京都撮り歩き〔91〕東山山麓の清水寺を巡る

  今日の京都撮り歩きは世界遺産に登録されている清水寺をご案内します、京都では金閣寺と並び、ここ、清水寺に多くの観光客が訪れます。朝6時から開門しており、日中の混雑を嫌う人が、早朝から訪れる、京都最大の観光地の寺院でしょう。筆者は日中と早朝の2回訪れております。

 江戸初期に建てられた本堂(国宝)の舞台造り(懸造り)と呼ばれ、高さ11メートルもあり、舞台は139本の木の柱で支えられています。「清水の舞台から飛び降りる」という、言葉が生まれました。江戸時代には願を掛けて、実際に飛び降りる人も出たようで、禁止令が出されたそうです。

 清水寺の堂宇伽藍は15もあります。ほぼ、全て重要文化財に指定されています。清水寺のいわれは「音羽の滝」の3筋の滝から流れ落ちる、清水から来ています。長寿、学問、健康に御利益があるということで、多くの参拝者を集めています。ここ、本堂からの京都市街の眺望も素晴らしい、さらに桜の季節には眼下の桜を眺める人で賑わいます。

 清水寺は山間の傾斜地にあり、ここにいたるまで、いくつかの坂道を登って、本堂に来ることになります。坂におしゃれな名前がつけられ、土産店が軒を並べます。清水寺に来るとき、帰るときに坂道を使い分けることをお勧めします。筆者はコロナの時期に訪れたおり、早朝とはいえ、人気のない、坂道の状況に驚きました。

 塔頭と末寺も多く有りますが、借景庭園で有名な「成就院」と「随求堂」の胎内巡りはいかがでしょうか、筆者は早朝だったので、訪れることができませんでした。地主(じしゅ)神社はもう若い人のように元気がありませんが訪れてみました。もう一つ、少し離れたところの「子安三重塔」は安産祈願の人は巡ってください。ここから、本堂の舞台は抜群の撮影ポイントです。

今回の写真は、坂道・小路、八坂の塔も合わせて、今日の清水寺に集めました。スライドを是非、ご覧ください。

今日の寺社データ

ブログ公開日        2020/10/4

登録番号         京都撮り歩き(91)

場所名            清水寺

魅力メモ ウキペデア 清水寺(きよみずでら)は、京都府京都市東山区清水にある寺院。山号は音羽山。もとは法相宗に属したが、現在は独立して北法相宗大本山を名乗る。西国三十三所第16番札所。本尊は十一面千手観世音菩薩

アクセス・連絡先 京阪電気鉄道京阪本線「清水五条駅」下車徒歩約22分、または「祇園四条駅」下車徒歩約25分市バス「清水道」または「五条坂」バス停10分

行き先分類                 エリア③

                 東山山麓の寺社

              高台寺から清水寺への道

足を伸ばして一緒にいかが       法観寺、高台寺

追加エピソード 清水寺は法相宗(南都六宗の一)系の寺院で、広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ、京都では数少ない寺院の1つである。また、石山寺(滋賀県大津市)、長谷寺(奈良県桜井市)などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、鹿苑寺(金閣寺)、嵐山などと並ぶ京都市内でも有数の観光地として有名であり、季節を問わず多くの参詣者が訪れる。また、修学旅行で多くの学生が訪れる。古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されている。

鑑賞ポイント    本堂舞台・三重塔・音羽の滝・子安塔、随求堂

行事・特別公開

お勧め建物       舞台造りの伽藍(懸崖造り、139本の柱)

特殊建物     門(仁王門、西門、轟門、北総門)、随求堂下の胎内めぐり。

お勧め文化財

お勧め仏像      十一面千手観音立像

お勧め絵画

お勧め庭      成就院の「月の庭」特別公開のみ

パワースポット    音羽の滝の霊水、地主神社の恋占いの石

花暦 花・時期    舞台から見下ろす桜、紅葉


京都観光NAVI 北法相宗の本山。西国観音霊場三十三カ所第16番札所。778年(宝亀9)延鎮上人が開山、798年(延暦17)坂上田村麻呂の創建と伝える。音羽山中腹に30近い堂塔伽藍が並ぶ。現在の主な堂塔は、1633年(寛永10)徳川家光の再建。‘清水の舞台’で知られる本堂(国宝)は寄せ棟造り、檜皮葺、寝殿造り風の優美な建築で、十一面千手観音立像を安置。舞台の下方に音羽の滝、谷を隔てて安産祈願の子安の塔(重文)がある。ほかに仁王門、馬駐(うまとどめ)、鐘楼、西門(さいもん)、三重塔、経堂、田村堂、轟門、朝倉堂、釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院など重文指定の建造物がいらかを連ねる。1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。建立:現本堂1633(寛永10)年再建 創建798(延暦17)年、平安時代初

その他情報1 奈良末期778年に僧延鎮が開山し、平安建都間もない延暦17年(798年)坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝える。現在の建物の多くは、寛永8年から10年(1631年から1633年)、徳川家光の寄進によって再建されたもの。清水の観音として平安時代以来多くの人々が参拝。参道を上りつめると、東山の音羽山を背に仁王門、西門、三重塔(いずれも重要文化財)が迎えてくれる。春の桜と新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを背景にした懸崖造りの本堂(国宝)は、断崖の上にせりだし、市街地の眺望も最高。あわせて15の堂塔(いずれも重要文化財)が建ちならぶ。

その他情報2 清水寺の境内を通り抜けると、石段が続く小さな神社が見えてきます。縁結びの神様を奉る神社としては京都最古といわれる地主神社。全国から恋の悩みを持った多くの方が訪れます。一見すると近代的な雰囲気が漂う神社ですが、実は縄文時代から伝わる遺物も残るとても歴史ある神社「恋占いの石」が置かれています。目をつぶったまま歩き、石から石に辿り着けば恋が叶うとか

公的案内資料 https://www.kiyomizudera.or.jp/、https://www.jishujinja.or.jp/

「清水寺境内案内」です。広大ですので、凡その配置を知ると便利です。

清水西門」です。左手の五条坂から来ると正面になります。
帰りは右手産寧坂へ。仁王門は写真右側にあります。

「清水の本堂 舞台」です。日中は物凄い、
観光客に驚きます。できれば早朝がお勧め。

舞台から望む京都市街です。


「子安三重塔」付近からみた、清水寺全景です。
正面が本堂舞台、左が三重の塔

「音羽の滝」です。清水寺の言われはこの水です。
珍しく観光客がいませんでした。



      

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