続自由時間のクラシック(263)ピアニストTuija Hakkila を聴く

  今日の続自由時間のクラシックはフインランド出身のフォルテピアニストの「Tuija Hakkila」を選んで聴いてみます。鍵盤楽器はモダンピアノ、チェンバロ、フォルテピアノとオルガンの大きく4つに分けられます。これまで、お勧めした演奏家は殆どモダンピアノです。

 今日はフォルテピアノの女性奏者です。モダンピアノと異なり、チェンバロ、フォルテピアノ、オルガンは楽器の数も少なく、演奏する場所も限定されます。楽器独特の個性(美術品扱い、個人保有)があって、誰でも弾けるということができないようです。

 中には「インマゼール」のようにモダンピアノ、チェンバロ、フォルテピアノを弾きこなす人もおられますが、フォルテピアノの場合はやはり、専門職のピアニストです。しかも、女性となると、稀有な存在でしょう。有名な演奏家として、男性では、「マルコム・ピルソン」、「アンドレアス・シュタイアー」と「メルヴィル・タン」が挙げられます。

 女性では「マルコム・ピルソン」の弟子の「Tuija Hakkila」ぐらいでしょうか。このあたりの楽器の構造、作品・演奏家の詳細については指南書「200CD古楽への招待」が詳しいので、是非参照ください。今日の「Tuija Hakkila」のアルバムは手許に1枚もありませんでしたので、彼女の情報を調べると、最近はレコードの宣伝が多く、「人となり」は余り見出せませんでした。

 唯一、Youtubeが頼りでした。検索結果を下に記します。モーツアルトのピアノソナタ全集やハイドンのソナタ曲集が秀逸と評価を受けていますがYoutubeでは数点、公開があるようです。今日は下のリストから「Dussek (1760-1812) - Piano Concerto」、「Mozart Piano Sonata No. 12」と「 Mozart KV359」の3点を選んで聴いてみます。

Youtubeではすべてのトラック - トゥイヤ・ハッキラ」というダイジェスト版が出ています。抜粋で、短い曲ですが、かなり公開されています。少し時間を掛ければ、まとめて、愉しむことができそうです。また、「ナクソス」からも、かなり、公開されていますので、ご興味のあるかたは、お試しください。

今日のお勧め曲

日時           2020・10・23

ジャンル          鍵盤楽器

音源           Youtube

演奏者        Tuija Hakkila

読み          トゥイヤ・ハッキラ

国名           フインランド

生年            1959

楽器分類        フォルテピアノ

手許CDアルバム数     無し

Youtube検索結果

ミックスリスト - トゥイヤ・ハッキラ★

すべてのトラック - トゥイヤ・ハッキラ★

Jan Ladislav Dussek (1760-1812) - Piano Concerto in E flat major, Op.70 (1810)

Carl Ludvig Lithander - Piano Sonata in F-sharp minor

Trio for Fortepiano, Flute and Cello in G major Hob.XV, 15 : 

     III Allegro moderato 

Keyboard Sonata No. 33 in C Minor, Hob. XVI:20: I. Moderato★

Vantaa Music Festival -- Sirkka-Liisa Kaakinen-Pilch & Tuija Hakkila: Mozart KV359★

Piano Sonata No. 12 in F Major, Op. 6 No. 3, K. 332: I. Allegro★

Sonata in B flat major K281 : I Allegro

Sonata for Cello and Fortepiano Op.64 [String Trio Op.3] : II Andante

Dussek: Complete Piano Sonatas Op.5 No.3, Op.24, Op.43 & Op.61, Vol. 4

演奏家・楽器他補足事項訳文)  Tuija Hakkilaはフィンランドのクラシックピアニストです。 彼女はシベリウスアカデミーでとジャック・ルヴィエとパリ国立高等音楽・舞踊学校で学びました。 彼女は独奏者、室内楽グループ、伴奏者として演奏しています。彼女はソリストとして、室内楽グループで、そして伴奏者として演奏してきました。彼女は定期的に招待され、アメリカ合衆国、フランス、 日本、インドネシア、アフリカと南米。トゥイヤハッキラはいくつかのCDを録音しました。たとえば、モーツァルトのキーボードソナタの完全なサイクルや、カイヤサーリアホのトリオアンサンブルのための室内楽の録音などです


Dussek (1760-1812) - Piano Concerto」です。
初めて聴く曲です。いかがですか


「 Mozart KV359」です。伴奏ですが、この人が「Tuija Hakkila」です。

「Mozart Piano Sonata No. 12」です。抜粋版です。
他に135曲もダイジェスト版「全てのトラック」が出ています





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