日曜日の古典落語(第60回)蕎麦の殿様、禁酒の番屋、碁泥

 今週の落語は「蕎麦の殿様」、「禁酒の番屋」と「碁泥」の三題を選びました、これまで130超える演目を紹介してまいりましたが、まだまだ、楽しい噺が残っています。今日は蕎麦、酒、碁の噺を選んでみました。
 蕎麦を題にする話はいくつかありますが、演じる人はそばを食べる仕草で観客の受けが判るようです。関西のうどんと同じで、関東の蕎麦は一つの食文化といえます。
 筆者もお酒が大好きです、蕎麦屋で蕎麦と日本酒をいただくのは至福の時間です、碁はやりませんが、この「碁泥」の噺は碁が知らなくても面白い噺です。庶民の好きな蕎麦、酒、碁は沢山、落語のねたがあります。やはり、聴いていただくのが一番ですが、簡単に噺の内容を説明しますと以下の通りです。
「蕎麦の殿様」は親戚の家で紹介された蕎麦打ちを気に入った殿様が、作り始める、とんでもない蕎麦を食べされる、家来の試練はさて、どうなるか?大名遊びの噺です。この噺は円生が演じる、CDが残っていませんでした。「時蕎麦」「そば清」「疝気の虫」等の蕎麦を題にする、落語ありますがこの噺は演じられる機会が少ないのでしょうか?。
「禁酒の番屋」は小さんの十八番で、さすがにうまい、もともと、上方にあった噺で、番屋をうまく通り、酒飲みの元に届けられるか、酒屋の家人は色々、策を練るが、ことごとく、番屋で取り上げられる、最後の策はどうなるか、Youtubeでいくつかありますので、お試し下さい。
「碁泥」は碁好きの人に警鐘を与える噺で、とにかく、夢中になると、すべてを忘れて、熱中する、煙草で畳は焦がすし、泥棒に入られても気ずかない、早く、逃げればいいのに、泥棒も碁好きで、遂に、口を出してしまうという噺。志ん朝 と小さんがうまい語りで聴けました。

今週の落語
日時ニチジ              2017・4・23
ジャンル                  落語ラクゴ
音源オンゲン                 CD
演者エンジャ 六代目三遊亭園生 五代目柳家こさん 古今亭志ん朝 三代目
分類ブンルイ
演題エンダイ 蕎麦ソバ殿様トノサマ 禁酒キンシュバン ドロ
出典シュッテン
その他演者名 禁酒番屋 立川志の輔 - YouTube 柳家小さん(五代目) 碁泥* - YouTube
十代目桂文治 - 禁酒番屋 - YouTube 十代目金原亭馬生・碁どろ - YouTube
推薦スイセンホン 落語CD&DVD名盤案内 NA 落語CD&DVD名盤案内 108 落語CD&DVD名盤案内 140
古典落語CDの名盤    (キョウカイミツヘン)74
演題エンダイコメント 親戚シンセキマネかれ、アトラクションで蕎麦ソバちを殿様トノサマ早速サッソクミズカツクって家来ケライべさせるがさてどうなるか。蕎麦ソバたれた経験ケイケンのあるカタ家来ケライ気持キモちがすぐにわかります。 サケみに禁酒キンシュレイ出入デイりの酒屋サカヤナンとか、トドけたいので、手段シュダン言い訳イイワケ秘策ヒサクるが、ことごとく,門番モンバンげられる、ツイ最後サイゴ持込モチコミ方法ホウホウは・・・ きのハナシで、夢中ムチュウになるとほかのコト眼中ガンチュウくなる、タタミがすし、泥棒ドロボウハイっても、がつかない始末シマツきの泥棒ドロボウツイクチハサむさてどうなるか・・


 関西にいる時は、うどんが大好きで、自ら、うどんも作りますが、現役時代、昼に良く食べた、駅の立ち食い蕎麦がなつかしく、上京すると、仕事中で無いので、蕎麦屋に入り、日本酒もいただきます。今回も、息子の紹介で、本場のうまい打ち立ての蕎麦をいただきました。さすがに生蕎麦は無理だが、土産に乾蕎麦を買い込みました。
 今日の落語ねたは帰りの飛行機の中で、決めていました。久しぶりに蕎麦を打ちたいが、かみさんはどういううだろうか? 陶芸で作った蕎麦徳利、猪口で楽しむか。
 昨日、ウォーキングの途中でいつものブック・オフに立ち寄った、落語の本3冊と「等伯」の本をゲット、この種の本はこまめに探さないと手に入れにくい。時々、出てくるが安価で手に入る。

コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く