続自由時間のクラシック(432) 日本人弦楽器奏者(6) 千住真理子のVnを聴く

 日の続自由時間のクラシックはパガニーニ国際コンクール最年少入賞、日本音楽コンクール最年少優勝という 実績を持つ超天才バイオリニストである、「千住真理子」のアルバムを幾つか選んで聴いてみる事にします。手許のCDリストで11枚も保有しているVn奏者は珍しく、日本を代表する、Vnニストの一人でしょうか。TVのタレントの様のVnニストで、余り、感心がなかったのか、筆者はなぜか、これまで、彼女の演奏を殆ど聴いたことがないようです。彼女は高価なストラデイヴァリウスを兄弟の援助他により、難儀して、保有し、練習時間が日に14時間という、ストイックな生活をされているようです。なお、ストラデイヴァリウスの購入いきさつは書として出版されている。

 「人となり」をウキペデアやHP等で、調べて始めて、偉大さを知ることになりました。この人と「高嶋ちさこ」もそうですが、非常に忙しいVn演奏家だそうです。通常Vnニストは100曲ほど暗譜するぐらいですが、彼女は500曲に及ぶという、驚異的な努力家です。

 HP他を読むと「音楽大学でなく、慶応大学文学部哲学科卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、 1987年フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会でロンドンデビュー、88年サンタチェチリア音楽院管弦楽団定期演奏会でローマデビュー。」デビュー15周年を機に1990年より、自身のプロデュースによるリサイタルを開催し、『イザイ無伴奏バイオリンソナタ全6曲全曲演奏会』『バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会』『パガニーニ:24のカプリース全曲演奏会』『モーツァルト バイオリンコンチェルト全曲演奏会』を一夜で演奏するなど、日本各地やロンドン、プラハでも記念演奏会を行う。」と有ります。

 又「国際交流基金による文化大使派遣演奏会をブラジル、チリ、ウルグアイ等で、また’98年にはウズベキスタン、キルギス、カザフスタンで演奏会を行い、音楽による国際親善を努めた。また20周年を機にホスピスや老人ホーム、身障者施設、孤児院など限られた施設から外に出ることの出来ない方々に対する訪問ボランティア演奏を地道に行うなど、独自のボランティア活動にも取り組む。」と演奏以外に多方面で活躍されています。

 しかし、膨大に出ている演奏アルバムの中から、彼女のVnアルバム評価として、レコ芸500の名曲・名盤では「イザイ無伴奏バイオリンソナタ」の1点だけでした。Vnというジャンルは世界的に非常に厳しい、競争社会といえます。

 Youtubeで検索した結果を下に記します。著作権の関係で、まとまったアルバムは投稿されていないようですが、根気よく検索すると、かなり、いいアルバムが数多くみつかるようです。今日は手許にあるアルバムを数点聴きながら、ブログを纏めましたので、Youtube検索結果から「スペシャル・トーク&コンサート」、「Violin Solo Recital」と「Four Seasons」の3点を選んで聴いてみる事にします。小品もお勧めの演奏があります。是非追加検索してお試しください。

今日のお勧め曲

公開日                                                                        2021・7・06

演奏家名                                                                            千住真理子

読み                                                                                         サ行

音源                                                                                  Youtube

出生地:                                                                                東京都

死亡:                                                                                    ー

分類                                                                                     ヴァイオリン

主なアルバム&賞暦 ウイペデア他より、抜粋

1) アルバム

メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(1986年4月21日)

チゴイネルワイゼン / 詩曲(1987年5月21日)

ヴィヴァルディ:四季(1989年4月21日)

ラロ:スペイン交響曲 / サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(1990年4月21日)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲選集I(1991年5月21日)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲選集II(1991年5月21日)

ドヴォルザーク&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲(1992年6月21日)

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1993年9月22日)

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(1995年1月21日)

パガニーニ:24のカプリース(1996年10月9日)

美しきロスマリン〜クライスラー名曲集(1997年9月22日)

フォーシーズン〜千住真理子ベスト・セレクション(1998年3月21日)

ベートーヴェン:スプリング・ソナタ(1998年9月23日)

カンタービレ〜歌うように(2003年8月27日)

愛の夢(2004年4月21日)

千住真理子 プレイズ 千住明「四季」(2004年11月25日)

愛のコンチェルト(2005年9月7日)

ドルチェ(2007年1月10日)

G線上のアリア(2007年11月14日)

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(2009年2月18日)

他多数

TV・ラジオ・著書多数

2) 賞暦

全国大会小学生の部で第1位を受賞した。

1975年、第1回NHK若い芽のコンサートでNHK交響楽団と共演し、12歳でプロデビューする

1977年、15歳の時、第46回日本音楽コンクールを最年少で優勝した。

1979年、17歳の時、第26回パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞した(第4位)。

ウキペデア他より 千住 真理子(せんじゅ まりこ、1962年4月3日 - )は、日本のヴァイオリニスト。ジャパン・アーツ所属。レコードレーベルは、EMIミュージック・ジャパン(現:ユニバーサルミュージック)。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。東京都杉並区出身。父は工学博士(慶應義塾大学名誉教授)の千住鎮雄。母はエッセイスト・教育評論家の千住文子。長兄は日本画家の千住博。次兄は作曲家の千住明。全国大会小学生の部で第1位を受賞した。1975年、第1回NHK若い芽のコンサートでNHK交響楽団と共演し、12歳でプロデビューする。1977年、15歳の時、第46回日本音楽コンクールを最年少で優勝した。1979年、17歳の時、第26回パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞した(第4位)。愛器は1716年製のストラディヴァリウスで、この楽器を個人で所有

手許CD(11) Sibelius & Tchaikovsky Vn協奏曲他 11点 詳細下記

Youtube検索結果より

オールスター クラシックフェスティバル 1989年

千住真理子 スペシャル・トーク&コンサート ★★

2020.11.28 千住真理子 Mariko Senju Violin Solo Recital~45th 

     anniversary of debut~DIGEST(For J-LODlive) ★★

Vitali: Chaconne in G minor 

The Snow Queen - Snow diamond (Main theme) 

千住真理子~慕情 恋はすばらしきもの

故郷/ふるさと - 千住真理子/Mariko Senju

Okano: Momiji 

Senju: Four Seasons ★★

人気の曲 - 千住真理子 259点

人気の曲 - 千住真理子 14点 ★★

ミックスリスト - 千住真理子★★

すべてのトラック - 千住真理子 33点 ★★

他多数ありそうです。追加検索ください。

公式HP他  https://marikosenju.com/

    https://www.universal-usic.co.jp/classic/senjumariko


「手許、千住真理子リスト」です。ベスト・コレクションを聴いてみました。
古い演奏アルバムばかりですが、名演奏が揃っています。
イザイの無伴奏Vnソナタ曲もあるようです。

スペシャル・トーク&コンサート」です。
最近の演奏でしょうか、マスクをされています。

 Violin Solo Recital~45th」です。名演奏をお愉しみください。

Four Seasons」です。全曲聴けそうです。
人気の曲・ミックスリストで小品が数多く愉しめます。


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