続自由時間のクラシック(532)　不滅の巨匠１００からピアニストのKrystian Zimermanを聴く

- 12月 22, 2021

今日の続自由時間のクラシックは日本にも、住居をもつ、ポーランド出身のピアニスト、「Krystian Zimerman」のアルバムをいくつか聴いてみたいと思います。ポリーニ、アルゲリッチと並び、現役の世界最高のピアニストに称される、演奏者です。ショパンコンクールを最年少で優勝以来、世界の主なオーケストラとともに、ピアノ協奏曲のジャンルを確立したといわれています。最近は指揮と演奏もこなされています。

　手許のアルバムは２５枚ほどで、ベートヴェンのピアノ協奏曲が少ない様です、Ｙｏｕｔｕｂｅの検索結果を下に記します。バーンスタイン、カラヤン、ラトル、小澤征爾の指揮するオーケストラでピアノ協奏曲の演奏が多く、全てを記載出来ないようでした。指南書の推すアルバムを作曲家順に整理してみました。まだまだ、ありそうです。是非追加検索ください。

　ウキペデアより、人となりをピックアップしてみますと、「楽器を自分のコントロール下におくことを徹底しており、公演では演奏するレパートリーに合わせて自己の所有するピアノを入念に調整し、それを世界中のホールに運搬し、更に同行したピアノ調律師と共同でピアノを各会場のホールの特性に合わせて調律するなどした上で演奏している。」とあります。「アメリカでは持ち込んだピアノに爆発性の塗料が使われていると指摘をうけ、没収、破壊され、アメリカでの公演をやめた逸話が残っています。

「彼はアメリカのポーランドにおける東欧ミサイル防衛構想に抗議して、2006年にもジョージ・W・ブッシュが退任するまでアメリカには戻って来ないと声明を出した」ことがある。また、「丁度、東日本大震災のとき、東京の自宅におり、原発の脅威から、電気の消費を減らし、自宅に自家発電設備を作った」ともいわれています。面白い逸話が」ウキペデアにありますので、一読ください。

　日本との関係は「初来日は1978年で、それから1982年、1985年、1987年、1991年、1993年、1997年、2003年と来日し、2006年以降はほぼ毎年来日して合計100回を越えるリサイタルを重ね、日本の聴衆を魅了し続けている。ツィマーマン自身も親日感情を表明しており、東京に自宅も所有している。日本での人気は年々高まっており、例えば2003年来日時のサントリーホールでのチケットは即日完売であったとされる」、アルゲリッチと同じ、親日家で、人気の高いピアニストです。

　今日はドビユッシーの前奏曲を聞きながら、ブログを纏めましたので、下のリストから、手許にないアルバムを選んで「Chopin: 4 Ballades」、「 Mozart Sonata No. 10」、「シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲」と「 Passacaglia and Fugue in C Minor BWV 582」の４点とクリスマス特集として追加の「Christmas in Vienna 1999 The Three Tenors L.Pavarotti, J.Carreras,P.Domingo」を聴いてみることにします。紙面の都合で省きました、王道のベートヴエン、ブラームス、ショパン、ラフマニノフのピアノ協奏曲はいくつかお試しください。

今日のお勧め曲

公開日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・１２・２２

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Krystian Zimerman

読み　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリスティアン・ツィマーマン

音源　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポーランドザブジェ

死亡：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー

分類　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピアニスト

知名度　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巨匠　

クラシック不滅の巨匠　１００　２００８の推薦曲

・ショパン　ピアノ協奏曲１，２番

・ベートーヴェンピアノ協奏曲全集

・ラフマニノフ　ピアノ協奏曲１，２番

・ブラームス　ピアノ協奏曲１番

・ドヴユッシー　前奏曲集第１，２巻

人となりウキペデアより抜粋クリスティアン・ツィマーマンは、ポーランドのピアニスト。クリスチャン・ジマーマン、ジメルマン、ツィメルマン、チメルマン、ツィンマーマンなどと表記されることもある。現在、世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人である。1975年の第9回ショパン国際ピアノコンクールに史上最年少（18歳）で優勝、その後も着実にキャリアを重ねている。ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集め、ポーランド祝祭管弦楽団を設立し、ショパンのピアノ協奏曲公演をポーランドやアメリカなどで行った。また、ヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタイン、カルロ・マリア・ジュリーニ、小沢征爾、ピエール・ブーレーズ、サイモン・ラトル等、世界の名指揮者と共演を重ねている

推薦図書

・レコ芸５００　２０１７

・クラシック不滅の巨匠１００　２００８　◎

・クラシック不滅の名盤２００７

・名盤鑑定百科各篇　吉井

・モーツアルト　名盤大全

・私だけのクラシック１００１　宮城谷

・ピアノの名曲・名盤１０５３

・２００ＣＤピアノとピアニスト、ピアノの秘密

手許ＣＤ（約２５）詳細は下記リスト

Youtube検索結果より　

・ Beethoven - 5th Piano Concerto 'Emperor' (Zimerman, Bernstein,

　　　　　Wiener Philharmoniker)　　★★★

・ Krystian Zimerman plays Beethoven Sonata No. 8 in C minor,

　　　　　Op. 13 (Pathétique) (Complete)　

・ L.V.BEETHOVEN: piano concerto no°1 - Krystian　ZIMERMAN;WIENER 　　　　　　PHILHARMONIKER

・ Zimmerman beethoven　★★★

・ Brahms piano concertos with Krystian Zimerman and Leonard Bernstein★★★　

・ Brahms: Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15 - I. Maestoso - Poco più moderato

・ J.BRAHMS:PIANO CONCERTO No.2 Op.83

　　　　　 KRYSTIAN　ZIMERMAN,L.BERNSTEIN,WIENER PHILHARMONIKER　★★★

・ Brahms Piano Concerto No. 2 in B-flat Major, Op. 83 (Zimerman)

・ Chopin Piano Concerto No. 1 in e minor, Op. 11 (Zimerman)

・ Krystian Zimerman　Plays　Chopin　Piano　Concerto　No.1

　　　　 【High Quality】【Complete】★★★

・ Chopin: Piano Concerto No. 2, Op. 21 / Krystian Zimerman;

　　　　　Seiji Ozawa: BPO (1982.6.27 Berlin)

・ Chopin: 4 Ballades (Zimerman)　★★★

・ Chopin: Ballade No. 1 in G Minor, Op. 23

・ Krystian Zimerman - Chopin - Ballade No. 4 in F minor, Op. 52

・ Zimerman play Chopin Scherzo in B-flat minor, op. 31

・ Krystian Zimerman - Chopin & Schubert

・ (Zimerman)Chopin Mazurka Op.24, No.1

・ C. Debussy - Prelude No.8: La fille aux cheveux de lin - Krystian Zimerman

・ Préludes (complete 24) - Claude Debussy - Krystian Zimerman

・ Debussy, Préludes Livre 1. Krystian Zimerman, piano

・ Krystian Zimerman plays Mozart Sonata No. 10 in C Major, K 330 (Complete)　★★★

・ Krystian Zimerman play Mozart Sonata No 9 in D Major,

　　　　　 K 311 (1978 Deutsche Grammophon)

・ Franz Schubert, IMPROMPTU op 90,2 Krystian Zimerman, Klavier

・シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲　★★

・ Rachmaninoff Piano Concerto No. 2 in c minor, Op. 18 (Richter, Zimerman)

・ RACHMANINOFF - Concerto No. 2 - Krystian Zimerman

・ Krystian Zimerman plays Valses Nobles et Sentimentales (Maurice Ravel) - Complete

・ Krystian Zimerman plays Three Preludes by George Gershwin

・ Happy Birthday To Krystian Zimerman By Sir Simon Rattle With

　　　　　 London Symphony Orchestra

・ Krystian Zimerman plays Passacaglia and Fugue in C Minor BWV 582

　　　　　 by J.S. Bach (piano transcription)　★★

・ Bach's Chaconne, piano transcription by Brahms, performed by K Zimerman　

・ KRYSTIAN ZIMERMAN's 1,000th Concert, 8 May 1992, Avery Fisher, NEW YORK

・クリスチャンツィメルマン　★★★

・ Zimerman, Krystian　★★★

参 Christmas in Vienna 1999 The Three Tenors L.Pavarotti, J.Carreras,P.Domingo　★★

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指揮者追加情報ショパン、ベートーヴェン、ブラームス、ドビュッシー、ラヴェル、シューベルト、ラフマニノフ等、幅広いレパートリーを有している。学生当時はポーランドでの物資調達が困難で、ピアノ部品の製作・修理を自分で一から手作業で行わなければならなかった。これにより、ツィマーマンのピアノの構造、素材に対する知識が培われた。スイスのバーゼルにある自宅には、自身が製作したピアノやその鍵盤アクションが何台も置かれているという。祖国のグラジナ・バツェヴィチのピアノソナタ第二番を国際的に広めたことは記憶に新しい。また同じく祖国のカロル・シマノフスキを演奏した際には日本の春秋社の楽譜を用い、「私の国の作曲家をここまで大切にしていただき誠にありがとうございます。これからもこの楽譜を使っていきたいです」とインタビューで述べていた。