作等がある。1984年8月27日に、かつてカネボウ化粧品の「クッキーフェイス」のCMキャンペーンガールで一緒に仕事をした女優の夏目雅子と7年の不倫交際の後再婚したが、夏目は1985年9月11日に先立って死去。

手許CD(3) 遅い春,冬のはなびら,三年坂 (横浜CD文庫からでています。)
Youtube検索朗読作品

【朗読】#1/煙草(伊集院 静)★★
伊集院静 『いねむり先生』の感想
【朗読】#1 宙ぶらん(伊集院静)
親方と神様 伊集院静著 ★★
・  「朗読のひととき」朗読 宮内啓子 伊集院静作「僕のボールが君に届けば」
故・大杉漣さん朗読 伊集院静『追いかけるな 大人の流儀 5』
今を生きる若者について 贈る言葉 伊集院静 People 姜尚中 多士済々
朗読 伊集院静【宙ぶらん】より「宙ぶらん」「煙草」★★

公式HP https://www.ijuin-shizuka.com/



「宙ぶらん」「煙草」」です。この2作品は聴くことができそうです。

親方と神様 伊集院静著」です。こちらもいかがですか




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