京都撮り歩き(103)洛中の下賀茂神社を巡る

  今日の京都撮り歩きは賀茂川と高野川の合流地点に近い、三角州にある、糺の森の奥に鎮座する、京都最古の古社である、「下賀茂神社」をご案内します。この、「下賀茂神社」は朝廷の信頼の厚い、王城鎮護の社です。東・西の本殿は国宝に指定されています。

 ここの、お勧めの時期は紅葉の頃でしょう。筆者は2度訪れました。最初は木々の色ずきに眼を奪われ、社殿の構造や配置に記憶がなく、再度訪れ、建物の写真を撮りなおしました。普段は、ひっそりとした古社ですが、下賀茂と上賀茂の2社で行われる、葵祭り(京都御所から、下賀茂経由して上賀茂神社にいたる)、も有名で、この時期、多くの人が参集します。葵祭りは例年5月15日です。来年は大丈夫でしょう。是非、ご覧されることをお勧めします。

 2回目に訪れたときは日が良い時なのか、糺の森、社殿をバックに、多くの新郎、新婦とカメラマンがおられました。本殿にも大勢の方が祈祷に昇殿され、久しぶりに京都の賑わう様を見たようです。

 糺の森と小さい清流が流れ、市内にいることが、信じられない、静寂さを味わえます。ケヤキ、えのき、椋の木など、40種類の木々に囲まれ、紅葉の時期は多くの写真家が訪れます。

 また、鳥居を過ぎるとすぐ、左手にある、河合神社も忘れずに、訪れてはいかがでしょうか、こちらは下賀茂神社の摂社の一つで、日本三大随筆である、「方丈記」の著者・鴨長明はここの神職の家に生まれたが、重職につけず、世を憂い「方丈記」を記した庵があります。

ここは女性に人気のパワースポットの一つ「美の神様」でしられ、若い女性で混雑します。今回は、数多く写真に収めました、是非、スライドをご覧ください。

時間が許せば、賀茂川沿いを少し上ると、京都植物園はお勧めの都市公園で野鳥にも出会えます。筆者はバラ園を堪能しました。

糺の森に迫る住宅地と奥に鎮座する、下賀茂神社です。
京阪出町柳駅から徒歩15分程です。写真右側が高野川です。


今日の寺社データ



下賀茂神社参道です。鳥居の先が楼門です。
糺の森、小川はスライドをご覧ください。


「楼門」です。新郎・新婦と親族が多く集まり撮影会でした。
詳細はスライドをご覧ください。

「下賀茂神社本殿」です。多くの方が昇殿して祈祷を受けておられます。

「御手洗川」です。泡の形がみたらし団子の言われのもと

河合神社本殿」です。詳細はスライドをご覧ください。

     






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