京都撮り歩き(30)洛北の光悦寺をめぐる

 今日の「京都撮り歩き」は洛北、鷹峰の3つ目のお寺である、光悦寺をめぐってみました。このブログでは同日に3-4箇所めぐっていますが、編集上、毎回異なった日に書いています。今日は時間的に余裕がある方は、京都三奇祭の一つの今宮神社を行かれては如何でしょうか。あるいは、天神川沿いの「しょうざん光悦芸術村」の庭園もお勧めです。
 筆者は受講の都合で、どちらもよらずに、四条烏丸まで、バスで直行しました。今宮神社の「やすらい祭り」は有名ですが、ウイルスの関係で、開催されるか、不明ですので、ご注意ください。皮肉なことに、古来、疫病対策で有名な神社です。
 今日の光悦寺は本阿弥光悦が家康より、拝領した敷地に、いまで言う、芸術村を作ったもので、多くの工芸にかかわる職人さんの住居があったそうです。光悦の死後、お寺になったとの事。7つの茶室からなり、息を引き取ったとされる「大虚庵」と境界にある、垣根が光悦垣として、有名です。
 ここの茶会はわが国でも有数の特別な茶席とのこと。興味のある方は、別途、検索ください。点在する、茶室をめぐるとき、京都市内の遠景を忘れずにご覧ください。わび・さびのある、独特の空間世界を垣間見ることができます。
 入り口の露地は特に、絵になる、「奥へ行くを表わす」意匠空間の妙でしょうか。紅葉の時期もお勧めです。筆者は天神川沿いに徒歩で南下して、仏教大学前でバスに乗ることにしました。野鳥に出会える、推すめの、いい散歩道です。昼は、この寺のすぐ近くにあるそばやがお勧めです。

今日の寺社のデータ


ブログ公開日2020/3/22
登録番号京都撮り歩き(30)
場所名光悦寺
魅力メモ ウキペデア光悦寺(こうえつじ)は京都市北区鷹峯にある日蓮宗の寺院。山号は大虚山。旧本山は京都本法寺。親師法縁 江戸時代の芸術家である本阿弥光悦に元和元年(1615年)に徳川家康がこの地を与えた。
アクセス・連絡先京都市営バス玄琢行き「鷹峯源光庵前」バス停(6・北1系統)下車 徒歩約3分
行き先分類洛北
エリア分類9-2
紫野から鷹峯への道
足を伸ばして一緒にいかが源光庵、常照寺、光悦寺、(椿寺、岩戸妙見今宮神社
追加エピソード『本阿弥行状記』によれば、当時は「辻斬り追い剥ぎ」の出没する物騒な土地であったという。この地に光悦の一族や様々な工芸の職人らが移り住み芸術の集落となった。光悦の死後に屋敷は寺となり、境内には光悦の墓碑がある。
鑑賞ポイント茶室、垣根
行事・特別公開
お勧め建物境内には大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵の7つの茶室が散在し、庫裏に接して妙秀庵がある。これらはいずれも大正時代以降の建物である。
特殊建物光悦垣
お勧め文化財
お勧め仏像
お勧め絵画
お勧め庭
パワースポット
花暦 花・時期紅葉
京都観光NAVI江戸初期の文化人・本阿弥光悦が1615年(元和1)徳川家康から与えられたこの地に草庵を結び、法華題目堂を建てたのが起こり。光悦の死後、寺(日蓮宗)となった。境内には、大虚庵など7つの茶室がある。竹を斜めに組んだ垣根は光悦垣と呼ばれる。建立:1656(明暦2)年
その他情報1光悦は、刀剣鑑定のほかにも、多くの才能に優れており、芸術指導者としても活躍しました。光悦が亡くなった後に、本阿弥家の位牌堂は本法寺の日慈上人によって寺に改められました。
その他情報2光悦寺にあるこの竹垣は、光悦が晩年を過ごしたといわれる大虚庵の路地と光悦寺の境内を仕切っています。矢来風に菱に組んだ組子の天端を割竹で巻いて玉縁とした光悦寺独特の垣、垣根の高さは親柱からなだらかなカーブを描き端部が低くなっています。
京都三奇祭のやすらい祭り  京都観光NAVIより4月第2日曜、今宮神社。花と共に飛び散る疫神を鎮めるためのこの祭は、「はなしづめ」「鎮花祭」の流れをくむ祭で、別名「やすらい花」ともいい、春の祭のさきがけ。平安の昔、サクラの散る頃になると疫病が流行したので、疫病退散を願って始まった。この日氏子たちは花傘を中心に、子鬼、赤と黒の大鬼、囃子方等に扮して、大鬼は鉦や太鼓を打ち鳴らしながら跳びはねるように踊る。花傘の下に入ると厄除けになるので、皆が競って入り、周りの人々もひとつになって楽しめる。京の三奇祭の一つ。見学自由。市バス今宮神社前すぐ。
問合先:075-491-0082(今宮神社)



光悦寺への玄関のアプローチ「奥に続く」空間意匠を表わしています。
青もみじの頃も素敵ですが、紅葉のころは特にお勧め
露地石の敷石(舗石)もいい形

門を抜けると、萱葺きの鐘楼、つきたい気持ちがそそられます。

これが、有名な光悦垣です。垣の向こうが「大虚庵」

7つ庵を見て、ふと、見上げると、
京都市内が、一望できる高台にありました。
帰りは天神川沿いに散策しながら、帰路につきました。








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