日曜日の古典落語(第89回)王子の幇間、もぐら泥

 今週の落語は「王子の幇間」と「もぐら泥」の2席を聴いてみることにしました。どちらも、珍しい噺であまり演じられることのないようです。手許に1枚もなく、Youtubeで検索して、ようやく見つけて聞いてみることが出来ました。
 「王子の幇間」は解説書に採りあげられていましたが、「もぐら泥」は解説書にもありません。うまい具合に最近は、ブログで落語の解説が読める時代となりました。グーグルの翻訳ソフトを使うと、短い文章ですと、読み上げてくれます。*
 「王子の幇間」の方は文楽の十八番で文楽以外に見つかりませんでした。昔は幇間というたいこもちが宴席で活躍していたようで、この、幇間を題材にした、落語がいくつか有ります。この噺は珍しく、ずうずうしい幇間を懲らしめる噺で、初めて聴きました。1万回を超える視聴回数があり、うまい語りを聴かしてくれます。
 「もぐら泥」は上方で、「おごろもち盗人」という演題で、松鶴一門で語られている噺で、東京落語に移管された演目でしょうか、解説書にはありませんが、どじな泥棒を「小三冶」が演じた映像が残っていました。こちらは10万回を超えていました。
今ではごく、当たり前にYoutubeで愉しんでおられる方が増えてきました。稽古見本として、簡単に録音や動画が手に入る時代となり、若い落語家が採りあげて、演目を広げてもよいと思う噺ですが、少し、古すぎる時代背景でしょうか?
簡単な筋書きは下の表に示しました。是非、お試しください。(本文を読み取った、実施例を下に記します。)

今週の落語
日時 2018・5・013
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 王子の幇間 もぐら泥
演者 八代目 桂文楽 柳家小三治 
分類
出典
その他演者名 「王子の幇間」 桂文楽 柳家小三治 「もぐら泥」
「もぐら泥」 柳家さん助 「両泥」 雷門小助六  ラジオ深夜便▽話芸100選~古典落語 v
笑福亭松喬「おごろもち盗人」
推薦本 落語読本 矢野誠一 129 NA
演題コメント このハナシ文楽ブンラクのみの演題エンダイのようです。ホウカンハナシ代表ダイヒョウテキなものにはいくつかあるが、ハジめてハナシ旦那ダンナ居留守イルスらずにイエがり、あることないことって、女房ニョウボウコマらす。女房ニョウボウはあきらめて、ちをせがむがそこにアラワれた旦那、ホウカンはなんとコタえたか メズラしく、解説カイセツのないハナシ夜中ヨナカミセ勘定カンジョウわない夫婦フウフ突然トツゼンユカから、す、アナどろ、報奨金ホウショウキン目当メアてにシバって、翌日ヨクジツ警察ケイサツぶことでてしまう。、トオりすがりのオトコはその様子ヨウスをみて、ドロボウフトコロから、カネをせしめる。泥棒ドロボウはなんとサケんだか



本文をコピーして、グーグル翻訳で読み上げと英訳が一瞬で可能です。


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