日曜日の古典落語(第109回) いかけや&一文笛

 今週の古典落語は主に上方落語より「いかけや」と「」を選んでみました。上方落語の表現は言葉に独特の方言が入るため、関東の人には好き嫌いが、ハッキリします。今日の2席の「いかけや」はまず、関東では採りあげられることの無い噺でしょうか。
 桂春団冶の十八番の演目です。さすがに最近は「いかけや」が登場することはありません。ものを大事にした時代を彷彿とさせます。長い噺ですが前編の「いかけや」だけが演じられることが多い。次の標的うなぎ屋部分は省略される。
」は独特の背景を捕まえた噺で、今では差別用語として使われない「3つの棒」の一つです。中身は子供の盗みに起因する潔い泥棒の噺で、オチがぎっちょのところが面白い、桂米朝の自作で、関東でも、改作されて演じられている。
 どちらも手許に無く、Youtubeで検索できました。台詞入りの解説はありますすが、やはり、落語は聴くにかぎります。是非、お試しください。



今週の古典落語

日時     2018・10・07
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題    いかけや イチモンフエ
演者

分類
出典
その他演者名




推薦本 落語読本 矢野誠一 65 落語読本 矢野誠一 231
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演題コメント どこにでもいるワルがき、鋳掛屋イカケヤはせっかくをおこしたのに、される始末シマツ強烈キョウレツ大阪弁オオサカベン登場トウジョウする。上方カミガタ落語ラクゴ名作メイサク。歴代桂春團治のお家芸として知られる 米朝ベイチョウ自作ジサク有名ユウメイハナシし。子供コドモイチモンフエヌスんだことで、とがめられ、自殺ジサツハカる、かねた泥棒ドロボウユビって謝罪シャザイする。オチはミギきてでなく、ヒダリききで、オドロかされるおハナシ

このお噺は春団冶できまり


上方の大御所桂米朝盤がありました。

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