名作をYoutubeで聴く(56) 古典作品の竹取物語を聴く

  今日の名作をYoutubeで聴くは子供の昔話しで聴かれことのある古典作品の「竹取物語」の朗読を聴いてみることにします。全文を通して、読むことがありませんでしたので、初めて、ストーリを知ることになりました。竹の中から生まれたとされる、美女を娶ろうとする、男性達の活躍が面白い話で、最後は帝まで登場するというお話です。

 作者、作られた時期も不詳ですが、昔から語り継がれた話となっています。手許のCDは少し難しい語りだったので、青空文庫の「和田萬吉」の現代語訳が朗読の原稿として、多く採用されていますので、お勧めの訳文として、お勧めします。今日はYoutubeで検索して朗読で通して聴いてみることにします。かなり、多くの語りが投稿されており、充分愉しむ事ができそうです。

 物語の内容はウキペデアで詳しく解説が載っていますので、御一読ください。少し興味ある点をピックアップしますと、美人のかぐや姫に言い寄る男性が多い中で、「最後に残ったのは色好みといわれる5人の公達で、彼らは諦めず夜昼となく通ってきた。5人の公達は、石作皇子、車(庫)持皇子、右大臣阿倍御主人、大納言大伴御行、中納言石上麻呂といった(このうち阿倍・大伴・石上の3人は実在した、または実在の人物がモデルである、ことが判明している)」ともいわれております。

 かぐや姫は申し出を断る口述として、難題をいい「石作皇子には「仏の御石の鉢」、車持皇子には「蓬莱の玉の枝(根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝)」、右大臣阿倍御主人には「火鼠の裘(かわごろも、焼いても燃えない布)」、大納言大伴御行には「龍の首の珠」、中納言石上麻呂には「燕の産んだ子安貝」を持って来させるというものだった。どれも話にしか聞かない珍しい宝ばかりで、手に入れるのは困難だった」とありますが、5人の公達のプレゼント攻勢も失敗したとも有ります。

 又「帝は初めて見たかぐや姫を類なく美しく思い、神輿を寄せて連れて行こうとしたが、姫は一瞬のうちに姿(実体)を影(光)と化した。本当に地上の人間ではないと帝は思った。」時の帝も申しいれたが、断られたとある。月の迎えが8月15日にやってきた、さてどうなるか」というお話しです。時間的にも、平易な語りの朗読として、手ごろな物語です。「「竹取物語」和田万吉日本語字幕あり【元NHK フリーアナウンサー島永吏子】」、「【朗読】竹取物語/和田萬吉・訳」はいかがでしょうか。

竹取物語の朗読をYoutubeで聴く

公開日                         2021・12・12

作品名                          竹取物語

作家名                           不詳

読み                          たけとりものがたり

音源                           Youtube

出生地:                           ー

死亡:                           ー

分類                           古典・中国

題名 『竹取物語』は通称であり、平安時代から室町時代には次のように呼ばれていた

平安時代

『竹取の翁』 (『源氏物語』・絵合巻)

『かぐや姫の物語』 (同・蓬生巻)

鎌倉時代

『竹取』 (『無名草子』)

『たけとり』 (『風葉和歌集』)

室町時代

『竹取翁』 (『河海抄』)

現代語訳文庫

『完訳日本の古典 第10巻 竹取物語、伊勢物語、土佐日記』小学館 1983年

『竹取物語』 星新一訳 角川文庫、1987年

『現代語訳 竹取物語』 川端康成訳 河出文庫、2013年11月

『竹取物語』 中河与一訳注 角川文庫、1956年

映像作品

新竹取物語 1000年女王

竹取物語 (1987年の映画)

かぐや姫の物語 - スタジオジブリ製作の長編アニメーション映画。高畑勲監督

ウキペデアより抜粋  『竹取物語』(たけとりものがたり)は、平安時代前期に成立した日本の物語。作者は不明で、正確な成立年も未詳である。竹取の翁(たけとりのおきな)によって光り輝く竹の中から見出され、翁夫婦に育てられた少女かぐや姫を巡る奇譚。『源氏物語』に「物語の出で来はじめの祖(おや)なる竹取の翁」とあるように、日本最古の物語といわれる。9世紀後半から10世紀前半頃に成立したとされ、かなによって書かれた最初期の物語の一つである。現代では『かぐや姫』というタイトルで、絵本・アニメ・映画など様々な形において受容されている。

手許CD(2) 朗読 白坂道子

Youtube検索結果

『竹取物語』作:和田萬吉 朗読:窪田等:作業用BGMや睡眠導入 

      おやすみ前 教養にも 本好き 青空文庫

【眠くなる声】かぐや姫(竹取物語)【眠れる絵本読み聞かせ】

【睡眠導入】眠れない夜に名作朗読「竹取物語」和田万吉日本語字幕あり

     【元NHK フリーアナウンサー島永吏子】★★

【朗読】竹取物語/和田萬吉・訳 ★★

【朗読】 竹取物語

【朗読】竹取物語・かぐや姫/制作:さいたまプラネタリウムクリエイト

作品補足事項 作者像として、当時の推定識字率から庶民は考えづらく、上流階級に属しており、貴族の情報が入手できる平安京近隣に居住し、物語に反体制的要素が認められることから、当時権力を握っていた藤原氏の係累ではないと考えられている。さらに、漢学(漢語・漢文訓読体の使用)・仏教・民間伝承に精通し、仮名文字を操ることができ、和歌の才能もある知識人で、貴重であった紙の入手も可能な人物で、性別は男性だったのではないかと推定されている。また、和歌の技法(掛詞・縁語の多用、人名の使用)は六歌仙時代の傾向に近いことが指摘されている.


「竹取物語の手許朗読作品」です。
語りが少し難しいので、下の朗読をお勧めします。

「眠れない夜に名作朗読「竹取物語」和田万吉日本語字幕あり」です。
アナウンサーの語りが判り易いお勧めです。

「【朗読】竹取物語/和田萬吉・訳 」です。
各国語の字幕(AI)がつく朗読作品です。
朗読も便利な時代です。


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