京都撮り歩き(32)洛北の妙満寺を巡る

 今日の「京都撮り歩き」は昨日の実相院門跡から、岩倉川を叡山電鉄の方向に戻りながら、鉄道の線路を越えて、妙満寺まで、30分ほど歩いてみました。このお寺は古くからあるお寺(寺町二条妙満寺)ですが、維新の薩長戦争で灰燼に帰し、除々に復興を遂げたが、第2次世界大戦のとき、疎開して、現在の地に再構築したそうです。
 現代風の寺院で昨日の実相院門跡との違いに驚く、モダーンなお寺です。特に、仏舎利塔はエキゾチックな建物です。なぜか、安珍清姫の鐘が寺宝(宝物殿)の一つです。いわれは、データを参照ください。もう一つ、松永貞徳作庭の「雪の庭」が比叡山を借景にした庭が素晴らしい、写経をしながら、佇むことができます。
 季節が初夏だから、閑散とした、お寺でしたが、法華宗の本山ですので、檀家の数が多いのでしょうか、立派で現代的な建物も、年が経つにつれ、いい風情が出てくるのでしょう。疲れた足を癒しながら、本堂から眺める、比叡山は是非、お試しください。異空間に迷いこんだ感じがします。実相院門跡、妙満寺、円通寺の位置関係をグーグルマップで示しておきます。手軽な散歩コースです。尚、「雪の庭」の写真はお寺のHPを借用しました。

今日の寺社のデータ

ブログ公開日2020/3/28
登録番号京都撮り歩き(32)
場所名妙満寺
魅力メモ ウキペデア妙満寺(みょうまんじ)は、京都市左京区岩倉幡枝町にある顕本法華宗の総本山。山号は妙塔山。塔頭が四院ある(正行院、法光院、成就院、大慈院)安土桃山時代から江戸時代にかけて、争乱などにより、移転と再建を繰り返した。近年、門前に3000株のツツジが植えられて、花の寺として親しまれている。
アクセス・連絡先叡山電鉄木野駅から徒歩5分。京都市営地下鉄国際会館駅から徒歩20分。または京都バスを利用し幡枝バス停で下車 京都市左京区岩倉幡枝町91.。実相院門跡から徒歩で30分程度
行き先分類洛北
エリア分類2-2
松ヶ崎から岩倉・上高野をめぐる
足を伸ばして一緒にいかが実相院 、妙満寺、円通寺、
追加エピソード安珍・清姫の鐘 - 和歌山県道成寺にあったとされる梵鐘で、安珍・清姫伝説ゆかりの梵鐘とされ、豊臣秀吉の紀州征伐の際に家臣の仙石秀久が京都に持ち帰ろうとしたが、鐘が重かったために途中で破却し近くの住民の手によって妙満寺に奉納されたもの。
鑑賞ポイント雪の庭 - 俳諧の祖と仰がれる松永貞徳の造営で、「雪・月・花」三名園の一つとされる。
行事・特別公開5月中旬の鐘供養 この頃ツツジが満開
お勧め建物
特殊建物インドブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔
お勧め文化財
お勧め仏像
お勧め絵画絹本著色弥勒下生変相図 李晟筆 (高麗1294年) - 2018年指定制作年代が特定されている高麗仏画としては3番目に古いもの
お勧め庭本坊の雪の庭
パワースポット
花暦 花・時期桜やツツジ
京都観光NAVI顕本法華宗の総本山。康応元年(1389)日什上人により、六条坊門室町(現在の、烏丸五条あたり)に創建。度々の兵火にあい市内各地を移転。昭和43年に寺町二条から岩倉の地に移転。境内には仏舎利を納めたインドブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔がそびえる。展示室には、娘道成寺で有名な安珍清姫ゆかりの鐘が安置されている。本坊の雪の庭は、松永貞徳が造園した雪月花三名園の一つ。
その他情報1雪月花三名園の一つ「雪の庭」をはじめ、桜やツツジが美しい寺院です。本坊の「雪の庭」は松尾芭蕉の俳句の師、松永貞徳が造営したものと伝えられ、かつては雪月花三名園の一つに数えられました。寺内には安珍清姫で知られる道成寺の鐘が安置されています。



実相院門跡から妙満寺までのルート、さらに10分ほどで円通寺まで徒歩圏
スマホで手軽に検索できます。叡山鉄道、岩倉駅から実相院門跡迄は20分

「妙満寺全景」さすが、日蓮宗の本山の一つ、現代的な立派な寺院

「インドブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔」です。
京都ではこの仏舎利塔は初めてみました。

初夏の「雪の庭」です。雪の時期に是非、いかがですか


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