京都撮り歩き(26)松尾大社をめぐる

 今日の京都撮り歩きは松尾大社をめぐってみました。昨日の梅宮大社から橋を越えて駅方向に戻り、大鳥居を過ぎると、大社正面にでます。本殿と舞殿を一通りみてから、お目当ての神苑の枯山水庭園に向かいます。この松尾大社は京都で最も古い寺社の一つで格式の高い寺社で、舞殿に奉納された酒樽の多さに驚きます。
 王城鎮護の社としても有名で東の賀茂社と西の松尾社として、昔から、崇拝された寺社です。「磐座」と「亀の井」は神苑内にあります。この井戸の水で酒を作ると酒が腐らないという、言い伝えがあり、多くの酒造者の酒樽の寄進の理由がわかります。
 磐座は巨岩信仰のあかしです。枯山水庭園の曲水の庭と蓬莱の庭は作庭家の重森三玲の手による岩の配置・水の流れの妙が愉しめます。神苑は別途有料でした。宝物殿にある古い神仏像も忘れずにご覧ください。宝物殿で説明してくれた管理の人が、「雪の季節がいいよ」と写真をいくつか見せてくれました。
なお、予定していた月読神社(安産の神)の説明はパスして、次は華厳寺(鈴虫寺)に参ります。

今日のお勧めの寺社データ

ブログ公開日2020・3・14
登録番号京都撮り歩き(26)
場所名松尾大社
魅力メモ ウキペデア松尾大社(まつのおたいしゃ/まつおたいしゃ)は、京都府京都市西京区嵐山宮町にある神社。式内社(名神大社)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
アクセス・連絡先阪急電車嵐山線 松尾大社駅下車 徒歩約3分 市バス/京都バス 松尾大社前下車 徒歩約3分
行き先分類松尾、桂、大原野の寺社
エリア分類10-1
松尾大社から苔寺への道
足を伸ばして一緒にいかが梅宮大社、松尾大社、月読神社、華厳寺、(苔寺)・(桂離宮)
追加エピソード平安京遷都後は東の賀茂神社(賀茂別雷神社・賀茂御祖神社)とともに「東の厳神、西の猛霊」と並び称され、西の王城鎮護社に位置づけられた。中世以降は酒の神としても信仰され、現在においても醸造家からの信仰の篤い神社である。
鑑賞ポイント本殿は室町時代の造営で、全国でも類例の少ない両流造であり国の重要文化財
行事・特別公開4月20日以降初めての日曜の「神幸祭」は1000年の歴史を持つ祭礼
お勧め建物本殿(重文)ほか拝殿、釣殿、楼門など社殿が多い
特殊建物本殿は「松尾造り」
お勧め文化財
お勧め仏像等身大の神像(重文)は平安初期の作
お勧め絵画
お勧め庭神苑 曲水の庭  枯山水の石組、州浜
パワースポット
花暦 花・時期
京都観光NAVI渡来人秦氏が一族の氏神として信仰した古い社。大山咋神・市杵島姫命を祭り、境内に霊亀ノ滝亀ノ井の名水があり、酒造家の信仰が厚い。室町初期の作で松尾造といわれる本殿(重文)ほか拝殿、釣殿、楼門など社殿が多く、等身大の神像(重文)は平安初期の作。4月20日以降初めての日曜の「神幸祭」は1000年の歴史を持つ祭礼。この祭では七条通の桂大橋上流付近で舟渡御(川渡り)を行うのが圧巻。桂離宮の対岸の河原斎場で神輿が6基そろって祭典を行う。川原は見物客であふれる。初めての本殿建立:大宝元年(西暦701)
その他情報1亀の井 神代の頃、八百万の神が松尾の山に集まった際に、松尾のお水を使ってお酒をつくり、神々に振舞いました。この言い伝えから、松尾大社は造り酒屋の神様でお水は亀の井と呼ばれています。
その他情報2本殿は「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で1542年に改築されたものです。毎年、祭儀は多く主に初詣から元始祭にあわせた干支祝寿祭、節分祭、醸造感謝祭の「中酉祭(ちゅうゆうさい)」、4月の古くは松尾の国祭と称せられた松尾祭(神輿渡御祭)は盛大


松尾大社入り口の大鳥居

松尾造りの本殿

神苑の「曲水の宴」重森三玲作

酒が腐らないといわれた「熊の井」



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