京都撮り歩き(101)洛中の護王神社と慮山寺を巡る。

  今日の京都撮り歩きは御所周辺で人気の高い2つの寺社、護王神社と慮山寺をご案内します。昨日の相国寺より、徒歩20分ほどで、今日のご紹介の寺社へ行くことができます。京都御所、仙洞御所、相国寺と今日の護王神社と慮山寺は是非、御所四周の見所の一つでいかがでしょうか。どちらも、観光案内には余り紹介されていない、穴場です。

 今回はまず、相国寺から、護王神社をたどり、次に御苑を横断して、慮山寺を巡ることにしました。カメラの電池が心細く、慮山寺の写真はどうも、失敗したようです。やむ終えず、もう2箇所ほど予定していましたが、切り上げることにしました。したがって、慮山寺は公式HPほかの写真を拝借しています。

 先ず、護王神社ですが、昔は高尾山にあったそうです。こちらは若い女性が多く集まる、パワースポットで、子育てと足腰を護る、神社として、京都では有名です。珍しい、狛犬が猪となっています。和気清麻呂が鹿児島に流されるとき、猪が守護した伝説からといわれています。

 また、清麻呂の姉の広虫が孤児院を設けたことにより、子育て明神として、知られています。もう一つのご利益は足・腰の痛み封じのお守りで有名で、高齢者が多く訪れます。今日11月1日いの刻が夷詣りで有名です。また、紅葉の時期、ここの、銀杏の古木の黄色い大木が撮影ポイントです。

 次は御苑を横断して、慮山寺に向かいました。慮山寺は園浄宗という、宗派の大本山ですが、普段はこじんまりとした、通り過ぎてしまう寺院です。当地は紫式部が夫と死別後、ここで、源氏物語を書いた、邸宅があったとされています。お勧めの白砂と苔の「源氏の庭」に桔梗の咲くころに訪れられることをお勧めします。 また、ここ慮山寺は節分の時の「鬼法楽」でのユーモラスな太鼓と法螺踊りが有名です。

2つの寺社データをしたの表に纏めておきましたので、御所を訪れたときは是非、足を延ばしていかがでしょうか。


護王神社から慮山寺へのルート 紅葉の頃の御苑はお勧め

今日の寺社データ

護王神社


「護王神社」です。御苑前にあります。通に面しています。
思わず通りすぎるところです。

入り口に鎮座する「狛犬」です。珍しい夷の狛犬です。


「護王神社本殿」です。今日11月1日に「亥子祭」があります。
若い女性が多く参拝していました。銀杏の古木の紅葉が素晴らしい。


②慮山寺



こちらが「慮山寺」です。余りめだたたない、寺院でしょうか。(HPより拝借)


「源氏庭」の桔梗です。お勧めの撮影ポイントです。

「源氏庭」です。紫式部が夫と死別しここで源氏物語を書いたそうです。
縁側に足を伸ばして、しばし、佇んでみました。




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