日曜日の古典落語(第111回) 近日息子&和歌三神

 今週の古典落語は「近日息子」と「和歌三神」の2席を選んでみました。落語の紹介もダブらないように、マイデーターベースで確認しながら、選んでいますが、時々、データー入力を忘れ、1ヶ月ほど前にお勧めした噺しを採りあげ、あわてて、修正して、新しい、演目を紹介することがあります。今回は「熊の皮」を聴き始めて、これは聴いた噺しと気がつき、新しいお題を再検索し見つけました。
 「近日息子」は上方落語が関東に移され、広く演じられる有名なお噺で、あわてんぼうの息子が、先取りして、生きている、親父の葬儀を始めるという、あってはならない噺し、「近日がオチ」となるお題となる。馬鹿息子の楽しい噺です。本当は馬鹿ではないようですが。  
和歌三神」は古今亭志ん生のアルバムしかみつかりませんでした。おこもさんは今では、街では見ることはありませんが、当時はかなりいたのでしょうか。和歌を詠む、おこもさんと隠居の飲み会が始まるという、珍しい、風流な噺です。オチも粋な落語です。古今亭志ん生の「滑稽ばなし」にありました。
 古今亭志ん生の落語はYoutubeでかなり検索できます。是非、ライブラリーに追加して、お愉しみください。 

今週の古典落語

日時 2018・10・21
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 近日息子   和歌三神
演者
分類
出典
その他演者名
推薦本
落語読本 矢野誠一 286
古今亭志ん生 滑稽コッケイなし
落語CD&DVD名盤案内NA 落語CD&DVD名盤案内NA
演題コメント 初代桂春團治や2代目桂春團治が得意とした。東京でも、2代目春團治から教わった3代目桂三木助が好んで演じて以来、広く演じられている。登場人物のやりとりに多くのくすぐりが挿入され、全編通じて爆笑が意図されている。 風流好みの隠居が、嫌がる権助とともに、向島に雪見に出かけけ、おもさんとカイハジめる。この落語では、文屋康秀、柿本人麻呂、在原業平を三神として取り上げ、歌仙ではあるけれど、彼らの歌をもじって、茶化している

この噺は三木助の十八番でしょうか

少し、和歌の知識が必要でしょうか。三神が登場
(Youtube を導入するなという暗号でしょうかビックリマークが入ります。何か出ない方法があるようですが?)

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