続自由時間のクラシック(531) 不滅の巨匠１００からオルガニストのHelmut Walchaを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはバロック音楽の復興の立役者に一人で、ＪＳバッハ演奏の第一人者として、知られる「Helmut Walcha」のオルガン（ﾁｪﾝﾊﾞﾛ）のアルバムからいくつか聴いてみることにします。教会に設置されたオルガンは戦後の修復とともに、バロック音楽の楽器として、復興してきました。バッハのオルガン演奏の録音を開始した「Helmut Walcha」の場所・楽器選定の苦労は大変だったそうです。詳細はウキペデアが詳しいので、一読ください。

　このブログでも古楽器シリーズで多くのオルガニスト、チェンバロ奏者を採り上げましたが、彼の存在を忘れていました。手許には１０枚と巨匠としては非常に少なく、何時かはライブラリーを増やしたい一人と思っていました。Ｙｏｕｔｕｂｅで検索すると、殆ど、ＪＳバッハの曲が並びます。ＪＳバッハの作品は膨大で、簡単に聴き通すことは、無理なジャンルです。睡眠導入用に推すすめします。

　レコ芸５００シリーズ（２０１７）で、ＪＳバッハは２４曲採りあげられています。このうち、今日の「Helmut Walcha」が推されているオルガン（チェンバロ）作品は６点のみです（下のリストに◎をつけております。）。評価は比較的低く、やはり、録音方法の改善などにより、最近の演奏家の方が評価が高い時代になって来ました。

「Walcha」のレコ芸５００シリーズで推されている曲は、Ｙｏｕｔｂｅでも全曲、揃っていませんでした。検索がまずいのか、「Walcha」以外の演奏家が出て来るので、的確にみつかりませんでした。Ｙｏｕｔｕｂｅの検索結果も非常に少ないですので、是非追加検索ください。

　ウキペデアでピックアップ事項としては「フランクフルトに拠点を置いてからは、バッハの『オルガン作品全集』の録音を2度にわたり完成した他、バッハの鍵盤作品について楽譜の校訂作業、オルガンと作曲の教授として講義のみならず自ら模範演奏を行うといった学生への教育活動に従事する。1950年には、ゲッティンゲンで開催されたバッハ没後200年記念音楽祭に出演して、バッハのオルガンとチェンバロの代表曲を演奏した。」とありました。

　又、後進の指導にも尽力し「ヴァルヒャは、フルブライト奨学金を得てドイツに留学したアメリカ人のオルガニストを数多く育成した 。なかでも、ロバート・アンダーソン、マーガレット・ディッキンソン、メルヴィン・ディッキンソン、デイヴィッド・マルベリーらは、アメリカの国内外で教師や演奏家・研究者として活躍している。」とあります。

　今日は少ないアルバムから短い曲を中心に「 Toccata & fugue BWV 538」、「Bach Trio Sonata No.6」、「Helmut Walcha Organ Masters Before Bach」と参「Harnoncourt - Bach - Christmas Oratorio BWV 248」の４点を選んで聴いてみることにします。オルガンとチェンバロの音色のいほれた方はその②に古楽シリーズでお勧めした奏者リスト記しております。Ｙｏｕｔｕｂｅで再検索して、お愉しみください。今日は時節柄、バッハのクリスマス・オラトリオを聴いてみます。（Walcha盤はみつかりませんでした。）

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・１２・２１

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Hlmut Walcha

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘルムート・ヴァルヒヤ

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地： ドイツ帝国

死亡： 1991年8月

分類 オルガニスト

知名度 巨匠　

クラシック不滅の巨匠　１００　２００８の推薦曲＆レコ芸５００

・ ＪＳバッハ　オルガン作品全集◎

・ ＪＳバッハ　音楽の捧げもの、フーガの技法

・ バッハ以前のオルガン音楽の巨匠たちスエートリンク、シャイト

・ ＪＳバッハ　平均律クラヴィーア曲集１，２巻◎

・ ＪＳバッハＶｎとﾁｪﾝﾊﾞﾛのためのソナタ集　◎

・ ＪＳバッハ　インヴェンションとシンフォニア◎

・ ＪＳバッハ　イギリス組曲、フランス組曲◎

人となりウキペデア他より ヘルムート・ヴァルヒャは、ドイツのオルガン、チェンバロ奏者。1947年から1952年にかけてモノラルで録音したものと、1956年から1971年にかけてステレオで録音したもの、合わせて2種類の『バッハ・オルガン作品全集』を完成させた。バッハの鍵盤楽器曲演奏における現代最高の権威と評される。ワルヒャとも表記される。。少年時代、姉から楽譜の読み方を習い、音楽にいそしむようになる。弱視のために楽譜全体を見ることはできず、各声部を別々に読み取って記憶し、組み合わせて一つの楽曲にまとめ上げたという。

推薦図書

・ レコ芸５００　２０１７

・ クラシック不滅の巨匠１００　２００８　◎

・ クラシック不滅の名盤２００７

・ 名盤鑑定百科各篇　吉井

・ モーツアルト　名盤大全

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

・ ピアノの名曲・名盤１０５３

・ ２００ＣＤピアノとピアニスト、ピアノの秘密

手許ＣＤ（３０） 詳細は下記リスト

Youtube検索結果より　

・ J.S,Bach Organ Works Selection [ H.Walcha ]　★★★　３時間強

・ J.S. Bach - Passacaglia & Fugue C-minor, BWV 582 (Helmut Walcha)

・ Bach - Goldberg Variations BWV 988 / Harpsichord + 

　　　　　Presentation (Century's recording: Helmut Walcha)　★★★　１時間１５分

・ Helmut Walcha - J.S.Bach - Toccata, Adagio and Fugue in C major,

　　　　　 BWV564 - 1. Toccata

・ H.Walcha Bach Toccata & fugue BWV 538 Dorian 　★★

・ Helmut Walcha plays Bach - Schübler Chorales, BWV 645-650

・ Bach Trio Sonata No.6 in G major BWV 530, Helmut Walcha, (1956) Complete　★★

・ Bach - Partitas Nos.1,2,3,4,5,6 BWV 825-830, Harpsichord + P° 

　　　　　(Century’s recording : Helmut Walcha)　★★★　１時間４０分

・ Helmut Walcha: J. S. Bach Prelude & Fugue BWV 543

・ Helmut Walcha Art of Fugue (Kunst Die Fuge) 

　　　　　BWV 1080 completing the Contrapunctus 14

・ Walcha (1973): J.S.Bach Well-Tempered Klavier, Book 1

・ Bach the well tempered clavier book I BWV 846 870b Helmut Walcha

・ Helmut Walcha - J.S.BACH: Triosonaten BWV 525 -５３０

・ Helmut Walcha Organ Masters Before Bach　★★★　９曲に分れています。

・ Dietrich Buxtehude Organ Works, Helmut Walcha　★★★

・ Buxtehude - my favorite works　？

・ Dietrich Buxtehude Prelude and Fugue in D major BuxWV 139

・ Johann Pachelbel (1653-1706) Chaconne in F minor　★★★

・ Pachelbel - my favorite works　？

・ Pachelbel Chaconne F Minor

・ 人気曲 - ヘルムート・ヴァルヒャ　★★★

参 Bach: Christmas Oratorio BWV 248　（John Eliot Gardiner）★★★

参 Harnoncourt - Bach - Christmas Oratorio BWV 248 (1982)　★★★

指揮者追加情報 ヴァルヒャの演奏は、古楽器復興の声も小さかった当時ですら規範的演奏とみなされた。利用可能なバロック・オルガンにより録音を行い、声部進行が容易に聴き分けられるような鮮やかなレジストレーションが認められた。注意深く選択されたストップの組み合わせは、決して公表しなかった。手鍵盤の演奏技巧と足鍵盤の演奏技巧も不備が少なく、聴き終わってからもバランスの取れた完成された音の印象が残る。

「手許のWalcha」です。ＪＳバッハだけ、
１０枚しかありませんが、１枚選んで聴いてみます。

「Bach Toccata & fugue BWV 538」です。２分割されています。
短いですが、個人的にもすきな名曲です。

「Bach Trio Sonata No.6 in G major BWV 530」です。
こちらもお勧めの名曲です。

「Helmut Walcha Organ Masters Before Bach」です。
初めて聴く曲が揃っています。

「参　Harnoncourt　Bach - Christmas Oratorio BWV 248」です。
もうすぐクリスマスです。高視聴回数のアルバムです。いかがでしょうか
アーノンクールとガーデナー盤がみつかりました。

②現代の有名オルガニストとチェンバロ奏者

これまで、古楽シリーズで採りあげた、ルガニストとチェンバロ奏者を再掲いたします。是非再検索して、お愉しみください。（不都合で表スタイルで入力できないようです。）

現代のオルガン・ﾁｪﾝﾊﾞﾛ奏者

　　公開日 　　　　　　　　　名前 　　　　　　　　楽器他分類 楽器名 　　　　　　　　　　　関係楽団

・２０１９・７・３０ 　　Gustav Leonhardt 　　指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ，ｏｒｇ 　　レオンハルト合奏団

・２０１９・８・０１ 　　William Christie 　　　　　指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ 　　　　　　　レザール・フロリサン

・２０１９・８・０５ 　　Trevor Pinnock 　　　　　指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ 　　　　　　　イングリシュ・コンサート

・２０１９・８・２０ 　　Scott Ross 　　　　　　　　鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ

・２０１９・９・０9 　　曽根麻矢子 　　　　　　　　鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ

・２０１９・９・24 　　Rinaldo Alessandrini 　　　鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ 　　　　　　　　　コンチェルト・イタリアーノ

・２０１９・１０・2 　　Olivier Baumont 　　　鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ

・２０１９・１０・8 　　Christophe Rousset　 鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ 　　　　　　　　　　レ・タラン・リリク

・２０１９・１０・10 　　Bob van Asperen 　　　指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ，ｏｒｇ 　　　　メラント８１

・２０１９・１１・２5　　Jos van Immerseel 　　　鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ，fp

・２０１９・１2・04 　　Andrea Marcon 　　　　　指揮・鍵盤楽器ｃｅｍｂ 　　　　　　　ベネチア・バロックオーケスｔラ

・２０１９・１2・10 　Christine Schornsheim　　 鍵盤楽器 cemb

・２０１９・１2・１８ Ottavio Dantone 指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ 　　　　　　　　アカデーミア・ビザンテーナ

・２０20・１・2１ Ton Koopman 指揮・鍵盤楽器 Ｃｅｍｂ，ｏｒｇ， 　　　　アムステルダム・バロック管弦楽団、合唱団