続自由時間のクラシック(1) Anner Bylsma

 今日の続自由時間のクラシックは古楽器の演奏者の「Anner Bylsma」を選んで聴いてみました。今日からは、これまでの作曲家別の曲を聴くのでなく、演奏家を中心に聴いて行くことにします。第1段これまで、余り、気にしなかった、古楽演奏家に的をあて、順次、掘り下げて聴いていきます。
 先ず、最初は、どなたもご存知の「Anner Bylsma」を選びました、バロックチェロの名手です。手許に34枚もある演奏家で、昔、思い入れがあり、随分集めたようです。古楽ブームの立役者の一人で、特にバッハの無伴奏ソナタが有名で、バロックチェロの存在を世に知らしめた一人といわれています。
出来るだけ、Youtubeで検索しましたが、まだまだ、でていますので、追加検索して、お愉しみください。時間があれば、現代のチェロと対比して、同じ曲を聴き較べるのがいいのですが、巨匠、ロストロ・ポーヴィチと聴き比べてはいかがでしょうか。お勧めいたします。
 これから、しばらく、古楽器の演奏家・指揮者・楽団をお勧めするために新しいフォームを用意しました。人となり以外に、楽器の要素・特徴も手短に記しておきます。いずれも、公開されている、Webを参考に付記しておきますので、ご参考にしてください。
 古楽器の指南書は少なく、手許の参考書は下の通りです、「200CD古楽への招待」に準拠して、推薦曲をYoutubeで検索して聴いてみたいと思います。古楽器による演奏はバッハ以前のバロック音楽に限定されず、広く、古典派、ロマン派、国民楽派まで、領域が広いので、曲はこれまでと重複しますが、音質の異なる演奏が楽しめます。これまで聴いたことのない、指揮者・演奏家・楽団が登場しますので、躊躇してきましたが、面白いジャンルでしょうか、是非、お付き合いください。

今日のお勧め曲
日時 2019・7・29
ジャンル 古楽
音源 Youtube
演奏者 Anner Bijlsma
演奏者カナ ビルスマ
読み ハ行
国名 オランダ
生年 1934
楽器分類 チェロ
楽器記号 Vc
演奏楽団・合唱団 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団首席チェロ奏者
手許アルバム数 34枚
Youtube検索より Anner Bylsma plays Bach Anner Bylsma - Une leçon particuliére de musique
Bach: the six cello suites. Anner Bylsma (1979) Dmitri Shostakovich: Cello Concerto no.2 op.126. Anner Bylsma
Anner Bylsma - Haydn, Cello Concert in D major Leonardo Leo - Cello concertos (Anner Bylsma)
J.S. Bach : Cello Suite No.3 In C Major BWV 1009 - Anner Bylsma The Violoncello in the 17th Century (Anner Bylsma)
Joseph Haydn-Cello Concerto nº1-Anner Bylsma J. S. Bach & J.Chr. Fr. Bach: Sonatas for Viola da Gamba (Anner Bylsma, Bob van Asperen)
Ludwig Van Beethoven: Triple Concerto in C Major Op. 56, P.Badura-Skoda, F.J.Maier, A.Bylsma Brahms: cello sonata no. 2. Bylsma, Orkis.
C P E Bach Flötensonaten CD 1 A. Bylsma - F. Schubert, Quintet in C Major D 956, Rondò in A
Brahms: cello sonata no. 1. Bylsma, Orkis. A. Bylsma - W. A. Mozart, Divertimento and four Adagios after Bach
Anton Bruckner: String Quintet in F major WAB 112. L'Archibudelli BYLSMA / IMMERSEEL, Beethoven Sonate fur Violoncello und Klavier No.3 A-dur op.69
boccherini, celllo concerto No 2, 4, Anner Bylsma, cello Anner Bijlsma Chopin cello sonata radio recording 1972 Gerard van Blerk piano
  Franz Schubert: string quintet in C major D. 956. L'Archibudelli   Brahms Sextet no. 1, op. 18. L'Archibudelli
  A. Bylsma - Duport, Beethoven, Romberg, Boccherini   The Violoncello in the 17th Century (Anner Bylsma)
     
コメント・ウイキペデア他 ビルスマは、バロック・チェロと使用されるガット弦の特徴を活かし、親密で語るようなフレージング、多彩なニュアンスを聴かせる。1979年に録音した最初のバッハの無伴奏チェロ組曲は、モダン・チェロによる従来のロマンティックな表現とは一線を画した、素朴な語り口と元来の舞曲としての性格を前面に打ち出したものであった。この録音は、ビルスマに影響されたバロック・チェロ奏者の輩出を促しただけでなく、1978年のロジャー・ノリントンによるロンドン・クラシカル・プレイヤーズ設立、1981年のブリュッヘンによる「18世紀オーケストラ」創立などとともに、クラシック音楽界に古楽器演奏の旋風を巻き起こし、モダン楽器の表現にも大きな影響を与えることになった。1962年から1968年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団首席チェロ奏者。この間、グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘンらと親交を深め、バロック・チェロ奏法を追究・確立する。
生年月日: 1934年2月7日 (年齢 85歳)
生まれ: オランダ ハーグ
推薦図書 レコード芸術 愉悦の古楽演奏 2008・6
レコード芸術 新名曲探訪120 2014・10
バロック名曲名盤100 皆川
200CD古楽への招待★  立風書房
古楽CD100ガイド 国書刊行会
200CD管楽器の名曲・名盤 立風書房
200CD協奏曲 立風書房
クラシック不滅の名盤1000 音楽史
レコード芸術 美しき古典の時代 2004・8
バロック音楽 皆川

演奏家・楽器他補足事項 バロックチェロと現代のチェロの違い
・エンド・ピンの有無
外見上の大きな特徴としてはエンド・ピンの違いがある。バロックチェロのエンド・ピンはチェロのような長いものではない。そのため両足でチェロをしっかりと支えなければならない。
・弦について
4本の弦の幅が広く、スチールではなくガット(羊の腸)が使われていた。高低差が小さく、重音がわりと容易に弾けた。
・弓・駒・その他
弓は現代のよりさやのばねが弱く、軽い。駒も少し厚い。アジャスタも無かった

「plays Bach」先ずこのバッハの無伴奏ソナタをお試し下さい。

「 Beethoven: Triple Concerto in C Major Op. 56」
古典派の領域のベートーヴェンの有名なトリオ作品です。

手許のビルスマのアルバムです。34枚もあるようです。

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