続自由時間のクラシック(485) 不滅の巨匠100から大巨匠Arthur Rubinsteinを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは前週が不滅の巨匠の指揮者を5人お勧めしましたので、今週は大巨匠ピアニストを4人とチェリストを1人のアルバムを選んで聴いてみることにします。第1番はポーランド出身の「Arthur Rubinstein」を選んでみました。「Arthur Rubinstein」といえばショパンとすぐに思いつく方が多いとおもいます。ウキペデアを読むと、当初はアメリカでは酷評をうけ、自殺を考えたこともあるそうです。

 「人となり」を読むと「1906年にニューヨークのカーネギー・ホールで行なったリサイタルは聴衆に支持されたようだが評論家から批判が相次いだため4年間、演奏活動を中止して自らの技巧・表現に磨きをかけた。ルービンシュタインはその後、アメリカやオーストリア、イタリア、ロシアで演奏旅行を行なった。しかし1908年、困窮と絶望と借金取りの厳しい取立てに加え、ベルリンのホテルの部屋の立退きも迫られたルービンシュタインは首吊り自殺を図るが失敗してしまう。1910年、第5回アントン・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールで優勝するがユダヤ人だったために審査員や聴衆から人種差別を受けたという。1912年にはロンドンデビューを果たし、その後同市南西部のチェルシーに定住する。同地のドレイパー兄弟のサロンでコハンスキ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ジャック・ティボー、パブロ・カザルス、ピエール・モントゥー、などと親しく交わった」とあります。有名になるには、試練を受けることは、当たり前の世界でしょうか。

 しかしその後の活躍は目覚しく、「ルービンシュタインはそのレパートリーの中で、とりわけロマン派の作品を数多く録音した。ルービンシュタインが死んだときのニューヨーク・タイムズの記事には「ショパンは彼にとって特別の存在だった。多くの人々によって、彼が比類の無い存在として考えられているのは、ショパン弾きとしてのそれである」とまで書かれた。ルービンシュタインはエチュードの一部の作品を除く、ショパンの全作品を録音している。また、ルービンシュタインは、スペインや南米の作曲家、さらにラヴェルやドビュッシーといった、20世紀初頭のフランスの作曲家の最も早い紹介者の一人であった。さらにルービンシュタインの同胞である、シマノフスキの最初の擁護者でもあった。ルービンシュタインはスクリャービンとの対話の中で、最も好きな作曲家としてブラームスの名前を挙げ、スクリャービンを激怒させたことがあったという」とあります。

 ピアノを含む室内楽にも素晴らしい作品が数多くあります。今日は時間をかけて、Youtubeで検索してみました。手許のリストと合わせると、充分すぎる、アルバムが聴けそうです。今日は数多い中から珍しいアルバムに徹して、 The Last Recital for Israel」、Grieg - Piano Concerto in A minor, Op 16」、「Brahms Piano Concerto No 1 」、と「シュベルト - Piano Trio」を選んでみました。筆者の選定にこだわらず、ショパンに徹しても良いかとおもいます。

なお、その②に大巨匠4人が演奏しているピアノ協奏曲に限定して名曲を選んでみました。ピアノソナタ曲は膨大で今回も適宜、演奏家の演奏アルバムで人気の高い、アルバムをお示しすることにします。

①今日のお勧め曲

公開日                       2021・10・18

演奏家名                       Arthur Rubinstein

読み                      アルトゥール・ルービンシュタイン

音源                          Youtube

出生地:                        ポーランド

死亡:                       1992年12月

分類                          ピアニスト

知名度                         大巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

ショパン マズルカ全集

ショパン ポロネーズ集

ショパン 夜想曲集

シューマン 謝肉祭、幻想小曲他

ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番

チャイコフスキーピアノ 協奏曲1番

ブラームス ピアノ三重奏曲全集、ピアノ四重奏曲1,2巻

ブラームス ピアノ協奏曲1番

ベートーヴェンピアノ三重奏曲7番大公、シューベルトピアノ三重奏曲1番

アンコールコレクション、ショパン、ファリア他17曲

人となりウキペデア他より アルトゥール・ルービンシュタインは、ポーランド出身のピアニスト。様々な作曲家の作品の演奏で国際的な名声を博し、特にショパンの演奏では同時代の最も優れたピアニストであるとみなされている。また、20世紀を代表するピアニストの1人でもある 。ルービンシュタインの演奏家としてのキャリアは80年にも及んだ。前半生はヨーロッパで、後半生はアメリカ合衆国で活躍した。ショパン以外では、ブラームスやスペインのピアノ音楽も得意とした。

推薦図書

・私だけのクラシック1001 宮城谷

・レコ芸500 2017

・名盤鑑定百科各篇 吉井

・200CD ピアノとピアニスト ピアノの秘密

・クラシック不滅の名盤2007

・クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

・ピアノの名曲・名盤1053曲 (20人+195人)

手許CD(約60) 詳細は下記リスト (圧倒的にショパン曲中心)

Youtube検索結果より 視聴回数1万回数以上

Arthur Rubinstein Chopin Colletion (157 clips) ★★

Arthur Rubinstein - The Last Recital for Israel, 1975

     (Beethoven, Schumann, Debussy, Chopin)★★

Arthur Rubinstein - Chopin - Piano Concerto No 2 in F minor, Op 21

Chopin - Piano Concertos No.1, 2 + Presentation 

      (reference recording : Arthur Rubinstein)

Chopin by Arthur Rubinstein - 51 Mazurkas 

    / Presentation + New Mastering (recording of the Century) ★★

Frédéric Chopin - 19 Nocturnes (Rubinstein)

Brahms Piano Concerto No 1 Arthur Rubinstein,

      Concertgebouw Orchestra, Bernard Haitink ★★

Arthur Rubinstein Live Recital Warsaw 1966. Schubert B flat Sonata

      D960 and Schumann Carnaval Op 9

Arthur Rubinstein - Grieg - Piano Concerto in A minor, Op 16 ★★

Rachmaninoff - Piano Concerto No. 2, Op. 18 (Rubinstein)

Arthur Rubinstein - Beethoven Piano Concerto No.3 Op.37

Arthur Rubinstein - Saint-Saens - Piano Concerto No 2 in G minor, Op 22

Arthur Rubinstein plays Schubert, Brahms and Chopin (1973)

Arthur Rubinstein. Beethoven piano concerto no 5 Emperor 

     [FULL] [LIVE] in Jerusalem

Arthur Rubinstein - Tchaikovsky : Piano Concerto No.1 Op.23 (1932) 再復刻

Arthur Rubinstein - Mozart's Concerto N 20 d-moll

Arthur Rubinstein - Mozart - Piano Concerto No 23 in A major, K 488

Schubert - Impromptu Op.90 N.4 (Rubinstein)

Heifetz - Piatigorsky - Rubinstein ★★

Arthur Rubinstein, Gregor Piatigorsky, Jascha Heifetz 

      Mendelssohn - Piano Trio No. 1 Op. 49 

Tchaikovsky:Trio in am Opus50-Artur Rubinstein/Jascha 

     Heifetz&Gregor Piatigorsky -monoLp-c.1950

Tchaikovsky Piano Concerto No 1 FULL / Arthur Rubinstein,

      piano - Boston Symphony Orchestra

まだまだ有ります、是非追加検索ください。

指揮者追加情報 1960年、ショパン国際ピアノコンクールの審査委員長を務めた。このときの優勝者がマウリツィオ・ポリーニであり、ルービンシュタインのコメント「我々の誰よりも上手い」により大変有名となった。ルービンシュタインha特にソリストとして有名ではあるものの、卓越した室内楽演奏家でもあり、シェリングや、フルニエ、グァルネリ弦楽四重奏団などと組んでモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ドヴォルザークの作品を録音した。


「手許Rubinsteinリスト」です。
同じ曲がダブッているようですが、やはり、ショパンが中心です。

 The Last Recital for Israel, 1975」です。
画面が新しく、視聴回数もおおいアルバムです。いかがですか。

「Brahms Piano Concerto No 1」です。
お勧めのアルバムです。

「Grieg - Piano Concerto , Op 16」です。こちらは初めて聴く曲です。

「Heifetz - Piatigorsky - Rubinstein」です。
少し古いシューベルトの三重奏ですが、豪華メンバの演奏です。

②主な有名ピアノ協奏曲と大巨匠の保有アルバム(手許分のみ)

ピアノ協奏曲はソナタ曲と比べ、オーケストラ付となり、規模が大きく、ピアノ演奏者の実力が発揮されるジャンルです。レコ芸500シリーズ他で推されている、名曲を選んでみました。演奏者の得意な傾向がはっきりするかと思います。なお、現役のポリーニとアルゲリッチのリストは少し古く追加はかなりあるかと思います。Youtubeで検索すると、まだまだ、みつかります。





コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く