名作をYoutubeで聴く(26) 童話作家小川未明&かこたかしの作品を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは現在の童話作家の礎を作られ既に他界されている、2人の作家から、「小川未明」と「かこたかし」の作品をいくつか選んで聴いてみることにします。「小川未明」さんは、小説家でも有名で、途中から童話作家でも活躍され、1961年に亡くなられています。筆者が子供時分の頃の童話作家でしょうが、記憶にありません。彼の作品は青空文庫で読書することが可能です。

「かこたかしさん」の作品は我が家でも、家内が、「からすのパン屋さん」を幼い子供達に読み聞かせていたことで、覚えています。押入れに処分しないで、残っているはずです。彼は2018年に亡くなられました。時代は異なりますが、お二人とも、現在の絵本(童話)作家の礎として、子供達に早くから、眼をむけて、作品を作り、現在も読み続けられています。

 ブログの編集の都合で、若い、作家さんの作品を先ず、お勧めしてきましたが、今日の二人は大事な作家さんで、今でも、時期を考え、孫に読みきせたい、作品が数多くあります。(かこたかしはいいタイミング?)二人の「人となり」を公式HPやウキペデア他で調べた結果を簡単に記します。

 「小川未明」は「長い戦争のあとの新しい現実のなかで子どもたちに何をどう書けばいいのか―児童文学者たちは、未明童話を批判的に検討することをとおして、それを考えようとしたのです。人が死ぬ、草木が枯れる、町がほろびる……、未明童話のテーマは、ネガティブで子どもの文学にふさわしくないといわれました。その文章も、呪文的でわかりにくいともいわれたのです。そして、1960年前後に、日本の子どもの文学は、未明に代表される近代童話から、現代児童文学へと転換していきました。」

 「今後を童話作家に」を発表後は、小説の筆を折って、童話に専念するようになりました。未明は、生涯に1200編ほどの童話を書いています。」とあります。少し暗い時代背景により、時代に翻弄され、作品の評価が変化された方ですが、日本のアンデルセンとして、上越市は小川未明賞を制定して、後進の絵本作家を育てておられます。日本昔話の坪田譲治と親交があったようです。

 「かこたかし」は東大を卒業し、研究者としての仕事を辞め、絵本作家になられた方です。「工学博士。技術士(化学)。児童文化の研究者でもある。出版を中心に幅 広く活躍。作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、『うつくしい絵』、「だるまちゃん」シリーズ、『とこちゃんはどこ』、「かこさとしからだの本」シリーズ、『伝承遊び考』など600点余。2008年菊池寛賞受賞、 2009年日本化学会より特別功労賞を受賞。」とあります。

また「子どもたちが何を求めているのか、何に喜ぶのか、どういうことを嫌がるのか―― そういうことは全部、子どもたちが教えてくれました。絵描き遊びや石けり、鬼ごっこといったさまざまな遊びも、子どもたちから教わりました。そのときの経験こそが、その後の僕の絵本づくりの基盤になっていったと言えるでしょう」と有ります。

 お二人とも子供の視点で作品を作られ、膨大な作品を残されています。未明作品には孫には少し早すぎる作品もありそうです。作品の背景などは、是非、ウキペデアやHPを一読されることをお勧めします。Youtubeで検索した結果を下に記しますが、ほんの一部ですので、追加検索か、書籍の購入あるいは図書館ででお借りになってはいかがでしょうか。

①童話作家小川未明の作品を朗読で聴く

公開日                                                                                2021・7・25

作家名                                                                                       小川未明

読み                                                                                                  ア行

音源                                                                                             Youtube

出生地                                                                                      新潟県 上越市

死去                                                                                                   1961年5月

分類 絵本作家

主な経歴・作品ウキペデア他より抜粋

1)主な受賞暦

国民文化功労賞  戦前

第5回野間文芸賞

児童文学者協会創立、初代会長

芸術院会員、文化功労者

上越市 小川未明文学賞(おがわみめいぶんがくしょう)を制定

2)童話作品に限定

『未明童話集』全5巻 、1927–31年

『常に自然は語る』日本童話協会、1930年

『青空の下の原つぱ』、1932年

『童話雑感及小品』、1932年

『童話と随筆』日本童話協会、1934年

『定本小川未明童話全集』全16巻

ウキペデアより 小川 未明(おがわ みめい、1882年(明治15年)4月7日 - 1961年(昭和36年)5月11日)は、小説家・児童文学作家。本名は小川 健作(おがわ けんさく)。「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれ、浜田広介と坪田譲治と並んで「児童文学界の三種の神器」と評された[1]。娘の岡上鈴江も児童文学者。「未明」という雅号は小川の師である坪内逍遥が付けたもので、正しくは「びめい」と読む

手許CD(0)

Youtube 検索結果より

睡眠導入】眠くなるお休み用アナウンサー朗読~小川未明「びんの中の世界」

     【元NHK フリーアナウンサー島 永吏子】

【睡眠導入】眠くなるアナウンサー朗読「眠い町」小川未明童話読み聞かせ

     【元NHK フリーアナウンサー島 永吏子】◎◎

【朗読】紅すずめ/小川未明

【朗読】大きなかしの木/小川未明

怪談風朗読 小川未明「だれにも話さなかったこと」

睡眠導入】眠くなるアナウンサー朗読小川未明「ものぐさじじいの来世」

     【元NHKフリーアナウンサー島永吏子】

名作朗読 小川未明「野ばら」青空文庫短編童話 睡眠導入 ◎◎

【睡眠導入】アナウンサーの眠くなる朗読小川未明「月夜とめがね」

     元NHKフリーアナウンサー島永吏子

朗読】一本の釣りざお(小川未明)…短編小説、童話、児童小説(爬虫類わにこ)本文字幕入り

【朗読睡眠】眠れるアナウンサー朗読「小さな金色の翼」小川未明

      【元NHK フリーアナウンサー島 永吏子】

【朗読】海の少年/小川未明/青空文庫/童話/読み聞かせ

【朗読】時計のない村(小川未明)…童話、小説(爬虫類わにこ)

【朗読】小川未明『かざぐるま』

【睡眠用朗読】天女の伝説「羽衣物語」小川未明【元NHK フリーアナウンサー島 永吏子】

【朗読】小川未明「金の輪」(青空文庫/童話)◎◎

【朗読】『長ぐつの話』小川未明 読み聞かせ 小説 童話 児童文学

朗読】とうげの茶屋(小川未明)…短編小説、癒し、人情(爬虫類わにこ)

   ・ 書籍は青空文庫でも愉しむことができます。

「「眠い町」小川未明」です。代表作の一つで、
朗読作品です。小川作品は
幼い孫には少し早いようです。

小川未明「野ばら」」です。こちらもお勧めです。

「小川未明「金の輪」」です。こちらも代表作です。大人向けでしょうか。

②童話作家かこたかしの作品を朗読で聴く


公開日                          2021・7・25
作家名                            かこさとし
読み                                カ行
音源                               Youtube
出生地                            福井県 越前市
死去                               2018年5月
分類                                絵本作家

主な経歴・作品ウキペデア他より抜粋
1〕賞暦 2005年以降
児童福祉文化賞特別部門(2007年)長年にわたって、
      子どもの伝承遊びや文化活動にたずさわり、子どもの生活と文化の向上に努め、
      児童健全育成に貢献     
菊池寛賞 (2008年)[6]「絵本作家、児童文学者としてのユニークな活動と、
     子供の遊びについての資料集成『伝承遊び考』全四巻の完成」により
日本児童文学学会特別賞(2009年)『伝承遊び考』
日本化学会特別功労賞(2009年)絵本を通じて子どもたちに科学の魅力を伝えてきた
     功績を称えるために同賞を創設、授与
神奈川文化賞受賞(2009年)
川崎文化賞受賞(2009年)
日本保育学文献賞(2010年)『伝承遊び考』
国際アンデルセン賞画家賞ノミネート(2011年)日本代表として
越前市文化功労賞(2011年)、越前市市制10周年記念特別功労者(2015年)
東燃ゼネラル児童文化賞受賞(2012年)
MOE絵本屋さん大賞2位(2013年)『からすのおかしやさん』
第40回巖谷小波文芸賞(2017年)「だるまちゃん」シリーズ、「かわ」「宇宙」
     などの科学絵本、紙芝居、遊び研究と、子ども文化の広範な分野

2〕主な作品 2010年以降のみ
万里の長城 2011
かこさとし こどもの行事 しぜんと生活 (全12巻  2011年-2012年)
からすのおかしやさん (2013年4月17日) - 『からすのパンやさん』続編の1冊目。
      主人公は若からすに成長した長男のチョコくん。
からすのやおやさん ( 2013年4月17日) - 同じ2冊目。赤いからすのりんごさんの話。
からすのてんぷらやさん ( 2013年4月17日) - 3番目のレモンさんが被災した
     天ぷら屋の再建に協力する物語
からすのそばやさん ( 2013年4月17日) - 4羽のうち最もおっとりした末っ子おもちくんの話。
どろぼうがっこうぜんいんだつごく ( 2013年9月18日)
どろぼうがっこうだいうんどうかい ( 2013年9月18日)
世界の化学者12か月 絵で見る科学の歴史 ( 2016年6月15日 
だるまちゃんとかまどんちゃん ( 2018年1月12日)
だるまちゃんとはやたちゃん ( 2018年1月12日 )
だるまちゃんとキジムナちゃん (2018年1月12日 )
遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考 (復刊ドットコム 2018年2月26日 )
過去六年間を顧みて かこさとし小学校卒業のときの絵日記 
ウキペデアより  かこ さとし(加古 里子、1926年3月31日 - 2018年5月2日)は、日本の絵本作家、児童文学者、工学博士、技術士(化学)。本名は中島 哲(なかじま さとし)。ペンネームの「里子」は俳号。東大卒業後の1948年、昭和電工に入社する。研究所勤務を続けるかたわら、川崎市などでセツルメント活動(東大セツルメント川崎古市場)や、児童向け人形劇、紙芝居などの活動を行う。1962年「亜炭酸化生成物を基体とする土壌改良剤並びに肥料に関する研究」で東京工業大学より工学博士。1966年技術士(化学)資格取得。最初に手がけた絵本は、ダムがどのように人々の生活に役立っているかを示した『だむのおじさんたち』(1959年)。1973年、47歳で昭和電工を退社した後は、フリーで多作な活動を行うようになる。『だるまちゃんとてんぐちゃん』(1967年)に代表される「だるまちゃん」シリーズなどのユーモラスな絵本から、『かわ』(1966年)、『たいふう』(1967年)などのいわゆる科学絵本に至るまで、幅広い作風を誇る。

手許CD](0)
Youtube 検索結果

からすのパンやさん 作・絵 かこさとし 《読み聞かせ 寝かしつけ 加古さとし 絵本 睡眠》◎◎
むしばミュータンスのぼうけん 作/かこさとし 【読み聞かせ 寝かしつけ 眠くなる 絵本】
からすのおかしやさん 作/かこさとし 【読み聞かせ 寝かしつけ 眠くなる 絵本】
《かこ さとし からだの本》 ほねは おれます くだけます 【読み聞かせ 寝かしつけ 眠くなる 絵本】
『だむのおじさんたち』かこさとし(加古里子)
『青いヌプキナの沼』かこさとし
『たろうがらす じろうがらす』かこさとし
『ほんはまっています のぞんでいます』かこさとし
『ゆうびんです ポストです』かこさとし
『うさぎのパンやさんのいちにち』かこさとし
【保育士による】絵本読み聞かせ★だるまちゃんとてんぐちゃん ◎◎
『しろいやさしいぞうのはなし』かこさとし
【お母さんの絵本読み聞かせ】だるまちゃんとかみなりちゃん
     (おかあさんのえほんよみきかせBGMつき)◎◎
追加検索ください。

公式HP https://kakosatoshi.jp/


からすのパンやさん」です。この絵本は我が家にも残っていました。

だるまちゃんとてんぐちゃん」です。こちらも代表作です。

だるまちゃんとかみなりちゃん」です。こちらも人気作品です。


コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く