京都撮り歩き(29)洛北の常照寺をめぐる

 今日の「京都撮り歩き」は昨日に続いて、源光寺から少し東側に数分歩いた処にある、常照寺を訪ねました。こちらも、殆ど観光客もいない、静かな寺社で、庵を訪ね、散策する、風情が独特な雰囲気を持つ寺です。高台寺の茶室にもありますが、「吉野窓」といわれる、珍しい丸窓をもつ庵が有名で、定期的にお茶会があるようです。
 この寺はまた、花街島原の太夫である、吉野太夫が寄進した「吉野門(赤門)」と帯塚、吉野桜で、有名な寺です。いわれのわりに広大な敷地で驚きます。本阿弥光悦が寄進した土地を僧侶の学問所として、「日乾」が作ったとある。
 吉野太夫は「日乾」に帰依し、門を寄進したそうです。現在は吉野太夫を身請けした「佐野紹益」ともに二人が眠っている墓があります。隠れた、桜と紅葉の名所として、知られています。「花供養のDVD」をみても30分程度ですので、ぜひ、足を延ばしてみてはいかがですか。

今日の寺社のデータ

ブログ公開日
2020/3/21
登録番号
京都撮り歩き(29)
場所名
常照寺
魅力メモ ウキペデア
常照寺(じょうしょうじ)は、京都府京都市北区にある、日蓮宗の寺院。山号は寂光山。旧本山は、身延山久遠寺。親師法縁常照寺は本阿弥光悦が徳川家康より拝領した光悦村の一部で、本阿弥光嵯は久遠寺・日乾を招いて、法華の鎮所を建立する。これが、常照寺の前身である。その後、日蓮宗の檀林(鷹峰檀林)開かれ、最盛期には学僧200余人が学んでいたと記録が残る
アクセス・連絡先
アクセス: 市バス北1系統・6系統 鷹峰源光庵前下...住所・所在地‎: ‎北区鷹峯北鷹峯町47
行き先分類
洛北
エリア分類9-2
紫野から鷹峯への道
足を伸ばして一緒にいかが
源光庵、常照寺、光悦寺、(椿寺、岩戸妙見
追加エピソード
近年、境内が整備され紅葉の名所として人気を集めている。
鑑賞ポイント
行事・特別公開
毎年4月第2日曜には吉野太夫花供養。毎月第一日曜に、遺芳庵(吉野席)で吉野茶会、月釜が催されます。
お勧め建物
茶室遺芳庵
特殊建物
吉野門
お勧め文化財
お勧め仏像
お勧め絵画
お勧め庭
パワースポット
花暦 花・時期
吉野桜をはじめ、太白桜・鬱金桜(うこんざくら)・紅枝垂桜など約100本の桜  紅葉
京都観光NAVI
1616年(元和2)日乾上人が開創、鷹峰檀林(学寮)と称された。寛永(1624-44)のころ、六条三筋町の2代目吉野太夫が帰依し、朱塗りの山門を寄進した。これが現存の吉野門で、吉野太夫の墓や太夫ゆかりの茶室遺芳庵がある。日蓮宗。毎年4月第2日曜には吉野太夫花供養が行われる。建立:1616年(元和2) 毎月第一日曜に、遺芳庵(吉野席)で吉野茶会、月釜が催されます。
その他情報1
吉野太夫菩提所 常照寺は吉野太夫ゆかりの寺とも呼ばれています。常照寺のある鷹峯は、優しく緩やかな姿をみせる鷹峰三山(鷹ヶ峰・鷲ヶ峰・天ヶ峰)鷹ヶ峰の南麓 .参道や境内の吉野桜をはじめ、太白桜・鬱金桜(うこんざくら)・紅枝垂桜など約100本の桜。また、初夏からの青もみじ・サツキ、紫陽花、蓮など、そして秋の紅葉など四季を通じて花の寺としても人気があります。
その他情報2
太夫が寄進したという朱塗りの山門と色づいた参道の木々とのコラボは絵になる風景。静かな境内を散策し、太夫と夫である灰屋紹益との比翼塚にそっと手を合わせて。この頃の吉野は物語となり井原西鶴の「好色一代男」の人情話や歌舞伎の戯曲などさまざまに残っています。


常照寺は参道奥の「吉野門」の中です。
緑の多い、広い境内を散策ください。

「茶室遺芳庵」の丸窓「吉野窓」です。月釜で茶会があります。
受付の女性より、是非、月釜の日ににこられたし

「吉野太夫花供養」です。HPより拝借
寺内で行列のDVDが流されています。今年はどうなるか?




P/O
ウイルスの影響で、京都での月次の講義が中止となり、さらに、陶芸教室、スポーツジムも一部、中止で引きこもりの生活を余儀なくされている。白内障の手術の術後は1ケ月ほど大人しくする必要があり、いいタイミングですが、ウイルスにかかっていないことを、表明しておきたいところです。経済の落ち込みが、危惧されれます。特に、SNSでデマの拡散に注意を必要とする。致死率と死亡数から思うと、大騒ぎすることもないのでしょうが、罹患原因と、対応の確立が読めない間は、いつも大騒ぎするようです。マスクやアルコールで儲けても、仕方ないと思うのは、筆者だけか、1ヶ月もあれば、生産体制が整う程度の製品で、一国集中依存は危険なことは、分かっているとおもいます。皆様どうかご安全にお過ごしください。

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