週末のオペラのご案内(第25回)ワーグナーの「タンホイザー(タンホイザーとヴァルトブルグの歌合戦)」

 今週のオペラはワーグナーの「タンホイザー(タンホイザーとヴァルトブルグの歌合戦)」を選びました。ワーグナーの作品では2作目です。じっくりと、最後まで、視聴できました。
 官能的なバレーの演出を持つ独特なオペラで、天国での官能的な世界から、一変して、地上での恋愛歌合戦と変化しオペラは進行する。(ドレスデン版と修正パリ版(バレー付)とがあるようです。)
 全体を通して、演じられるのは、愛情表現で、肉体を賛美する主役と、恋愛至上主義を受け入れない、旧道徳の純恋愛主義との違いが生じ、 歌合戦が騎士の反発を買い、決闘騒ぎになり、領主から放逐と贖罪の宗教罰を受けるという、当時の倫理観に深く、根ざしたオペラでした。
 今回のDVDはオーケストラの演奏も素晴らしく、優れた、声量をもつ歌手が揃って力演しで、充分満足し、堪能できました。、よさが25回目にして、なんとなく、判ってきました。
 ストーリは官能の女神と、地上の恋人(エリザベット)の両方の愛の狭間で、もだえる、主役(タンホイザー)と、古い、愛情表現に固執する、領主、貴族・騎士との歌合戦を通した戦い、宗教罰を受けた主役が、贖罪のため、巡礼しローマに訪れたが、ローマ法王に許してもらえず、官能の女神のもとに戻ろうとするが、地上の恋人の受難の死により、官能の女神の呪縛から開放され、地獄の傲を受けずに済んだという、おはなし。
 今回のオペラデータを下の表に示します。手許には2枚あり、そのうちの1枚を視聴した。Youtbeで公開されているものを示しておきました。是非、お試しください。

今週のオペラデータ
作品サクヒンキョウツウデータ              ダイ25カイ
公開日            2017・4・6
作曲家名 ワーグナー
国名 ドイツ
作品名 タンホイザー
幕数 マク
上演時間 時間ジカン50プン
有名な合唱曲、アリア ①いかなる懺悔ザンゲシャカンじなかったほどの②オゴソかなこの広間ヒロマよ③聖母セイボマリアわがネガいをれたまえ④やさしいユウホシ
主な登場人物 タンホイザー 騎士キシ ギンアソジン テノール
エリザベト 領主リョウシュへルマンのメイ ソプラノ
ヴォルフラム 騎士キシ ギンアソジン バリトン
ヴェヌス 官能カンノウヤマ女神メガミ ソプラノ
ヘルマン チューリンゲンの領主リョウシュ バス
参考文献 オペラガイド130選 106
オペラ鑑賞事典 127
オペラの魔力 NA
ウキペデアコメント 『タンホイザー』WWV.70は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成されるオペラ。正式な名称は『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』であるが、一般的には前者の題名で知られている。 
作曲: 1845年
作曲家: リヒャルト・ワーグナー
原作: Ouvertüre zu Tannhäuser von Richard Wagner
初演: 1845年10月19日, ドイツ ドレスデン
言語: ドイツ語
プロの推薦スイセンCD&DVD ショルテイ ウイーンフイル
サヴァリッシュ バイロイト祝祭シュクサイカン
カラヤン ウイーン国立コクリツ歌劇カゲキジョウカン
バレンボイムベルリン国立コクリツカン
NO.
作曲家名 ワーグナー
国名 ドイツ
作品名 タンホイザー
鑑賞辞典推奨頁 514
レコ芸500推薦バン 485
その他推奨本名
整理番号 25
オナ演目エンモク公開回数 ショ
コンテンツの種類・本 DVD
演奏日・放送日 1989年
指揮者 ジュゼッペ・シノーポリ
楽団・合唱団
演奏場所ホカ バイロイト祝祭劇場
コンテンツ詳細ショウサイ タンホイザー 騎士キシ ギンアソジン リチャード・ヴァーサル
エリザベト 領主リョウシュへルマンのメイ チェリル・ステューダー
ヴォルフラム 騎士キシ ギンアソジン ヴォルフガング・ブレンデル
ヴェヌス 官能カンノウヤマ女神メガミ Ruthild Engert-ely
ヘルマン チューリンゲンの領主リョウシュ ハンス・ゾーティン
正式な題名は《タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦》。中世の伝説に基づく物語で、ヴェーヌスの愛欲におぼれた騎士タンホイザーの魂の救済が描かれます。第2幕第4場の行進曲は、誰もがきっと知っている有名な曲で、壮大な合唱が印象的。ワーグナーの聖地バイロイト祝祭劇場での、抽象的な舞台と重厚な演奏が渾然となって、忘れがたい世界を創り上げています。 ワーグナーの孫であるヴォルフガング・ワーグナーの演出

     Youtubeより  

       Wagner - Tannhauser Full - YouTube


     視聴したDVDより

官能の愛楽に溺れるタンホイザーとバレーの演出

歌合戦の状況
追放されるタンホイザー

エリサベトの死とフイナーレ

最後まで、お読みいただきありがとうございます。このオペラの素晴らしさを説明するのに、時間を要しました。ワーグナーファンになりそうです。

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