名作をYoutubeで聴く(41) 阿川弘之を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは阿川佐和子さんのお父さんの阿川弘之の朗読を聞いてみることにします。前回の野坂昭如と同じ、手許にはたった1点の朗読作品しかCDはないので、追加でYoutubeで検索したが、やはり、小説や随想は膨大な量が出ていますが朗読で公開されている、朗読作品は殆どない様です。

 ウキペデアによると、「自身や阿川佐和子(長女)、北杜夫、遠藤周作の随筆に登場してくる、短気で頑固で究極の自分本位とも思える一面の他、ユーモアが横溢し、軽妙洒脱で洒落の分かる粋人(講談社「春風落月」)としても読者層に知られる。」とあります。手許の「食味風々録」を聴くと洒落人が良くわかります。

 海軍に従軍した経緯から、山本五十六元帥、米内大将など戦ものをかかれており、朗読が出ているか、楽しみ検索しましたが、下のリストの結果となりました。やはり、小説の方は戦争ものや私小説が多いですが、朗読に不向きなジャンルでしょうか。志賀直哉は阿川弘之の師匠となります。

 TV番組で長女の阿川佐和子さんの軽妙な語りで、人気をえて、エッセイストとして活躍され、TV番組で、父上のコメントがYoutubeで見つかります。新幹線に反対し、物議を醸す人だったそうですが、鉄道好きはよく知られています。何とか、数点そろいましたので、不満足ながら阿川弘之の朗読作品として、手許の「食味風々録」の鰻談義を聴きながら、「きかんしゃやえもん」、「あひる 飛びなさい 」と「阿川佐和子の語る〈強父論〉 父親の悪口がべストセラー〈強父論〉 父 阿川弘之の怖い思い出」の3点を聴いてみることにします。

早速、面白そうな、小説と随想録は図書館で探して、読むことにします。

阿川弘之作品の朗読を聴く

公開日                       2021・10・23
作家名                         阿川弘之
読み                             ア行
音源                           Youtube
出生地:                        広島県 広島市
死亡:                        2015年8月
分類 現代小説

主な賞暦
1979年 第35回恩賜賞・日本藝術院賞[文芸/小説・戯曲]
1983年 第30回交通文化賞
1987年 『井上成美』で第19回日本文学大賞[学芸部門]
1993年 文化功労者
1994年 『志賀直哉』で野間文芸賞、毎日出版文化賞
1999年 文化勲章、第3回海洋文学大賞特別賞、広島県名誉県民
2001年 『食味風々録』で第53回読売文学賞[随筆・紀行賞]
2007年 第55回菊池寛
主な代表作
『春の城』(1952年)
『雲の墓標』(1956年)
『山本五十六』(1965年)
『暗い波濤』(1974年)
『井上成美』(1986年)
『志賀直哉』(1994年,評伝)
1980年以降の作品抜粋
『あくび指南書』(毎日新聞社 1981年 講談社文庫)
『南蛮阿房第二列車』(新潮社 1981年 文庫)、完全版・中公文庫(上下) 2018年
『テムズの水』(新潮社 1982年)
『贋車掌の記』(六興出版 1982年)
『桃の宿』(講談社 1982年 講談社文芸文庫)
『海軍こぼれ話』(光文社 1985年 文庫)
『井上成美』(新潮社 1986年 のち新版、文庫・改版)
『大ぼけ小ぼけ』(講談社 1986年 文庫)
『国を思うて何が悪い 一自由主義者の憤慨録』
     (光文社カッパ・ホームス 1987年 のち文庫・新版) 
『断然欠席』(講談社 1989年 文庫)
『女王陛下の阿房船』(講談社 1990年)
『国を思えば腹が立つ 一自由人の日本論』(光文社カッパ・ホームス 1992年) 口述筆記
『志賀直哉』(上・下)(岩波書店 1994年 のち新潮文庫)
『七十の手習ひ』(講談社 1995年 文庫)
『高松宮と海軍』(中央公論社 1996年 文庫)
『雪の進軍』(講談社 1996年 文庫)
『故園黄葉』(講談社 1999年 文庫)
『葭の髄から』(文藝春秋 2000年 文庫)
『食味風々録』[48](新潮社 2001年 文庫)、中公文庫 2015年
『日本海軍に捧ぐ』(PHP文庫 2001年)、新編再刊

ウキペデアより抜粋 阿川 弘之は、日本の小説家、評論家。 広島県名誉県民。日本芸術院会員。日本李登輝友の会名誉会長。文化勲章受章。海軍体験を基にした戦争物や私小説的作品、伝記物で知られる。代表作として『春の城』『雲の墓標』のほか、大日本帝国海軍提督を描いた3部作『山本五十六』『米内光政』『井上成美』などがある

手許CD(1) 食味風々録
Youtube検索結果

MMDゆっくり朗読ドラマ】阿川弘之「きかんしゃやえもん」
映画に描かれた"海軍予備学生" 其ノ弐 「雲の墓標」より 空ゆかば
すばらしき仲間 人間ドキュメント 井上成美
山本五十六の真実
【6月5日配信】みんなで学ぼう!日本の軍閥 第2部第5話米内光政~
    「阿川史観」の悪~ 杉田水脈 倉山満【チャンネルくらら】
1/2 あひる 飛びなさい 第 1 回/原作・阿川 弘之 NHK 新日曜名作座
大竹まこと×阿川佐和子×町亜聖】 〈強父論〉 父親の悪口がべストセラー!
【インタビュー】『困難な時代を生き抜くヒント』 阿川佐和子さん
【阿川佐和子×倉田真由美】 〈強父論〉 父 阿川弘之の怖い思い出

作家補足事項 自著『乗りもの紳士録』の中で、上記の「世界の三バカ」発言の件を同じ作家の広津和郎より指摘され苦言を呈されたことを表明した。その中で、阿川は広津にこの件を国鉄総裁を経験したことのある磯崎叡に謝罪したことを伝えている。なお、阿川は磯崎のことをニックネームの「ダッコちゃん」で呼称している。ただし、阿川自身は新幹線を含めての鉄道ファンであり、生前には鉄道に関する著書も執筆していた。なお「のぞみ」の名付け親は、長女の阿川佐和子である。


食味風々録」です。非常に面白い、お話しです。是非お試しください。

阿川弘之「きかんしゃやえもん」」です。鉄道好きな作家の作品です。

あひる 飛びなさい」です。2分割ですが、お試しください。
著作権で削除されることもあるようです。


 父 阿川弘之の怖い思い出」です。ご長女ならでの強父論が聞けます


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